山形県市町村惻隠等高齢者虐待防止情報交換会、現任者研修を開催しました。

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1/19(木)と1/20(金)の二日間、山形県市町村職員等高齢者虐待防止情報交換会、現任者研修を開催しました。

一日目の講義では

①「多職種連携について」酒田市地域包括支援センターなかまち大内剛氏よりチームアプローチに関してのポイントを軸に、役割分担の大切さと必要な心構えについて学びました。グループワークを織り交ぜ、多角的視点の持ち方が理解できました。
②「養護者支援」については高齢者権利擁護委員担当理事の菅より、支援対象としての家族介護として、家族は社会や個人とつながり、双方向に影響しあうシステムと捉える考え方を学びました。
③「セルフ・ネグレクトと意思決定支援」高齢者権利擁護委員長板垣氏より定義や具体的な対応から、意思決定支援については、意思決定能力が存在すると推定した支援の大切さを学びました。
④「依存・共依存、パーソナリティ障害について」山形県公認心理師・臨床心理士協会医療保健分野理事の三上貴宏氏よりパーソナリティ障害の概念と病理と特徴の理解から、具体的な対応としては、ルールを設定し、一貫性のある関わりを考えるなどの必要性を学びました。依存と共依存については、十分に頑張ってきたことをねぎらい、伝えることの大切さを感じることができました。

二日目は事例検討会です。
3グループ分かれ、それぞれ2事例ずつを参加者全員で入れ替わり検討していくという新スタイルで臨みました。
同じ事例でも、事例提供者の伝え方によっての参加者の理解度に差が出てくることや、参加者の視点の違いを感じられました。最終的に事例提供者の熟考に繋がり、具体的な対応に関して自信が持てたと感じております。
事務局はオンラインでの研修開催に関する会議や、虐待に対する理解や対応についての学習を重ね、ファシリテーターとして参加させていただいております。
今後も参加しやすく、実りの多い研修を目指して企画して参ります。

参加者の皆様、事務局の皆様、大変お疲れさまでした!!
報告:高齢者権利擁護担当理事 菅 東洋

2023.01.20:山形県社会福祉士会:[活動報告/高齢者権利擁護委員会]

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