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木造駅舎の比較(成田駅VS西大塚駅)

  • 木造駅舎の比較(成田駅VS西大塚駅)

 「木造駅舎『絆』展」では、最初に「木造駅舎の比較(成田駅VS西大塚駅)」をご覧いただきます。このコーナーは2020年の9月から11月にかけて当ブログで連載していたものをパネル化したものです。

 

 西大塚駅と羽前成田駅では、同じ「木造駅舎」といっても材質や細部のデザインに差異が見られます。「木造駅舎は良いなぁ」「懐かしいなぁ」と感傷に浸るのも良いのですが、両駅を比較することで、当時の時代背景や建設に携わった職人さんたちの「粋な姿」を想像して欲しいと思います。そのことは同時に、駅舎で活動する私たちとそれを応援してくれる人たちとの協働の舞台(ステージ)の魅力を共有することになると思います。

 

 次回から特に興味深い点を幾つかピックアップして紹介していきます。なお当時のブログはこちらからどうぞ。

  → 駅舎探検(成田VS西大塚):おらだの会

2025.06.10:orada3:コメント(0):[イベント情報]

米屋こうじ著「木造駅舎の旅」から・・・

  • 米屋こうじ著「木造駅舎の旅」から・・・

 「木造駅舎『絆』展」に米屋こうじさんがおいでになり、2009年7月に発刊の「木造駅舎の旅」を見せていただいた。米屋さんが「実はこの本には羽前成田駅が入っていないのです。当時は、腰板がトタンで覆われ、窓はサッシ戸で、補修が目立っていて載せられなかったのです。」と。続けて、「けれども出札口などはカラーで使わせてもらいましたョ」と。2011年に成田駅の修復作業が行われましたが、2012年10月の米屋さんのブログには、修復作業後の成田駅について「何と素晴らしい!」の感想が述べられていました。

 → 鉄道憧憬 山形鉄道、羽前成田駅の近況

 

 同書の中に「消えゆく木造駅舎」と題したコラムがある。改修された只見線の会津本郷駅を紹介しながら、「駅舎は郷愁を誘うために建っているわけではなく、安全で快適に列車を待つ空間であれば良いのだ。・・・略・・・。それは承知している。しかし、鉄道が地域発展に寄与した歴史を、駅舎を通して学ぶことができないだろうか。・・・略・・・。各路線に一つぐらいは開業時からの駅舎が残れば良いのにと思うのである」と。

 

 二つの木造駅舎が残るフラワー長井線。両駅の住民が協力しながら、米屋さんの問いかけに応え、形にできればいいなぁと思う。

 

2025.06.08:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

西大塚駅の招き猫

  • 西大塚駅の招き猫

 西大塚駅の入口に、2点の「招き猫」が飾られている。4月に成田駅で展示されていた切り絵作家・桑原重雄さんの作品である。招き猫は、右手は金運、左手は客招き、人との縁が深まるとされています。

 

 桑原さんは川西町の出身であり、この作品には山形鉄道とふるさとへの応援メッセージが込められています。6月6日から駅茶にて「木造駅舎『絆』展」がスタートしますが、桑原さんの作品をとおして羽前成田駅と西大塚駅の絆が深まることを期待したいものです。

 

 → 「山鉄頑張れ!応援切り絵展」 閉展間近:おらだの会

2025.06.06:orada3:コメント(0):[停車場風景]

木造駅舎『絆』展

  • 木造駅舎『絆』展

 米屋こうじさんの「長井線今昔展」に続いて、駅茶では「フラワー長井線 木造駅舎『絆』展」を開催します。フラワー長井線には大正時代に建設された二つの木造駅舎が残されています。百歳を超える駅舎には今も、多くの人が集います。

 

 大正3年に開業した西大塚駅。その後の延伸運動によって大正11年に開業した羽前成田駅。展示では両駅の構造を比較しながら、両駅の特徴と時代背景を考察します。また両駅の保存と活用事業を振り返りながら、駅舎がつないでくれた人と人との「縁」と「絆」に思いを馳せたいと思います。

 

 フラワー長井線の17駅にはそれぞれの歴史があり、当時の人々の想いが刻まれています。各駅の「今昔」に思いを馳せながら、沿線住民が手をつないで長井線を応援し、地域を元気にしていくことを願いつつ・・・。

 

 「フラワー長井線 木造駅舎『絆』展」

 期  間  令和7年6月6日(金)~7月6日(日)

        上記の各週末(金・土・日曜日)

 時  間  午後1時半 ~ 4時

 

2025.06.04:orada3:コメント(0):[イベント情報]

新しいベンチが置かれてました!

  • 新しいベンチが置かれてました!

6月1日(日)、小雨模様の中、花いっぱい作業を行いました。そしてホーム北側には、真新しいベンチが置かれていました。おらだの会の初代会長で、しかも駅舎改造の棟梁であった石塚さんの無料芳志です。ほんとに有難いことです。羽前成田駅は「みんなの仕事でできている」のです。

 

 → こうして成田駅は甦った⑥:山形鉄道 おらだの会

 → 駅に残る思い その5(おらだの会のお仕事風景):おらだの会

2025.06.02:orada3:コメント(0):[イベント情報]