HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

椅子と伐り株

職探しをする、若い人たちが今多い。
理由が今までの職場が自分に合わないから職場をやめたら、中々次の職場が
見つからないと言う。決して求人がない訳ではない。

自分に合う仕事が無いという、前の仕事はどのくらい勤めたのと聞くと
大概一年以内でやめている。退職した理由はいろいろあるが、ほとんどが
自分に合わなかったという。

職場に自分を合わせると言う発想が無い。自分に職場が合わせてくれるとこら
を選ぼうとしている。「では貴方は何ができるのですか」と聞くと返事がない
そこに伐り株があったから、ちょっとかけてみた、すわり心地が悪いから
また別の伐り株を探す。

椅子取りゲームは限られた椅子をそれにかけたい人が
凌ぎを削ってタイミングを計り、回る速度を調整し努力して、椅子をゲットする
それが、我々の生き方であったのにと、椅子取りゲームに例えて話してみるが
中々理解してもらえない。

能力を度外視して、能力以上の職場を探し続けている。
伐り株は、変えるごとに低くなるのが通常であることを、知って職場を
探すか、忍耐して努力しその職場で自分の能力を磨いて、伐り株を椅子に
変えていくか、能力を蓄えてから職探しをするか、
でないと座りたい椅子など永久にゲットできないと思う。

私の仕事部屋



時々忙しく、大半はのんびりと過ごさせてもらっています。

まだまだ春は遠い



でもなんとなく、春への匂い

同年代の有名人次々と逝く

歌舞伎界のトップ市川団十郎さんが、死去された。
立春を向かえ、南の地方では春一番の風が吹いたというのに。

この季節の変わり目、なぜか人も存在する世界を変えることが多いように
思える。大鵬に続いて又日本文化の大物の逝去である。
今日は、マイナーな気持ちである。


孫達の長井小学校雪明りに映えて




今日は立春、なれど寒さ厳しい。先週末の土曜日市内繁華街の雪明り祭り
に出かけてくる。雪灯篭にともされた"ろうそく"の灯火が、左右の道路に
ずらり。その幻想的な明かりの中に町並みが、おとぎの国のように
浮かび上がる。