住宅は人生最大の買い物といわれますが、
自分の住宅の完成品を事前に見ることはできませんし、
建てた後で気に入らないからといって返品もできません。
しかも、ほとんどの人が一生に一度の経験です。
だから失敗は許されないのですが、
実は、90%の人が同じ行動パターンで失敗しているのです。
その行動とは、
住宅雑誌を数冊買い、自分たちの希望に合いそうな家を見つける
広告やホームページを丹念に見て、仕様や価格を調べる
ホームページからカタログや資料を依頼する
住宅展示場に行って、現物を確かめる
前後することはあるでしょうが、ほとんどこのパターンです。
住宅展示場に行く前にすること。
それは、中立な住宅の専門家に相談してみることです。
車を初めて買うときは、
自動車教習所に通って、車の構造や運転の仕方を習います。
しかし、人生最大の事業であるマイホームづくりでは、どこにも専門に教えてくれるところがありません。
また、専門的なことは、中立的な立場で相談にのってくれる専門家がいるものです。
法律のことなら弁護士
税金のことなら税理士
年金のことなら社会保険労務士などです。
不動産の売買は第三者の仲介業者が入るのは当たり前です。
最近では、スポーツの世界でも、プロ選手が代理人をつけるのが当たり前になってきました。
玄人と素人の交渉事では、断然、玄人の方が有利です。
それを少しでも対等な交渉に持っていくために専門家に相談したり、代理人を使うのです。
ところが、マイホームを建てるときは、売り手である業者に相談するしかないのが現状でした。
マイホームは、一生に一度の大事業ですから、代理人をつけて業者と交渉した方が有利にことを運べます。
最低限、専門家のアドバイスだけでも受けられた方がいいでしょう。
最近では、ファイナンシャルプランナーや住宅コンサルタントのような住宅ローンの相談や土地購入のアドバイス、業者の斡旋をしてくれるところもでてきましたが、住宅会社よりであったり、自分の得意分野に限られ、総合的なコンサルティングをしてくれるところはほとんどありません。
わたしは、マイホーム希望者(消費者)と住まいづくりのプロ(住宅会社)の対等な関係づくりが大切だと考えています。
そのためには、仲人のような役割を担い、場所とサービスを提供する専門家が必要なのです。
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