ラジオやテレビなどなかった江戸時代・明治時代の人々の楽しみの一つに、鎮守様のお祭り、またそのとき神社に奉納した草相撲などがありました。
大勢の見物人が見守る土俵の上で、力自慢の草相撲の力士たちが技を競いあい、勝ち力士は見物人の拍手のなか意気揚々と引上げました。
小岩沢上の市道に面して高さ2メートルばかりの石碑が建っています。
正面に「三代目 秀ノ山門人 小森岩」と刻まれ、台石の左右には軍配、手桶などの相撲道具が浮彫になっている手のこんだ碑です。
この「小森岩」の碑は明治20年4月、門人たちが建てたもので、世話人である唐糸左之助と小櫻藤四郎の名が刻まれています。
参考:市報なんよう 歴史の散歩道 錦三郎 著 平成3年
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