岩部山三十三観音めぐり紀行6

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続けて、ご紹介。

 

第6番「壺坂山 南法華寺(壺坂寺)十一面千手千眼観世音菩薩」

 

岩をたて 水をたたへて 壺坂の 庭にいさごも 浄土なるらん

 

壺坂の風景は岩を組んだ池※に、水が湛(たた)えられている。

庭の砂(いさご)も清らかでまるで極楽浄土のよう。

 

※浄土にある池とは八功徳池と考えられます。八功徳池とは八功徳を湛えた池のことで、

八功徳とは下記の八つの功徳を備えている。

甘・冷・軟・軽・不臭・飲時不損喉(のどを損しない)・飲己不傷腸(腹を痛めない)

 

◇壺は水を入れる物であることから、「水をたたえて壺阪の」と組み合わせています。

 

2020.05.28:nakagawako:[◇岩部山三十三観音]

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