第19番「霊ゆう山 革(こう)堂(行願寺) 千手観世音菩薩」
ゆうは鹿の下に七がつく字です
花を見て 今は望みも 革堂の 庭の千草も 盛りなるらん
厳しい自然の中で咲く花を見ていると、今の望みは気持ちを革(あらた)めること、
革堂の庭の千草も盛んに咲いていることだろう。
◇「革堂」と「革める」をかけています。
花を「御法(みのり)の花」※、千草を「千手観音」に例えているとすると、
「御法の花を見て(法華経の教えで)、気持ちが革まる。
革堂の千手観音様のご利益も盛んとなるであろう。」と解釈できます。
※法華経のことです。
法華経の中の「観世音菩薩普門品第二十五」が観音経になります。
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