上杉行列の歴史

 上杉行列は、5月3日午前9時30分から市内の特定コースを行進、その参加者は1000人、行列は延々2キロにおよぶ。
川中島合戦が導入されてからは、行列参加のメンバーがそのまま川中島合戦に投入されることから午前中のみの行進となるが、その前の時代は午後4時ごろまで行進が続いた。
 神輿渡御は伝統にのっとった編成で続いているが、上杉軍団行列は、毎年編成を変え、近年は上杉軍団のみ市内中央のまちの広場で上杉軍団出発式をおこない、駅に向かって行進、途中鼓笛隊やそのほかの行列隊と合流し米沢駅にてパフォーマンス、火縄銃の発砲、その後川中島へ行進。
 近年は次の編成で定着、コースは交通事情や川中島合戦の関連等で縮小されている。
 ◇神輿渡御 南部小前9時30分スタート
  上杉太鼓車-小学校鼓笛隊-ミスモーゼスレイク-稚児太鼓車-上杉節舞台車
  -上杉神社神輿-上杉鉄砲隊-直江兼続公山車

 ◇上杉軍団行列 まちの広場 10時30分スタート
  上杉騎馬隊-稲富流砲術隊-先手軍団-前備軍団-二の見軍団-右備軍団
  -本陣-左備軍団-後備軍団-後押軍団-少年28将-女子薙刀隊

このなかの、上杉軍団編成は謙信公時代のものに準じている。
イベント一般参加者は、近年上杉まつりが全国的に有名なイベントとなってから増えてきたもので、体験観光として人気を博している。
なお、「神輿渡御」の編成についてはあまり知られていないので次に記しておく
(昭和39年の編成)

  先駆-大麻-鉄棒-猿田彦-太鼓-大榊-神職-行列総指揮-錦旗(小)
  -五色旗-神職-稚児-伶人-神紋旗(小)-社号旗(松岬)-神職
  -楯-薙刀-翳-賽銭箱-稚児神輿-例大祭副委員長-信仰会青年部長
  -神職-巫女-社号旗(上杉)-神紋旗(大)-神馬-例大祭委員長
  -禰宜-賽銭箱-車童子-副牛-牛飼長-車副-綱引児童-神輿-車副
  -副棒-翳-薙刀-五色旗-裃供奉-少年武者-宮司馬車-幼稚園神輿
  -信仰会長-敬神婦人会長-上杉家-信仰会総代-鷹徳会代表
  (車両・騎馬別は省略)

 
2007.03.08:事務局:[上杉まつりの歴史]