三島通庸の土木事業の一環で構築された、上山市川口地内の前川に架けられた堅磐橋(かきわばし)も選奨土木遺産に認定されています。
明治11年(1878)1月に着工し、3月に竣工(竣功)しました。
英国人旅行家イザベラ・バードも同年7月に堅磐橋を渡りました。※
この二連のアーチ型の石橋は「川口の眼鏡橋」と称され、竣工した当時は見物人で賑わい、橋の袂には茶屋もできたといいます。
案内板にある「石材は同橋上流山手の採石場・・・」とは、天保年間から採石している岩部山石切り場と考えられます。
参考:山形県ホームページ
※日本奥地紀行に「私はここ(上山)にやってきたのである。ここはそこ(赤湯)から10マイル離れたところで、りっぱな道路を通って・・・」と記載されています。
整備間もない川口新道(新道に架けられたのが堅磐橋)を利用したようです。
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