複雑な課題を抱えた中で、生活の中の歪みの進行が取り返しのつかない状況になってしまえば、本人や関わる方々、その他の社会的影響は大きく、その分傷も深くなります。
外に出したくないデリケートな課題だけに、気が付いていても躊躇したり、介入責任の所在をはっきりさせないままに時間だけが過ぎ、孤立してしまう。
専門職が能力を発揮するところは「見立て」だと思います。
現在の多問題を紐解き、介入の糸口を探り、予後予測から計画を立て、対象者や関わる方を護りながら間口を広げ、手をつなぎチームで対応する。
適切な支援には、理論の理解と実践の積み重ね、その後の内省をチームで行うことが必要な着眼点であることをあらためて感じたところです。
誰しもが一人にならない社会へ、社会福祉士としてできることを考え続けること。すごく大事だと思います。
高齢者権利擁護担当理事 菅 東洋
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