馬の話2

  • 馬の話2
  • 馬の話2
  • 馬の話2

前回の続きです。

 

牛馬共に、とても大切な家畜だから、昔は台所の入口近い所に厩(うまや)を作り、米の磨ぎ汁や汁の残りはなるべく温かいうちに牛馬にやるように心掛けた。

また、病気にならぬよう、災難に遭わぬようにと、厩の入口には馬頭観音の御札を貼り、朝の出掛けには味噌汁を御馳走し、暦や御守りを頂かせ、夕方荷を降ろすと必ず木をくり抜いて造った「馬だらい」に沸かした湯を入れ、馬の前足から背、尻を順に洗ってやるのだ。

馬で越した峠ということで「馬越え」※という地名があり、その馬にちなんだ「荷鞍石」、八幡太郎の馬が飲んだという「馬頭清水」がある。

 

引用:おらだ若いとき 安部惣七著

 

※別資料に「馬越え ~ 馬で時沢方面に越えた」と記載があるので、大洞から時沢に抜ける山道のことと思われます。(藪漕ぎ必至の道です。)

荷鞍石をご存じの方は公民館までお知らせください。

 

画像は大洞山です。右側の鞍部を目指すと途中までは車で行けます。

画像3枚目は、入山規制用のチェーンがある場所からの撮影です。

 

2021.06.28:nakagawako:[◇中川地区の歴史]

この記事へのコメントはこちら

以下のフォームよりコメントを投稿下さい。
※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。