いよいよ新年の足音が大きくなってきている今日この頃、我々小アキンドは坊さんでもないのに師走を体現して走り回っております。
そろそろ今日からは正月の上生菓子作りです。
まずはあんこに餅を混ぜて練り上げた「練りきり」という生菓子です。
例えは悪いかもしれませんが、粘土のように成形しやすく、様々な形を表現できるので、上生菓子にはなくてはならない素材です。
写真にあるのは「あん玉ピラミッド」といって、菓子業界に入って一番最初に習った算数です。
2×2=5、3×3=14、4×4=30、5×5=55・・・これは下の段にたてよこ4個ずつ並べると、2段目は9個、3段目は4個、4段目は1個で合計30個になるというもので、よく使う4の段、5の段は暗記してました。今回は5×8で100個のピラミッドです。
本題に戻りまして、トップバッターは福寿扇という菓名で、扇に梅の模様もさることながら、白生地と赤生地のぼかしで正月の目出度さを表現しております。
写真では白とピンクのグラデーションがはっきりしないかもしれませんが、結構きれいに出来ましたので、ぜひ実物をごらんにお越し下さいませ(笑)
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