石柱の上側に石祠が2基建っています。
画像のとおり、奇跡的に倒木による石祠の損傷はありませんでした。
石祠の中に奉納板が納めれているのですが、墨はほとんど消えています。
向って右側の石祠(画像2・3)は「奉勸請秋□□□」と見えます。
おそらく秋葉山(秋葉大権現)を祀っていると思われます。
秋葉山は火伏せの神様です。
向って左側の石祠(画像4・5)は「奉造立金□□□」と見えます。
「金」の下側の文字跡をよく見ると「金□羅大□□」のようです。
金華山や金山羅古神ではなさそうなので、おそらく金毘羅様(金毘羅大権現)を祀っていると推測しました。
元中山地区には「金毘羅講」があったという話を聞きましたが、小岩沢地区にもあったのでしょうか。
ご存じの方がいればご教示願います。
金毘羅様は航海安全の神様とされて全国的に信仰されていますが、山国の置賜地方では火伏せの神様としても信仰されてきました。
参考:南陽市史 民俗編
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