HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

4月14日天気晴朗なれど波高し

雪も大分消え、田んぼの残雪もまだら模様になり、農作業の
めども漸くついてきた我が地域。
季節は全国的には春真っ盛り、しかしながら当地は水仙が
漸く蕾が膨らんだ程度である。桜の開花にはまだ時間が
必要である。さて製造業における春はいまいち、生産計画の
乱れは刻々ひどくなっているようで、毎日が変更やら組み直し
等で、末端製造業にとっては悩ましい日々が続いている。
なるようにしかならないだろうが、達観するには希望がない
同業者の情報などでも、リーマンショックから漸く立ち直り
かけたのに、今回の東北大地震、福島原発事故等により
又大きく後退を余儀なくされている。
殆どの製造業が輸出によって、維持してきたものが此処に来て
急速な衰退に、見舞われている。"ものづくり"の復興も
被災地復興と同じように、重要な観点と思えてきた。
経済の根幹をなす"ものづくり"産業の平常化こそ新しい
被災地域作りと震災復興に、大きく貢献するものと思える。
製造業よ荒波を乗り越えることに、全力を尽くそうではないか

一面は原発事故関連

福島原発事故「レベル7」一面の見出しである
昨日プロ野球がセパ同時開幕で、一斉に開幕戦が行われて
いたが、心から楽しめる情況ではなかった。
原発事故に対する今後への不安が、日を追って大きく
なっていくのが、現在の国民の気持ちだと思う。
収束のめどさえ立たず、総理は一歩一歩安定に向かっていると
発言しているが、国民から見れば一歩一歩悪化しているように
推測される。テレビではお題目のように国民へのAC
コマーシャルを流し続け、心の安定と結束を呼びかけているが
最近では、うんざりするコマーシャルに思える。
小手先の事故対策、幾多の委員会の増設と復興対策会議
一ヶ月もの期間を有して、会議を重ねて青写真を作るという
避難民対策と原発事故対策と、二面作戦で大変だとは思うが
まずは最悪な状態にある原発事故を、全力で収束への
道筋を固めてもらいたい。
被災者支援は、民間でも出来るが原発は民間では手が出せない。
今日も長男はJC仲間と宮城県の被災地に、朝早く炊き出しに
出かけた。

メイン銀行新担当者来社

いかにも若々しい、背の高いフレッシュな若者が
上司に付き添われ、北部法人担当者として挨拶に見えられた
「年いくつ」と聞くと「25歳です、色々と教えてください」
若い人はさわやかですね、今震災の復興に全力を注がなければ
ならない国難にあって、これらの若い力が大きな力に
今後なっていくであろうが、持ち場持ち場で最大の努力を
伴いながら、すくすくと成長される事がこの国の将来に
光明を見出し、復興へのエネルギーを増大していく事に
なろうかと思える。若さとはそれだけで希望が見える。

朝礼

週明けの月曜日は、毎週全員朝礼の日となっております。
全員が交代で当番をし、一分間のスピーチを行うことに
なっています。常に心に思っていることを社員一同に
伝える、はじめは中々話す事に抵抗があったようですが
最近は、話す事に各自自信が出てきたようで短い時間で
言いたい事を、的確に伝えるように各自がなってきて
いい傾向の朝礼に、なって来てます。
社員同士のコミニケーションが、社内全体の連帯に大きな
役割を果たすことは当然の事ですが、一人一人にとっても
話す事の楽しさや、語りかけることにより自分をより、理解
してもらえる事は、自分の成長をより促していく事に
つながり、それにより会社全体の雰囲気も明るくなり
意欲ある"ものづくり"集団を確立できる気がいたします。
困難を乗り切るためには、まずはお互いの理解と連帯が
大きな視点となって、力を発揮する事でしょう。
頑張れ日本、頑張れ東北、頑張れ"ものづくり"。

4月10日会社周りの春

残雪とこいのぼり


早く咲きたいと桜並木


こぶしのつぼみも開花の時を待っている


小川の流れも明るさを取り戻している


雪囲いも取れて太陽が一杯