長井市では、早期国語教育(乳幼児から音読と読み聞かせを行う)を推進するための「ファミ寺:音読・読み聞かせファミリー寺子屋プロジェクト」を開始しています。その一環として9月2日と3日の2日間、市内の家族40組にご協力いただき、読み聞かせ時の脳機能測定を実施しました。この取り組みは8月4日の脳を鍛える授業手法(陰山メソッド)公開デモ授業に続くもので、読み聞かせが子育てや教育にどのような効果をもたらすかを実証する目的があります。この動画はその時の様子です。
~詳しくは下記をご覧ください。~
測定を始める前には、同プロジェクトにご協力いただいている”脳トレの第一人者”川島隆太教授(脳科学者・東北大学大学教授)から、「読み聞かせは心の脳に届く」と題した講演がありました。講演では、乳幼児からの読み聞かせは、親子の信頼関係が増し、子どもの心が安定することで、精神面・学力面双方に効果があるという説明があり、参加したご家族からは「これから毎日読み聞かせをしていくことで、子どもと過ごす時間が増え、信頼関係が深まれば」との期待の声が聞かれました。 その後測定が行われましたが、今後は、今回の測定データと8週間各家庭で読み聞かせに取り組んだ後の測定データを比較・検証します。そして、現在作成中の音読・読み聞かせマニュアルに反映させることで、市内のみならず全国に向け、読み聞かせなどの家庭での取り組みが大切であることを普及・啓発していく予定です。
◇長井市では、地方創生の柱を教育・子育てとし、その一環として英語教育に力を入れ、将来的に世界でも活躍できる人材の育成を目指しています。そして、英語を習得するためにはまずは母国語の習得が必要で、そのために同プロジェクトを立ち上げました。同プロジェクトには前出の川島教授のほか、音読などで有名な陰山英男先生にご協力いただいています。