1月9日(土)に交流センターふらり関係団体役員研修会を行いました。
中央コミュニティセンターと勤労青少年ホームに事務局を置く関係団体の役員が一堂に会し、研修を通して交流を深める毎年恒例の事業です…が、今年はコロナ禍でのいつもと違う新年。例年であれば、関係団体の多くの役員のみなさんに参加していただき、賑々しく開催しているところを、今年は各団体から代表の方1名のみの参加とさせていただき、新しい生活様式を踏まえた感染症対策を施した上で、研修会のみの開催となりました。
▽開会行事の様子
開会行事ではご臨席いただいた来賓の皆様を代表して内谷重治長井市長よりごあいさつを頂戴しました。また、例年斉唱している長井市民歌も声を出さずに聴いていただきました。
今年の研修会では長井市(中央地区)出身の会津大学短期大学部産業情報学科 准教授 青木孝弘さんに講師をお願いし、住民主体の地域づくりについてご講演いただきました。演題は「令和時代の地域づくり~ウィズコロナ、鳥獣対策、高校生の取組みから~」です。
▽研修会の様子
急速な少子高齢化に伴う、地方での地域や組織の共通課題(人材不足、技術・知恵・組織文化の継承、組織内での改革疲れ等)を踏まえ、地域課題を共有し、解決方法を検討して課題解決に取り組む地域運営組織による地域づくりについてのお話の中では、会津若松市湊町の「NPO法人みんなと湊まちづくりネットワーク」の事務局長 鈴木隆良さんにZOOMで出演していただき、ネットワーク設立やNPO法人化の目的、地域バスの運営やICTを活用した取り組みなど、特色ある活動について直接お話をお聞きしました。
▽みんなと湊まちづくりネットワーク 鈴木事務局長のオンラインインタビュー
また、会津短大の学生や福島県立葵高等学校の学生と一緒に行っている鳥獣対策の取組みについてもお話をいただきました。地域課題の解決に地元の高校生にも参加してもらうという取り組みには、参加者の皆さんの関心も高く、市長や教育長からも具体的な方法についての質問が出ていました。
▽市長からの質問に答える青木講師
▽中央コミセン 大竹館長からのお礼のことば
交流センターふらりでは、長井市からの指導に基づき、感染症対策のため、各部屋の使用人数の制限を行っています。この研修会で使用した軽運動室は最大38名(運動で利用する場合は20名)となるため、入りきることができなかった参加者は別室でオンラインで研修に参加しました。
▽軽運動室では十分な距離を取り、喚起をしながら研修会を行いました。
▽別室でのオンライン聴講
いつもなら研修会の後は、各団体の皆さんが交流する懇親の部があるのですが、残念ながら今回は中止させていただきました。そこで、ほんの少しでも新春らしい華やかな気持ちになっていただこうと、閉会行事の中で「運だめし抽選会」を開催。コミセン運営協議会の委員の方の手作りの品や、ふらり学講座で訪ねた商店街のお店にご協力いただいた品々などを抽選でプレゼントしました。
▽運だめし抽選会の様子
▽中央コミセン 須﨑監事による閉会のことば
いつもとは違う「関係団体役員研修会&新春を祝うつどい」になりましたが、首都圏に緊急事態宣言が出されている中、出席のご連絡をいただいた方のほとんどにご参加いただき無事に開催することができました。
お話しいただいた地域づくりの取り組みを参考にしながら、また先生には引き続きアドバイスをいただきつつ、関係団体のみなさんと共に今後の地域づくりを進めていきたいと願っています。
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今回の研修会はオンラインによる限定配信を行いました。視聴をご希望される方はご連絡ください。(中央コミセン chuou-k@jan.ne.jp)
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