川樋諏訪神社の不老泉の傍に二基の句碑が建立されています。
結ぶより はや歯にひゞく しミつかな
芭蕉 (画像1枚目)
明治四年(1872)四月、二孔以下12名の俳人連によって建てられました。
松尾芭蕉の句は「泉かな」となりますので、この地で詠んだ句ではなく、不老泉にふさわしい芭蕉の句を選んだものと考えられます。
「結ぶ」とはすくって飲むという意味です。
蝙蝠(こうもり)や 花表※の外ハ まだ暮ず
作者不明 (画像2枚目)
うっそうとした鎮守の森を詠んだ句です。
誰が建立したのか不明ですが、川樋では俳諧が盛んだった様子がうかがわれます。
※華表、鳥居のことです
引用:南陽市史
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