HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

激動する地元経済

業種によって、地元事業者間で格差が広がっている。
今日仙台より商社の発注担当者が、来社され岩手、宮城、
山形、福島各地域製造業の景況と今後の見通し等について
其の方のエリア内情報について、話していかれた。
彼の商社は製造業と大手メーカーの仲介を、生業としていて
其の東北支社に勤務している。彼1人の年間扱い額は約5億
だという、様々の業種の中で今一番停滞しているのが
半導体関係、プレス金型関係、家電関係の業種は其の他に
比べると、かなりの苦戦を強いられているという。
其の中でも、地域別によると福島圏内はごたぶんにもれず
企業移転が、他県にシフトし始めているか、今後そうする計画
をもつ企業が、急増していると言う。そんな中で仙台圏内の
活性化ぶりは、他の地区と比べ群を抜いている情況だという
比較的落ち着いているのが、自動車関連の製造業。
しかしながら、この業種も中国、インドネシア、メキシコ
等に部品生産シフトが、東北圏内の関連企業でも
急激に増大の一途をたどっており、此処二三年で大きく
地域製造業の様子が、変わってくるであろうと話されていた。

「じいちゃん」パソコンほしい

夕食後自室にこもって、書籍を読んでいるとコンコンと
ドアーをノックする音。
「どうぞ」と応えると、今春小学四年生になる
孫娘が入ってきて、「今晩お泊りいい」
「お母さんに言ってきたか」「言ってきた」と言いながら
さっさと私のベットにもぐりこんでしまった。
布団から顔だけ出して、テレビを見始めた。
しばらくして「私も今度四年生になるから、パソコンほしい」
「じいちゃん買ってください」と笑みを浮かべた。
うちの家族は、息子夫婦、妻共々みんなそれぞれに、
パソコンを持っており、ネットでの情報や買い物を楽しんで
いる。旅行なども全てネット上でホテルの予約等を
行っている環境なので、彼女も仲間入りしたいのであろう。
しかしながら子供の成長は、"光陰矢のごとし"誠に早い。
この子がお嫁に行く頃、この日本国はどうなって
いるのでしょうね。原発の事故は修復なっているか。
少子化は、高齢化は、経済は、3.11の復興は、幸せな国民
環境になっているのだろうか。

歯痛に悩まされる

二三日前から、歯が浮くような感じでいたが
夕べは歯痛で、熟睡できなかった。
何年かぶりの歯痛であり、仕事に身が入らない。
この痛さだけは、我慢できないのが特徴であり心はいらいら
沖縄の普天間基地移転で、民主党政権が思うようにならない
とげの痛さで、いらいらしている様にも似ている。
六月解散が、ささやかれ野田総理も連日歯ならず、
頭の痛さに、夜も熟睡できない状態であろう。
歯痛は歯医者で、解決できようが政権の痛さは、解散で
政治の憂いを取り除くのは、無理に思える。

零細企業の親方の意識

国内製造メーカーの長期展望を見るとき、国内消費の新しい
方向性を考えるものと、海外市場を考えての戦略と
今大きな、岐路にたっての大きな方向転換を、余儀なくされて
いる事は、地方で製造業を営む中小企業の経営者の方々も
充分に理解している。それでも海外展開を出来る規模の
中小製造業は、まだ生きる道はある。
(輸出関連企業に携わっている、中小企業)
その体力の無い地方の零細企業に、とっては今後まだまだ
厳しい景況が加速するのは、目に見えている。
国内消費関連の"ものづくり"に参入しようとしても、新しい
それらの産業は、まだ試行錯誤の情況であり、従来のそれらは
既存のメーカーの、壁が連なっており容易に参入できる
事も難しい。
其処には、海外展開にしろ、国内消費品生産にしろ
現状はわかっていながら、手法がわからないで手が付けられなく
従来の手法で、国内生産の衰退をただ待っている、地方の
零細企業の姿が、少なくは無い。そんな中何をしたら
乗り来る方法があるのか、最近深く考える事が多い
しかし結論は出ない。一度頭の中を白紙にして「経営」と
言う本質的な意味を、考えて見る事にした。
経(きょう)営(いとなむ)この経営という文字を、別な角度
から、考えて見ると「今日」或いは「お経のきょう」を
「いとなむ」とも理解することが出来る。
ちょっと哲学的理解とも、取れるがまだまだ、勉強しないと
自分の「本質的経営」に意識を改革するには時間が掛かり
そうである。それが理解できた時、現状を踏まえての方向性が
見えてきそうである。

なごり雪

2月も後三日を残して、季節も確実に春の門戸をたたいている
昨日の好天気で春の日差しの一日から、今日は一転
冬将軍の必死の抵抗で、冬に逆戻り。
季節も押したり、引いたりして確実に三月を迎える
三月と言う月は、お別れの月でもある、卒業、転勤。
それぞれに共に過ごした、仲間たちとの離別の時を向かえ
人生の中で別れと出会いを繰り返す、踊り場の季節でもある
今年も母校の卒業式に、まぬかれており若者たちの達成感に
あふれている、姿とご父兄たちの喜びの表情と、巣立つ
子供たちに、ちょっぴり寂しさの思いのご父兄の姿を
みることになる。私も毎年この光景を眺め続けて
久しい。それでも毎年その場の感激に新しい感動を覚えながら
年を重ねてきた。私も三月生まれなのでひとしお、
月日の流れの速さに、思いをめぐらすのもこの月であります。
"なごり雪"の名曲に、卒業する生徒達の姿を重ね合わせる
日もまじかである。