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劣っているから認められないって思っていませんか?

@足し算ラブ@は、@引き算ラブ@がすごく苦手です。最もいらつくタイプです。

 だってなーんにもしないから 。
 何にもしないのにモテるし、皆に愛されている。
 だからなんだかすごく得しているようにみえてしまいます。
 @足し算ラブ@は、心の中で、こう思います。

 わたしはこんなに頑張っているのに!!

 頼まれもないのに、あれもこれもして、たくさん頑張る@足し算ラブ@ですが、
 その根っこには、「私は劣っている」という思いがあります。
 劣っているという気持ちがあると、次のようなスパイラルにはまっていきます。


 私は劣っている
    ↓
 どうせ私は、ダメなんだ
    ↓
 ダメなんだから、人一倍、がんばらなきゃいけない
    ↓
 頑張ったら認めてくれた!褒めてくれた!
    ↓
 よし、もっと頑張ろう!
    ↓
 今度は認めてもらえなかった・・・。もっともっとがんばらなきゃ!
    ↓
 それでも認めてもらえない私は、ダメなんだ・・・・・。
    ↓


 私は劣っている。だから受け取る価値はない。

 このような気持ちが出発点になっていると、
 @引き算ラブ@のように「私だから、それでいいの!」とシンプルに思えません。
 劣っているから、あれもやってこれもやって、めちゃめちゃ頑張るくらいで、
 やっと周りにふさわしい自分になれると思っています。
 だから、あれこれと尽くしますが、
 でもその結果は報われないどころか、嫌がられたり、否定されたり、
 落ち込んでしまうことが増えてきます。。
 そして最後は
 「どうせ私はダメなんだ」「やっぱり私は愛されない・・・」と
 落ち込んでしまうわけです。


 例えば、上司から連絡がない。
 たったこれだけのことが@足し算ラブ@にとっては一大事です。
 一気に不安がどどーんと押し寄せてきます。
 それはどこかで
 「私が劣っているから、しかたがない」
 「私だから、そういう目に遭うんだ」と
 思っているからです。
 こういう思考パターンに陥っている@足し算ラブ@は、
「上司から電話がない」という単なる事実を、次のように解釈してしまいます。

 「私のことを認めてないから、電話をしてくれないんだ」
 「なんで電話してこないの?私から電話するなんて出来ない」し
 「私、なにか嫌われるようなコトしちゃったのかな」

 もうマイナスのループにはまっています


 周りの人がきいたら、
 「それってたんなる思い込みじゃない?いちいち気にしなくていいよ」と
 いいたくなります。
 でも@足し算ラブ@は、「劣っている」私が前提だから、
 「やっぱり私のことを認めていないのかな」とか
 「私がダメだから電話もくれないんだ」と
 勝手に結びつけて不安になったり自分を責めたり拗ねてしまうんです。

 でも、事実は「上司から電話がない」と、それだけのこと。
 ということは、こんな考え方も出来ますよね。

 上司ははすごく急がしくて電話するタイミングがないのかもしれな
 上司は突発的なことに対応しているのかもしれない

 もしその通りなら、上司が電話をしない理由は、あなたとはなにも関係がありません。
 あなたを認めていないから電話をしないって、見当違いもはなはだしい。
 だけど、「私のことを認めていないから・・」って
 一度ネガティブなループにはまったら最後、もうそこから抜け出せません。


 これが、@引き算ラブ@だったらどうでしょう。
 上司から電話がなくても、
 「あれ。そういえば電話がないなぁ。たいしたことないんだな~」で
 おしまいです。
2019.08.10:おやコミ研究所:[親業会員情報]

頑張るから、周りの人も仕事も遠のいていく

私は劣っているから頑張らなくちゃ。

 そう思う@足し算ラブ@は、「認められたい」という気持ちが強い人です。
 周りの人に認められたくて頑張ります。
 その気持ちが特定の人に向くと、こんなふうになります。

 私が、守ってあげなくちゃ。
 私が、なんとかしなくちゃ。
 私が、助けてあげなくちゃ。
 あの人を支えられるのは、私しかいない。
 あの人を理解できるのは、私しかいない。

 そこまで思わなくてと・・・・という感じですが、
 @足し算ラブ@はなんとかしてあの人に認められたいわけです。
 この「認められたい」という気持ちは、「頑張る」原動力になってしまいます。
 皮肉なことに、尽くせば尽くすほど、相手は面倒になってしまうのです。
 頑張れば頑張るほど、嫌がれてしまうのです。

 「こんなにあなたのためを思っているのに!」
 「こんなにあなたのためにがんばっているのに1」

 でも、あの人からしたら、「頼んでいないよ!」と言いたいところです。
 だから、お礼を言うのもせいぜい最初のうちだけ。
 だって、頼んでもいないから。

 でも@足し算ラブ@は、そんなあの人を見て
 「まだまだ足りないんだ!」
 「認められていないんだ」
 ともっと尽くしはじめるのです。

 そんなあなたを見て、あの人はこう思います。
 「うるさいー!」
 「面倒くさい!」
 「しつこいんだよ!」
 挙げ句に、あなたから離れていってしまう・・・・・。

 そんなことを繰り返していたら、すごく辛いですよね。

 でも、「認められたい」って思って頑張る限り、
 いつまでもこういう辛いことが続いてしまうんです。


2019.08.10:おやコミ研究所:[親業会員情報]

