大洞の八幡神社

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川樋の大洞地区にある八幡神社です。

大洞は東北中央自動車道の南陽PAがある地区です。

川樋字白旗平に八幡神社があります。その入口の橋を渡ると左側に「華表供養塔」が見えます。華表とは鳥居のことで、鳥居を立て直した安政五年(1858年)に供養塔を造立しました。

 

神社近くに3つの石造物が建っています。

向って右側の石塔には文化四丁卯年(1807年)と陰刻されています。

真ん中の碑は庚申供養塔で、安永五丙申年(1776年)と刻されています。

左側の石造物ですが、上側に日月、仏像は一面六臂(一つの顔に6本の手)の立像で、憤怒の表情をしていることから、庚申講の本尊である「青面金剛」(しょうめんこんごう)と考えます。

 

大洞は江戸時代前期、大洞千軒と云われるほど鉱山が繁栄していました。しかし寛永七年(1642年)廃坑後は戸数減少し、鉱夫の長屋がどこにあったのか定かではありません。

 

参考:南陽市史(ただし石造仏像の解釈は違います。)

2020.06.23:nakagawako:[◇中川地区の歴史]

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