第12番「岩間山 正法寺(岩間寺) 千手観世音菩薩」
水上は いづくなるらん 岩間寺 岸打つ波は 松風の音
水上を訪ねて行くと、岩間寺にたどり着いた。
水はやがて川となり、さざ波は松風の音のよう
◇水は「智水」※とし、「岸うつ波」は観音浄土の補陀落を表しているとすると、
「智水の源を求め、浄土のような岩間寺へ向かう。」と解釈できます。
※仏の智慧を、煩悩を洗い流す水にたとえた語
また、「岩間寺(いはまでら)」を古語の「いはまほし」(言いたい)とかけているとすると
「智水を求めるならば、浄土のような岩間寺へと伝えたい。」とも解釈できます。
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