国道13号が通る鳥上坂は何度も改修され、経路も変りました。
江戸時代の鳥上坂街道は鳥上地蔵尊の前を通っていました。(画像1枚目)
明治13年8月~9月にかけて、馬車の運行を目的に取上坂※新道工事を行いました。
画像2・3枚目は明治34年の奥羽本線赤湯~上山間開通に合わせて建設された陸橋です。
(鳥上坂トンネルとも呼んでいます。)
山形県内に残る数少ない明治時代のレンガ建造物です。
国道側がコンクリート製なのは、昭和43年の奥羽本線赤湯~北赤湯信号所間の複線化工事で増築した部分です。
昭和9~10年にかけて、鳥上坂の切り下げ改修工事が行われました。
画像4枚目の記念プレートをみると、当時は国道五号でした。
現在の鳥上坂は昭和34年度から着工し昭和38年度に開通しました。
昭和55年には登坂車線を設置しています。
参考:南陽市史・山形県の鉄道輸送
※鳥上坂のことです。取揚坂と表記する資料もあります。
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