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ゆる獅子着色

  • ゆる獅子着色
 先日型を作った、ゆる獅子のボディが出来たので試しに着色してみた。

和紙を貼り乾かし型から剥がして組み立てて、胡粉に膠を解いて温度を上げて何回も塗って

和紙のごわごわ感を無くす。

そして、ポスターカラーで着色だ。

最初なので、イメージとはちょっと違ってしまったが数をこなせば慣れるだろう。

子供の警護をもっとメンゴにしなくては・・・。

2016.03.09:shishi5:コメント(3):[獅子彫り日誌]

祭りの幻想

  • 祭りの幻想
目に浮かぶものを形に・・

祭りで見たようなシーン



鮎貝系の獅子舞をイメージしてみた






太鼓背負いと太鼓ぶち 笛吹き二人も後ろに居る

この太鼓ぶちは長井系

桐は生だとサクサクだが、乾かないと細部の仕上げは難しい

2016.03.08:shishi5:コメント(0):[獅子彫り日誌]

ついに出た!

  • ついに出た!
 山形新聞に成田公民館講演会の記事が、特集でようやく掲載された。

記者さんから数回、問い合わせの電話もあり何時出るのか気になっていた。

新聞掲載は影響力が大きい・・別の展開に発展しそうな予感もあるのだ。

まだ推測ばかりの話で恐縮だったが、少しは神社の獅子舞への関心の呼び水になったのではな

いかと自負している。

何と言っても秘伝の獅子舞の解説付きの実演は興味深く貴重な企画だった。

獅子連中の意気込みの表れであり、地域と獅子連中の確認でもあったのではないか。



 今回の講演の為に取材で判明した「伝説の成田の笛吹きジッチャ」の話は、二十年以上前に

総宮神社獅子連中の頭から聞いた話だった。

判明して喉のつかえが取れた様でスッキリだ。

総宮神社略史にあった天明二年の鬼面を寄進した塗師飯沢市之丞は、養子になる前の平吹

市之丞である事も突き止めた。

その鬼面を作った大工高橋小兵衛は成田八幡神社の建設に関わった棟札に名前が残っていた事

実。

また、小兵衛の作と思われる獅子頭が長井と飯豊に見られる事。

そして成田の八幡神社の平吹市之丞の作の獅子頭は本当は高橋小兵衛の作でないかという推測

に繋がって行く。

高橋小兵衛の詳細については不明だが、寺社建築の造詣に優れた彫り師で

成田の平吹獅子と呼ばれている獅子頭を邪鬼のデザインに制作したのではないか・・・。

邪鬼の持つ悪と福の二面性の意味合いを実に上手く獅子頭に彫り込んでいる。

現代の獅子舞いの多くは、廃仏毀釈や神仏分離、修験道廃止そして西欧化や戦争などの数々の

波乱な逆境を乗り越え、受け継ぐ代わりに宗教の持つバワーを失っていると感じた。

次の世代に獅子舞を伝えるに、この忘却しつつある大事な部分を探り出したい。




山新の講演会の記事をご覧戴けない方の為にこちらで引用させて戴きます。


2016.03.08:shishi5:コメント(0):[獅子彫り日誌]

珍品

  • 珍品
珍しい獅子頭をご紹介しよう

長井市泉の羽黒神社にギザギザ眉の獅子頭がある!と泉地区住人の知人に取材してもらった

それも結構年代が古いらしいという情報だ


パッと見・・五十川成田系スタイルの獅子頭で細部は未完成のようだ

額の百毫(びゃくごう)の位置が脳天にあり白鷹系を思わせる



歯が牙を含め上部15枚・・真ん中に歯が位置している(何処かで同じ手法を見た気がする)

唇のシワが無い(この手もあったか?!)

頭の高さを、分厚く足し増しした痕(てんこ盛り? 奇想天外な手法だ!)

眉毛の塗りが途中(その時、何か緊急事態が起きたのか?)・・・・謎である


黒目の縁に赤いライン・・(これはルーツ限定出来る場所だ)

    注( )内は心の叫び


制作途中の獅子頭を誰かが引き継いで豪腕を振るったのだろうか?

作風を見ると飯豊小白川で活躍された彫り師の雰囲気も漂ってくるのだが

詳細は不明の謎の獅子頭だ

しかし唯一、舌の作りが忠実に作られている


高橋小兵衛の作発見情報かと取材結果を首を長くして待っていたが意外な結果となった













2016.03.07:shishi5:コメント(0):[獅子彫り日誌]

獅子舞いシリーズ

  • 獅子舞いシリーズ
獅子振る若い衆だ

まだ腰が高くスピードが出る前の体制だな

獅子頭を後ろに向かせて片手でぐいぐい後ろを引っ張って行く姿

獅子頭を頭に密着させ、全体重と足腰で獅子を火事場の馬鹿ヂカラで駆動させるのだ

そんな目に浮かぶ姿をチェーンソーで形にしてみた

まだ獅子頭が巨大だ







2016.03.06:shishi5:コメント(0):[獅子彫り日誌]
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