HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

ながい産業フェア第一回実行委員会

長井商工会議所主催で10月15日(土)に開催される
産業祭について、地場産、総合支庁、西置賜産業会
共催団体からの代表と、主催会議所の六部会代表からなる
実行委員で、内容検討会議が開かれた。
展示、物販、飲食、実演、体験教室、イベント、ステージ
キャラクターショー、抽選会等々の盛りだくさんの内容で
集客を図り、地域商工業者一丸となっての結束を示し
震災後の風評などを吹き飛ばし、頑張れ東北を合言葉に
地域の活性化を高める。商工会議所の本来の業務を実戦
するには、またとない事業と思われます。
無事成功させるには、実行委員一人一人の結束と行政の
バックアップが、大きな鍵になることでしょう。

夏の終わりの郷愁









久しぶりに天気が良い。
仕事部屋の窓をがらっと明け、朝の涼しい空気を入れる。
其処から眺める景色は、そこそこに夏の終わりを感じさせる
みんみんの声、おはぐろトンボの舞う姿、鬼やんまが
部屋に飛び込んできたり、自然に囲まれたこの部屋が
好きである。現場から離れているため機械の音が全く届かない
道行く車のタイヤ音や、木々の葉を通り過ぎる風の音ばかり
時々孤独を感じて、現場の機械の音を聞きに行く。

装置産業の苦悩

最近設計後の検討会議が、長時間に渡る事が多い。
会議のコンセプトが、機能を保ちづつ如何にコストを
削減して製作するかがテーマである
現場と設計部門との厳しい検討が行われる、設計変更や
加工工程の短縮も含めて話が続くため、つい長時間になる
最近の装置産業へのコストダウンの要求は、激しさを増して
おり、引き合いはかなり有るのですが価格の面で
折り合いがつかない件数が多くなっている。特に設計部門に
おいては予想もつかなかった高度な制御部分が、途中で
付加されたり、メカ部分で超精密な精度を出さないと
検収がNGになったり、とかくアフター作業が増大してくるのが
最近の装置の特徴であり、海外で出来ない技術を要する
機械が多くなっているのが現状である。コストをかければ
クリアーできるが、それでは採算が取れなくなる。
受注段階では、大よその積算で見積もりをぎりぎりで出すと
最終集計で大きな赤字がでて泣くはめになる
余裕をもって見積もりすると受注できない。
なかなかジレンマの多い業種であります。
そのための検討会議を真剣に行わないと、経営が成り立たない
業種であり、好きだからやっているがそうでなかったら
業種変更したい位とつくづく思うこのごろである。

無駄な講演が多い

様々な会合でなになに研究所の誰々の講師による講演と
いうやつが多いが、いつも思うのだがデーターの羅列や
理想論の羅列の話が多い。データーにしろネットで取得
したような、誰でもが解かっているようなデーターで
お茶を濁している。現場での調査や意見等の集約もなく
だらだらと一時間もつき合わされるのでは、たまらない。
得てして頭の好い人や学者タイプの講師には
その話の内容にがっかりさせられる時が多い。
講師を選択する側も聞いて見ないと解からないから始末悪い。
我々中小企業にとっては、現場主義で現場の中から物事を
掘り出し考えている。その延長線から理論や方向を
見つけ出していくくせが、附いているからかも知れないが
机上の論理にはどうも附いていけない。
政治家にしろ官僚にしろ学者にしろもっと現場を知っての上で
指針を述べてもらいたいものだが、とかく鳥の目だけで
虫の目の感覚が乏しい講話になるから、眠くなるし
時間を無駄に使わされたような空しさに終わる。

肌寒い朝が続く

此処のところ梅雨時のような天候が続いている。
ただ気温はめっきり下がり、10月初旬のような感じで
朝夕が肌寒い。電力不安もどうにか叫ばれなくなったようで
気温低下の影響で、食欲も増してきた。
景況の立ち直りも秋先からと言う話もあったが、一部を
除いては、その芽もまだ鈍いやはり円高情況が影響してるのか
それとも、政府の新トップが決まるまで様子を見てるのか
景況も外交も震災復興も相変わらず、肌寒い時期が続いている
福島原発の様子もあまりメデァで、取り上げる事もなくなり
喉元過ぎれば、暑さを忘れる感じなのか、それとも次々に
新しい社会事件が発生し、それに追われているのか。
それにしてもこのごろ、グローバル的視野という言葉を
忘れたように、政治家たちは内向き志向で、ご都合主義
的発言の中で、"我田引水"に走り何でもありである。
子供たちの目には、同映っているのだろうか。
所詮なるようにしかならないのは、分かっているが
自分も含めて、目の前のことに一喜一憂する様を見ると
人間て皆同じなんだなあーと逆にほっとする。