1月13日(土)に、令和6年の交流センターふらり関係団体役員研修会を行いました。
中央コミュニティセンターに事務局を置く関係団体の役員が一堂に会し、研修を通して交流を深める毎年恒例の事業です。
▽約50名の役員のみなさんが参加してくれました
研修会には約50人の役員のみなさんが参加。長井市教育委員会の土屋教育長を始め、多くの来賓にもご臨席いただきました。新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行して初めての開催となった今回は、開会行事で久々に市民歌の斉唱も行いました。
▽土屋教育長より長井市長のメッセージをいただきました
講師は、長井市出身の美術家で東北芸術工科大学美術科洋画コース准教授 村上滋郎さん。長井市を拠点に活動するアーティストコレクティブ アメフラシの代表で、地域の作物を活用したクラフトビールを造る長井ブルワリークラフトマンの代表社員でもあります。
▽講師の村上滋郎さん
研修ではアートとは何か、アート思考で物事を見ることの意味などを踏まえ、近年注目されているアート作品やアーティストの紹介、そしてご自身のこれまでと現在の活動や県外から長井市にUターンした経緯などについてもお話いただきました。
アメフラシでの活動として獅子舞いには欠かせない草鞋や、作り手がいなくなってしまった金井神箒(かないがみほうき)を作り文化を継承していることや、くきたち、ひょうなどの長井で昔から食べられているものを活用したクラフトビール造りの話なども伺いました。
便利になる一方で、これまであったもの・伝統などが無くなることが果たして進化なのか…といった問いかけや、住んでいる地域を見つめ直して何ができるのかを考え行動することもアート的な活動だというお話に、参加者の皆さんは深くうなずきながら聞き入っていました。
研修会の後は参加者の皆さんによる懇親会を開催。講師の村上さんからは、ひょう、くきたち、きなこ、山椒ホワイトエールの4種類のクラフトビールをご提供いただき、参加者の皆さんは特徴などのお話を聞きながら、違いを味わっていました。
▽クラフトビールの特徴を解説していただきました
約1時間30分の懇親会でしたが、役員のみなさんはテーブルを移動しながら、会話を楽しみ、交流を深めました。新年らしく「運だめし抽選会」も行い、景品を手にした当選者からは笑顔があふれ、盛り上がりました。
▽懇親会の様子
地域づくりの在り方に新しい視点を提示してもらい、また多くの役員の皆様と楽しく交流することができて、新年からとても有意義な研修会になりました。
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