HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

4月2日 新しい中間達との出発

新人入社、育児休暇よりの復帰社員を含めて、今日から
活気づいた日々になりそうである。
組織もそれに合わせ、多少の移動もあり本日より二、三日
ざわざわしそうであります。
早速営業は、顧客各社への新年度設備予算に、向けての
受注活動を始めなければと、意気込んでいる。
今期こそ「さくらさく」の吉報を得たいものである。
残雪が残る春の訪れであるが、一斉に花々が開く時期が
もう目の前に迫っている。

年度末

来週から新年度の始まり、新入社員の受け入れと社内教育の
始まり、組織変更が多少あり暫くの間、気ぜわしい。
新しい年度計画の中で、会議等が多少回数が増えより快適な
社内環境を構築し、社内の「そうれんそう」をより活発に
行い、全体のスキルアップを図って行きたい。
業界全般の情況は、全体的に仕事量はアップする予想ではあるが
より一層のコストダウンを、強いられるのは確実であり
それを行っていくには、社内構造をよりしっかりしたものに
作り変えていかなければ、なしえない事である。
一人一人の意識改革と、問題共有の心が根づかないと
会社全体の繁栄はありえない。そんな思いの中で
年度末の最後の日を過ごしている。

西置賜産業会三月例会

タスホテルにて、参加者20名にて行われた。
始めに業務報告と24度の新規事業等についての説明の後
荘内銀行長井支店、瀬尾雅広支店長の「中国(上海エリア)
ベトナム(ハノイ)視察報告」の演題で講話をいただく。
視察地区の「製造業」「商品販売」の情況と当地の経済
インフラ等について、様々な観点からお話をうけました。
躍進する産業と経済の実態が、より鮮明に語られ
人口比率が完全なる、三角形の年齢分布の中で
働く人達の躍動振りが、目に見えるようなかんじでした。
映画「オールウエーズ」40年前の日本の姿を見るようでした
と、感想を述べられていました。
歴史は今国を変えて、次々に繰り返し発展していくの
でしょうが、若さあふれる東南アジアの国々の姿に
しばし克っての勢いある日本と若かった自分を、重ね合わせて
聞き入ってきました。

悪いやつほど良く眠る

中小厚生企業年金を食い荒らす、厚顔人間
年収七千万もの収入を得ながら、顧客は倒産寸前
顧客をだましながら、自分だけは正当であると弁明する
良くある、おれおれ詐欺にも似た行為。
拝金主義にすっかり染まり、金のためなら何でもOK
いやな世の中ですね。人生の終盤にきてなお金に執着
それも弱者の人から、甘い言葉で金を集める
金の流れは、低いほうから高いほうに流れる。水の流れとは
逆の方向とは、よく言ったものである。東電にしろ値上げを
認めなければ、電気の供給をストップすると恐喝する
権力とお金を持ったものが、君臨する社会、当たり前の
ことながらやりきれない思いである。
庶民はそれでも、こつこつとこの社会を支えている。

脱皮する

今日も社長、専務二人で朝一番に仙台のメーカーに
装置関連の、新規打ち合わせに出かけた。

社長交代から丸七ヶ月、新社長も日々フル回転で社内統率に
努めてきたが、漸く今度は顧客周りに本腰を入れ始めた
様である。営業や顧客とのコミニケーションに勉強の
日々が今後続くであろう。前社長のスタッフも少しづつ
交代し新社長のスタッフも、固まりつつある。

時の流れは、確実に社内の様子を変えていく新しい発想の
中で、時代にあった新しい人事や機構に社内全体が
脱皮しながら、進んでいく。私的にはちょっと寂しさも感ずるが
現実を推し進めることが、継続への力強い方向だと思う。

今日二十数年にわたって、私のスタッフを勤めてきた
幹部社員が、定年を大分残して母親の介護のため退職すると
辞職届けをもってきた。ご苦労様でしたと言いながら
辞職願いを受け取ったが、「母親には何もしてやれなかったが
残された時間を、全力で介護してやりたい」との彼女の
言葉に、引き止める言葉もなかった。