HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

花とつぼ



休暇中寒々とした、私の仕事部屋で小さな花が開いていた。
頭がまだ正月気分で、仕事の体制になっていない。正月気分から脱皮して
景況の停滞から脱皮して、新しい方向へまい進しなさいと花は、語っているように
小さなピンクの花びらが、ぼーとした目に染みとおってきた。

1月7日 今年の仕事始め



八日間の年末年始休暇を、終わり今日から新年度の仕事始めです。
今年もよろしくお願いいたします。

株高、円安で新しい政権の船出には追い風の環境のもと仕事始めに
なったようです。まだ実働のない状況での希望的観測での、株高、円安で
あろうが、それでも巳年の出発としては、縁起がよい。

弊社においても、年末からの計画の中で組織の見直しを本日社長より
発表があり、若手起用を中心に躍動感あふれる組織変換の中で、より着実に
目標を定め、連携と連帯を鍵に全員で事業推進を図ることを誓いました。

会社の方向性を社員全員で、理解しそれぞれ個々の人格を高める事。
それには、原点に戻って正しい生活的マナーをもう一度確認、挨拶、礼儀
服装、等相手に与える印象の向上から始めようと、私のほうから訓示しました。

来客に対する対応や、仲間同士の挨拶、返事、年上に対する言葉遣い
全ていおいて、せめて小学生に負けないくらいの躾を持った人にならなければ
いかに技術や技能が優れていても、人格的に優れているとはいえない。

欲張りのように思えるが、マナーと技術、技能が兼ね備わって初めて
仕事上での対人関係が、推進され会社の中身が向上していく、景況が
芳しくないから、貧すれば鈍するでは乗り切れないと、思うので全ては
自己責任の感覚を、いかにトップを元として意識していくかが
これからの、会社経営の要になるような気がしています。

全員が自分を、よい方向に変えていく事に努力する巳年にしたい。
わが社には、私を先頭に五人の年男が今年存在する。
これらが中心に、自己啓発の年になることを年頭に、心から祈念しています。

 2013/1/1元旦



あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。静かで晴れた元日今年は年男であり
大きな岐路の中、社員共々経営の安定化を目指して頑張りたいと思います。

今日で仕事収め

今年の仕事も、今日で終わりです。一年間お世話になりました。

来年は巳年私の六回目の年男の年です、巳年はお金の入る年と
言われていますが景況も必ずよくなり、お金も世の中全般に
沢山出回り、消費も増えいい年になると思います。

ゆっくり正月を過ごしたいと思います。
又来年よろしくお願いいたします。

創立42年の年末に思う

今年も健康で過ごせた一年に、感謝。二代目に無事バトンタッチできた事にも
感謝。歩んできた道のりは長いようで、振り返ればあっという間の時間にも
思える。昭和48年12月に二坪ほどの庭先の小屋で、始めた仕事
三度の工場新築で、脱皮しながら現在に至ったのも良き仲間に、恵まれ
良き顧客に恵まれ、良き妻に恵まれ全てに感謝の42年間でした。

会社の方向性を、21年前大きく変えたことも今まで維持できた原因の
ひとつと考えられる。
金属加工のみから、一歩脱皮して生産設備を設計、部品製造、組み立て
制御、メーカー工場への設置と生産装置メーカーへの道を選択したのが
21年前、それからの21年間ただひたすら社員の人材育成と、スキルアップに
勤めてきました。

時代も徐々に人件費高騰で、コスト削減をより進めないと
海外での競争に敗退する、状況も垣間見られるようになり、生産設備の
充実もより考えていく、時代の流れが進んできました。

それに伴い、生産基地を海外に移行する、メーカーが続出し、円高も伴って
この20年間その速度も、加速され国内での量産"ものづくり"の企業が
衰退してきましたが、開発や少量多種、あるいは装置関連企業は何とか
国内生産を維持してきました。最近では海外向け装置が約七割を占めるように
なり、海外生産基地でもコストダウンや品質向上のための、生産装置導入が
活発になってきてます。

思えば今会社を維持できているのも、21年前の方向変更の決断が
いかに大きな決心だったか、改めて思います。
ふと振り返ると私もそのとき、若かったし怖いもの知らずで進んで来ましたが
二代目がこの方向を完熟させる、経営をやり続けてくれるものと
期待して、42年間を回想している年末です。