HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

東京より来客

長年取引願っている東京の取引会社より、来社された
震災後はじめての来社であります。
我が社でOEMで生産している、製品の改良打ち合わせで
見えられた。リーマンショック以来漸く七割程度まで
売り上げが戻っているがもうひと頑張りと、話されていた
幸いにも震災による二次被害的兆候は今の所ないという。
ただ一部の購入品の納期がまだ遅れ気味で、入りにくい
と話されていて、其の事については我々も
強く感じていることです。

おりしも其の日国会では、ごたごたと茶番劇場上演の
真っ盛り。前日宣言していた攻める側の親分は、戦場逃避
其の子分たちも二人を除いては、寝帰りを打つ
野党も与党も嘘で固めた国会運営、観客席の震災被災者や
国民にとっては、最低の劇場鑑賞であった。

製造業一部に明るさが

震災の影響が被災地は当然のことながら、製造業全般に
大変な影響を及ぼし、今年2月頃から漸くリーマンショック
の衝撃からの景況悪化から、抜け出せる兆しが出てきたとき
3・11の東日本巨大地震の被災で、又大きく自動車関連を
頂点に、製造業全体の減産を余儀なくされ二割生産とか
四割生産を余儀なくされている現況の、製造業にも
6月に入って一部工作機械メーカーや建設機械メーカー
の増産計画が始まった。6月7月生産が従来の30%増の受注
であるという。自動車関連も各メーカーとも8月には当初
計画を前倒しで、震災前の生産数に戻れるという
大変喜ばしい事である。民間の力強さを感じる。
それに引き換え政局闘争に血道をあげ、被災地復興も延々と
して進まず、瓦礫撤去さえ満足に出来ない情況は
誰の責任なのか、国会議員全員の責任である
我々国民にも責任があろう。こんな情けない人達を
選んで当選させたのだから、反省してます。

放射能と国民Or蛙と熱湯

熱湯の入った鍋に蛙を入れると、瞬間的に飛び跳ね鍋の
外に、逃れるという。しかし水の入った鍋に蛙を入れ
少しづつ時間をかけ暖めると、最後には蛙は茹って
命を失うという。今福島原発の放射能は漏れ続けその量は
限りなく大地や生き物の中に堆積していっている。
非難している原発被災民も、このままでは永久に帰ることなど
出来ないであろう。福島県民以外の国民はこの原発事故に
対して、どれほどの危機感を感じているか。
政府の収束への施策を聞いていると、何とか時間をかけると
安全に収束されると言う。しかしながら最近この事故は
容易ならざる超危機的な情況ではないのかと、思い始めている
放射能が時間をかけて、堆積されることは水から温められた
蛙のように、初めあまり危機感を感ぜずどうにかなると
思っていたのに、蓄積量が増大し動きが取れなくなり
放射能汚染列島にもなりかねない。
どんなにお金をかけようが、政府が先頭に立ち一秒でも
早く放射能が漏れるのを止めてもらいたい。
現在進行形に終止符を打つ、これこそ政府の最重要事項だと
思うのですが、野党も内閣不信任決議案など提出している
時では無いと思うのですが。なんのための国会議員ですか

六月一日、夢とプライド

仙台九時の約束で、二名の社員が顧客先に納入装置稼動の
ため朝6時半ごろ出かけた。ご苦労様である
最近出張が多い、装置仕様の打ち合わせやら見積もり資料の
検討やら、顧客の要望項目が細部にわたって、多くなって
来てるのと、コストの削減要求が強くなってきている。
我々が手がける産業用装置は、リピート品が非常に少なく
殆どが一品物で、仕様打ち合わせに始まって設計から据付
まで約三ヶ月を要する。部品種類も平均1000点以上あり
設計陣にとっては毎日、身を削る思いで設計に当たっている
見積ミスが大きな損害をこおむる事もしばしばで、リスクの
大きな職種であることは間違いない。
しかしながら、物を作ってそれが稼動しラインの中で
製品が順調に流れ出す光景を見たときは、喜びひとしお
自分達で作った機械が、家電メーカーや自動車メーカー
の工場で稼動し、それらの機械で作られた製品が世界に
輸出されている。それを思うと社員たちの心にはプライド
と限りない"ものづくり"への夢が、広がる
少々のリスクがあっても、撤退できない分野だと思っている
常に勉強し、ノウハウを蓄積し儲からなくてもプライドと
夢を社員たちに持ってもらう。さて今日も頑張るか。

衣替え

いよいよ明日から衣替え、作業服も半そでに変わり
初夏の装いの基での、勤務となる。
台風一過であるが、今朝はまだ肌寒いし地盤沈下の海岸地区
の震災被災地では、大潮や増水の影響で土砂崩れや
冠水に悩まされていると、報道されていた。
そんな情況をかんがみず、政治やたちは不信任案を出す、出さぬ
で、政争の真っ只中与党も、野党も震災復興や原発事故の
収束と被災者の方々の今後の、生活のなりわいを
何時刻も早く、復興させる施策を講じることが
今一番先決課題であろうに、なぜ協力しあわないのだろう
喧嘩は、それらに目処がついて落ち着いた後にやればいい。
今の政治やたちは、幼稚園児以下の志向しかないのか。
緊急時の真っ只中で、総理大臣を変えるとは、自殺行為で
在ろうに。
政界では衣替えはまだ早いのではないか。