元中山公民館から日影へ行く道の右側の山(字北ノ沢)にある、高さ235cmの大きな庚申塔です。
正面右側に「享保二」(1717)と刻銘があり、今から300年前に建てられました。
中央に弥陀三尊の種子(しゅじ)※があり、その下に「青面金剛(しょうめんこんごう)」と刻まれています。青面金剛は庚申の本尊になります。
2年後の享保4年、同じ元中山地区の花窪にも「青面金剛」と刻銘された庚申塔が建てられました。(画像3)
庚申講が盛んに行われていたことが分かります。
中川地区内の庚申塔について、次回の公民館だより12月1日号で紹介できるようにまとめています。
※梵字(ぼんじ)のことで、それぞれ阿弥陀如来・観世音菩薩・勢至菩薩をあらわしています。
参考:日本石仏事典 庚申懇話会編
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