HOME > 創業者の記憶 ~吉田功~

訃報

昭和40年代~50年代にかけ製造業の独立創業が、此処長井地区では
多くの創業者たちが、盛んに挑戦した時代でした。あれから40年~50年
創業者の年齢も、今や70前後の年を重ねている。

その中で、企業そのものが倒産したり、吸収されたり創業当時の独立経営を
保っているのは、私の知る限り2割くらいしか現在存在しない。
又その中でも、創業者自身が健在でいるのはもっと少ない。

昨日又その中の一人の訃報を知らされた。同年代の私にとっては寂しい
限りである。一代にして身を粉にして築き上げ、2代目に引継ぎをしたとたん
逝去である。残念至極であり競争相手を失った事に、無念の思いが心を
覆う。安らかな成仏を祈るばかりである。

6月9日梅雨入れの月曜日

長井地方の気温は朝は少し、肌寒いが雨量は少ない日が続いている。
関東以南では大分大雨が続いているようだが、この地域では空梅雨の模様。
会社周りの草が、伸び放題今週の研修日に、全員で草刈の予定。

今週も様々な会合が目白押しに、続く体調を整えながら参加の予定。
社内の所々の修復を行っているが、業者さんが忙しいのか中々進まず
まだ時間がかかりそう。25年も経過すると建物もそっちこっち、私の体のように
痛んでくるのは、自然の成り行きかな。

長井商工会議所工業部会総会

本日5時半より、タスホテルにて開かれる。
工業部会会員の情報交換が、一番のメインになりそうです。

最近の置賜地区の製造業の景況は、政府アベノミクスの提唱の中で
どれほど地域浸透が、なされているかと問われると、大部分の製造業に
とってNOと答える、企業の方々が多いように思われる。

確かに恩恵で、忙しく立ち回っている企業の方々もいますが、企業間格差が
あって、忙しい所と暇な所との段差が、大きいように思える。
生産品目や規模による格差、雇用人数の差、様々な原因で格差がついている様に
思える。

さて今日はどんな情報が、聞かれるか秋に向けての景況アップの話が
ぜひ聞きたいものである。

穏やかな朝

窓を開ければそよ風が吹き込み、緑美しく晴れ。カッコウの鳴き声が
仕事前の部屋まで、聞こえてくる。

梅雨の季節が西のほうから、浸透してきつつあるこの時期、まだ東北の
この地は穏やかな、朝を迎えている。

年を重ねると一日の過ごす時間が、新幹線のように早い。
六月を迎えたと思ったら、もう四日である。仕事の忙しさも落ち着き
設計陣は一斉に次の装置や、開発品の設計に入っており、現場は通常の作業
時間に戻っている。

お客様からの問い合わせも、多少静かになってきている。
人材も経験者の雇用が決まり、準備万端次の山場に向かって、営業の動きを
活発にするよう、指示を出す。

衣替え

社内制服が今年度より、新デザインに変更。
かねて思っていた生産方式も、お客様の要望も時代の変化から
従来の少品種多量生産から(ライン生産方式)から多品種少量生産(セル生産方式)
に適した、工場レイアウトもほぼ今回の2週間にわたる工事の中で
達成されたと、思っている。
衣替えの時期を境に、高付加価値生産を目指して動きだした。

今後はそれに適した生産設備に、時間をかけながら次第変更していく計画で
あり、商品開発、装置開発、高品質部品の製造等のこれからの日本における
製造業の役割を追及し、より優れた技術を構築するため努力する所存で
あり、この衣替えを境にグローバルな"ものづくり"環境の中で、生き残る
ことに努力したいと思っている。