キュウリの塩漬
山形で生産されている胡瓜の品種には、 「プリティ」なんてかわいい名前のものもあります。 胡瓜の隣の虎縞模様はウリ、赤いのはミョウガの漬物です。 漬物だけで何通りもありますが、 これは料理研究家の粟野静枝さんから教わった塩漬。 ■材料 胡瓜・7本 塩・大匙1 水・500cc ■作り方 1.胡瓜は洗って食べ易い大きさに切り、ボールに入れます。 2.鍋に500ccの水を入れ、煮立って塩が溶けたら、 すぐに1のボールへ熱いまま注ぎ、重しを乗せます。 ※ 5~6時間後には食べられます。 ※ 漬けた胡瓜は冷蔵し、つけ汁は涼しい所に置きます。 ※ 翌日、又つける時は漬け汁を鍋に入れ沸騰させます。 ボールはきれいに洗い、きゅうりをボールに入れて 少々の塩を振り、沸騰した漬け汁を注ぎます。 ※ 大きい重石を使用するとぺしゃんこの胡瓜漬になります。 ※ これを繰り返すと旨みが増し、傷むこともありません。 この方法は昔から行われていたつけ方です。鷹の爪を加えると更に保存効果が高まり美味しくなるようです。むかしは漬け汁さえ捨てなかったのだなと思います。冷蔵庫の無かった時代、塩だけでここまで美味い漬物になるなんて・・。先人の知恵に頭が下がります。合掌 (笑)・・・・・・粟野 感想:軽い味の浅漬に対して、こちらはぐっと枯れた味わい。 なんというか、人生の滋味を感じるおいしさです。
2004.08.17