「人はあなたのどんなところを好きだと思いますか?」

 @足し算ラブ@か、@引き算ラブ@か、一発でわかる面白い質問があります。

 「人はあなたのどんなところを好きだと思いますか?」


 こう聞くと、@足し算ラブ@はこんなふうに言います
 「・・・料理が上手なところかなあ?」
 「仕事に打ち込んで頑張っているところ・・・?」
 「いつも一生懸命に相談に乗っているからかな」

 では、@引き算ラブ@はなんて答えるでしょう?
 「好きなところ?どこだろう?・・・私だから!!」

  は~?って感じですよね。
 でも@引き算ラブ@は、何で人に好かれているのかなんて、いちいち考えません。
 「私だから好かれるの」
 そう信じているのです。
 私だから、何もしなくても世話をやいてもらえるし、
 私だから、みんなが喜ばせようとしてくれるんでしょ?って思っています。

 つまり、@引き算ラブ@のすごいところは、
 「ありのままの私でいい」「そのまんまの私で誰からも好かれる」と
 思っているところです。
 「ありのまま」「そのまんま」というのは、
 もともとかわいいから愛されるとか、性格がいいから好かれるとか、
 そういうことをいっているのではありません。

 むしろ、逆。
「すごいダメなところも、ドロドロなところも、すべてひっくるめて私。
 そういう私でいい!」
 と思っているんです。

 もし誰かから嫌われたとしても、全然平気です。
 だって、その人に嫌われても、私の価値は変わらないって信じているから。
2019.08.10:おやコミ研究所:[親業会員情報]

やってあげてひとりぼっちになっている「@足し算ラブ@」

@引き算ラブ@と対極にあるのが、「@足し算ラブ@」です。

 @足し算ラブ@は、周りの人にあれこれやってあげます。
 率先して世話を焼きます。
 「これしたら喜んでくれるかな?」と言うことを先回りしてやってあげる。

 @足し算ラブ@は、めちゃめちゃ健気です。むちゃくちゃ尽くします。
 あれもこれもそれも・・・・って、どんどん足し算をしていきます。
 なのに上手くいきません。

 その理由はただ一つ。

 こんな自分だから・・・と思っているから。

 こんな私だから、あれもこれもしないと嫌われちゃう。
 こんな私だから、あの人にもっとふさわしくならないと嫌われちゃう。
 こんな私だから、もっともっと努力しないと嫌われちゃう。


 そう思っているんです。
「こんな私だから、これくらいしないと、しあわせを受け取る権利がない」
と、っているのです。

 @足し算ラブ@は、受け取り下手です。
2019.08.10:おやコミ研究所:[親業会員情報]

「@引き算ラブ@」は受け取り上手

@引き算ラブ@?こんなこと言われても、わかりにくいかな。 
 @引き算ラブ@とは、他人に何もしない人のこと。
 それどころか、してもらうばっかりの人のことです。
 言い換えれば、受け取り上手な人。

 なにかしてくれたら、「ありがとう」ってにっこり。
 ごちそうしてもらったら、「おいしかった!」ってにっこり。
 @引き算ラブは“女王様・王様”キャラです。
誰かがなにかしてくれたときは「きゃ~!うれしい」なんて平気で言えます。
 そんな風に、素直に言われたら、周りの人は、
もうあの人は、
なんて言いながら、イロイロ世話をやきます。

 なにか褒めたときに、
「いいえ、私なんて・・・・・]
などと謙虚ぶられるより、
「嬉しい!ありがとうございます!」って喜ばれた方が、
「もっと褒めちゃうよ~!」という気分になります。

してもらうだけでいいの?

 そう思うかも知れませんが、本当にそう。それだけです。
 受け取り上手は、受け取るだけです。お返しもしません。

 @引き算ラブ@は、「これだ」って時に、ひょいとその幸運な波に乗れます。
 幸運の波がきたら、とりあえずヒョイと乗っってしまうんです。 
そんな人に、周りの人はもっと喜んでほしくて、あれこれしたくなってしまいます。
「あれ嫌い」「これは苦手」「それはやりたくない」なんて自分勝手に言っても 、「しょうがないなあ」と言って許してしまうし、
もっといろいろしてあげたくなってしまうんです。
 どんなに周りにしてもらっても、@引き算ラブは、何もしません。
 何もしないから、受け取ることができるのです。

 やりたいことをしていると、どんどん願いが叶うのが@引き算ラブ。

 @引き算ラブだって、たまには周りになにかしてあげることもあるでしょう。
でもそれは喜んでもらうためではありません。
 全部、自分のため。

 私が食べたくなったから。  
 私が作りたくなったから。
 自分がそうしたかったから、そうしただけ、なんです。
 自由で、気まま。でも、周りにはとても愛されます。
2019.08.10:おやコミ研究所:[親業会員情報]