HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

胡桃拾い

今年も会社敷地内の胡桃の木にたくさんの実が、たわわになり
地面いっぱいに、昨日の風で散らばっていた。
今朝は出社すると、胡桃を箱いっぱいに拾う。
果肉を腐らかして、硬い実を取り出し乾燥させて保存する
大変手間のかかる作業であるが、食するときは自然のありがたみを
感じながらおいしくいただく。

店舗で剥きくるみを買ったほうが、簡単でいいが昔はほとんど
この時期、胡桃拾いに行ったもんだと、高齢者の方に聞く。
たまたま会社敷地内に、自生した木が太く大きく育ってしまったので
昔を味わいながら、今年も拾ってしまった。
妻には、「私だけ大変なのよ」と言われそうである

全トヨタ外来工事資格教育

昨日からトヨタ自動車関連工場での、設備等の工事をするための
資格を取得するため、四人の社員が仙台市で開かれている講習会に
三日間の予定で、出席しています。

全てのトヨタ関連での仕事を行ううえで、この資格取得が必要。
試験を受け合格しなければ、何度でも挑戦しなければならない。
参加社員には、頑張って取得するよう激を飛ばし送り出している
社内でもさまざまな、資格を取得している社員が若手を中心に
増えてきている。

"ものづくり"を行っていくうえでの資格も
数多くあり、人材育成への経費も馬鹿にならないが、次の階段を
一歩進めるためには、必要経費のもっとも大切なものと思っている。

なんの実?



秋の深まりの中で、山々の紅葉が美しく映える中里では、まだしっかりと
緑を保っている銀杏の木。
その回りの地面いっぱいに、ぎんなんの実が散らばっている。
その果肉が、強烈な臭いを放つ。果肉を取りその中の種の部分を
炒って殻を破り、中の緑色の部分を食べる。
癖になる味わいである。

義兄の逝去に思う

20日義兄の葬儀に、出かけてきた私と同じ年齢。昨年の今頃
仕事関係で上京したとき、自宅に一泊させてもらい同じ金属関係の
製造業を営む彼に連れられ、千住駅前の昭和の面影をそのまま
そっくり残している、細い道並みにびっちり居酒屋の店やスナック
類の飲み屋が、両脇に立ち並ぶ路地を回りながらご馳走になった
時の彼の笑顔が、心に焼き付いている。

昭和33年今は、スカイツリーが話題の観光対象になっているが
当時は、東京タワーが開設されたばかりでした。金の卵と称され
高度成長の、真っ盛りに中学を卒業すると15歳或いは16歳で
地方より上京し、働くのが大半の時代でした。

彼も私もその一人、私は途中挫折して帰郷しましたが、彼は頑張って
東京で土地を買い、家を建て、工場を作り二人の子供を義姉亡き後
28年間立派に育て上げ、これから悠々自適の生活で晩年をすごせる
時に、事業の後を引き継いでいる甥が、「おじさん後20年は生きてね」
との言葉に、甥の悲しみが胸を打ちました。
東京の空の下で、頑張り続けた彼の半生、昔の姿に戻った東京駅を
眺めながら、一人悲しみにくれてきました。


20日~21日長井工業文化祭

50周年記念事業「創造の鐘」除幕式生徒たちの自作によるもの
地域企業の展示