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水中ロボット「ザリガニ君」プレゼン出張

七日八日の二日間をかけて、業者の方々の総会と講習会が
静岡県熱海市で南は長崎、北は山形から43名程の参加で
開かれました。私も便乗して新しく開発した水中ロボットの
プレゼントと熱海市と、日本水中ロボット調査清掃協会の
ご好意により実演と操作講習会を、開かせて頂ました。
様々のご意見等が、出ましたが概ね評価は良だったようです
購入して使ってみたいと言う会員の方々も、4~5社有り
希望を持って帰ってきました。次回は1月大阪でのプレゼン
の機会も確約してまいりました。業種の違う方々への
プレゼンも中々骨の折れる感じで疲れて帰ってきましたが
熱海の海の美しさと温泉でしばし癒されてきました。




星空の下で(8)

「あれは新校舎に移ってからの、最初の実習だったよね
砂型鋳造でアルミ材を鋳込んで、灰皿を作ったよね」と平井
「そうそう我々のクラスの大部分の連中が、自分で鋳込んだ
灰皿を自宅に、持ち帰った事件だろう」私が口を挟む

当時は新生高校が故、教材にしろ物品にしろぎりぎりの数や
量で、授業を行っていた時代で、夜我々が実習で作った灰皿を
次の日昼間の生徒が、溶かして又灰皿鋳込みの授業を受けるため
前の夜鋳込んだ灰皿を、夜の生徒が持ち帰ったため材料不足で
授業が受けられなかった。それが灰皿事件であった。
次の日の授業最初の時間担任の先生が、全員に「灰皿を持ち
帰った者はすぐ帰って、持ってきなさい」と一言続けて
「クラス全体でどう対処して、反省の意を表すか決めなさい」
と言葉静かに言い話すと「今日は授業なしホームルームに
するから話し合いをしなさい」といって職員室に帰ってしまった

「全員坊主になって、反省しよう、そういったのは平井
お前だったよな、もともとお前は坊主頭だったから
抵抗はなかったものな」加藤が話し始める
「俺だったかな、覚えていないよ、でも皆それしかないと
言ったのは覚えているよ」
「でも最後まで頭を切らなかったのが、渡部(30代半ばで逝去)
だったよね、最も彼は仕事が外交だったから抵抗が大きかったんだろう」
「切るまで二週間粘ったものね」

このクラスは団結が強く、個人が起こしたトラブルも学校内
で起きた事は、全員で何とか解決して行こうと言う雰囲気があり
一緒に入学した仲間は、停学とか退学或いは職場の都合等で
脱落することに、対しては非常に敏感で、最後まで1人残らず
卒業しようとの思いが、人一倍強かった。そのため協調、協力
の意識は一人一人非常に強かったと思う。

降雪の時期に備えて

長井市のツツジ公園も、樹齢200年を越す白つつじの雪囲いが
なされ、オオハクチョウも冬場を乗り切るために、刈り取りの
終わった、田んぼでせっせっと落穂をついばんでいいる。
我が家もちっちゃな庭の、樹木の雪囲いが終わり
準備万端。11月に入り雪国の村々では、今が降雪に備えての
種々の準備で忙しい。隣組の契約と称しての年一度の
コミニケーションの酒飲み懇親会も、そこそこで活発に
行われ、厳しい季節を迎える中でいっそうの協力体制を
確認しあっている。隣組と言う絆は在郷に行くほど強く
結ばれている。昔から厳しい降雪の時期を乗り越えるための
隣近所通しの生活の基本となっているのかも知れない。
都会地の人情の希薄や崩壊の中にあって、今だ残っている
地方に置ける隣組の契約の風習、今後もぜひ長く残して
行きたいものと思っている。


二日酔い

昨夜会合があり、久しぶりに深酒帰宅時間が日をまたいで
しまった。朝ぼーとして一時間の遅刻。
めったにない事ながら二日酔い。こうゆう日に限って
出社そうそう来客の連続で、対応でもとこか悪いのですか
と問われるくらいの、さえない顔をしてたみたい。
昼時又工業会の会議に、出席その足で散髪に出かけ
頭をスカッとしてきた。社に帰るとまたまた来客
なんとまあ、気ぜわしい一日になりそうである。

日本のものづくりがなくなる?

今V字型の勢いで、"ものづくり"の生産拠点が海外にシフト
されている。今までもその傾向が加速はしていたのですが
一部の中小企業の国内ものづくりを除いて、今年はかなりの
国内生産拠点が、海外にシフトするか撤退するか、国際競争に
敗退して、退却する中小企業の数が倍増しつつあると言う。
もちろん原因は、様々あるが海外の生産インフラに対して
国内インフラが、劣化しているため輸出立国の存在そのものが
成り立たない情況に成ってきていると、各メーカーが
異口同音に、唱えてきている。可っての"ものづくり"
一等国が今や三等国に成り下がる運命になるのか、心痛む
情況が、毎日のように報道されている。それに引き換え
お役人さま達の待遇は、依然として国が高級優遇、民間の
国民は、絞りに絞られギリシャを上まる、借金の穴埋めに
身を削られる増税を強いられる事になる。
どこかおかしいよ、この国のは。
身を削るのは国民すべて、等しく行う発想がかけている。