奥様の手記

女性スタッフの声を紹介しておりましたが、最後に弊社の高橋社長の奥様の手記をご紹介させていただきたいと思います。

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工務店の娘として生まれた時から、木造在来の家で育った私ですが、結婚してからも、大東住宅で建てた夫の実家に住み、木造の家に慣れ親しみ暮らしてきました。

その後、長女が小学生になる前に、家族4人で住まう家を建てようという事になり、通勤や子育てもしやすい利府町に、120㎡もありながら、2LDKという子育て重視の住まいを新築しました。大きなウッドデッキとルーフバルコニーを設置し、子ども部屋にはロフトを設け、毎日のように、子どもの友達が集まり賑やかな生活だったと思います。

お洒落なタイル張りの外観と、30畳ほどのLDの中に、琉球畳を使用した畳コーナーに掘りこたつを付けたり、板張りの内装や照明やカーテン・家具にもこだわった自慢の我が家で、夫は柄にもなく、ガーデニングに精を出し、団地内の散歩コースにもなったほどです。

当時、仙台でご活躍の住宅問題評論家の古田義弘先生のTV番組にも取り上げられ、「このお宅の間取りは子どもを伸び伸びと育てることのできる家ですね。」「個性は、暮らす家と家庭環境とに密接なつながりがあり、この家は素晴らしい」と、大変お褒めをいただきました。

子育て真最中の新米ママにとっては、とても嬉しいお言葉でした。

その後も、楽しく子育てをして、ご近所とも仲良く暮らしていた15年目のある日、夫が突然「ソーラーサーキットの家を建てて、父さん達と暮らそうか」と言い出したのです。

確かに、両親の老後の心配はありましたが、住宅ローンもあと10年で終わり、漠然とではありますが、私達の老後を考えていた私には、衝撃的な話でした。

私自身、利府のソーラーサーキットの展示場のオープン当時、しばらくの間、展示場のインテリアやお花の飾りつけや清掃を手伝っておりました。

ソーラーサーキットの夏の爽やかさ、梅雨時のからっとした感じ、真冬の暖かさなど、十分理解しており、我が家との違いに、常々夫に「何でうちと展示場はこんなに違うのよ」と愚痴をこぼし、不満を感じていたのは事実です。

それでも、不満と感じるのは、多少の寒さや暑さだけで、それ以外は、何の不満もなくあえて新築する必要性を感じませんでした。それどころか我が家にとって、住み替えは不安材料がありすぎて、突然の夫の申し出に、私は猛烈に反対をしました。

このへんについては、夫も紹介しているので、省略させていただきますが、いずれにしても、心の中では無理だろうと思い、冗談半分に聞いていました。

しかし、夫は日頃から漏らしていた「ソーラーサーキットの家を建てている会社の社長が、ソーラーサーキットの家に住んでいない事はお客様に誠実でない」との思いは強く、岩をも砕く勢いで、多くの問題を全てクリアし、我が家の住み替えは決まり、私の両親も巻き込んだ形で、二世帯住宅6人家族の生活が始まったのです。

少しでも、不満があったら、愚痴の一つでも言いたいところですが、実際に7年間、この家に暮らし、あの震災時にも家族の暮らしをしっかり守ってくれた、この家の住み心地の良さは、家族の誰もが感じており、「ソーラーサーキットの家に住んで本当に良かった」と心から満足しています。

四季を通して、どこの部屋も温度差がなく、澄んだ空気に満たされたこの家は、うっとうしい梅雨もカラッとして、暑がりな上にエアコン嫌いという私でも、実に爽やかな夏の暮らしが送れるのです。

この自然な暖かさと温もりに包まれた、ソーラーサーキットの何とも言えない快適な生活が当たり前になった今では、以前の木造在来の家には戻れないねと、母といつも話しています。

昔から、木造在来の家を建てていた父も「80を過ぎても病気しないのはこの家のおかげだなあ」としみじみ言うようになりました。

長女も、東京に就職し、新築の木造APに住んでいますが、実家の快適さとの落差に驚いており、家に帰ってくると東京の家に帰りたくないと言います。

私の職場も、新築の鉄筋コンクリートで、表向きは立派な施設ですが、夏暑く冬寒く、梅雨時の湿気は凄く、除湿も追いつかずカビの宝庫という状態です。

快適な自宅から、職場に行くと冬は寒く、夏は暑く、梅雨時はべたべたで、ついつい不満を口にしてしまう私に、職員は怪訝な顔をしながら、「うちの家より暖かくて涼しいですよ」と言うので、あまり家の話も出来なくなりました。

笑い話ですが、「朝寒くて起きるのが辛かった」「夜暑くて寝れなかった」「風や雨の音がうるさくて眠れなかった。」などの会話にもただ頷くだけでついていけなくなりました。

日本人は、家は雨風しのげばいいという感覚を今でも持っていて、暑さ・寒さはしようがないものと、半ばあきらめ、未だに我慢を強いられた暮らしをしている人が多いんだよ。と夫は常に口にしますが、私も最近になってようやくわかるようになりました。

私も以前は、そう思っていましたが、今では、愚痴をいうどころか、家族全員が夫に感謝をしながら、毎日を元気に明るく暮らしています。

現代に生きる人達は、暮らし方や生活スタイルなど、すべてにおいて、その価値観は多様化していると思います。

衣・食・住に安全や健康、環境をよく考え・勉強している人。価格の安さや効率だけを求めている人。ブランドやデザインを重視する人。など本当に様々です。

そんな中で、目に見えない住みごこちを重視し、構造に関心を持ち、将来を見据え、価格も安くはないソーラーサーキットの家を選んでいただくのは、大変なことだと思います。

ただ、住み心地のいい家は、単に高い安いではなく、家族に思いやりや優しさといった心の豊かさをもたらし、お金には変えられない多くの喜びや感動を与えてくれると、この家に住んでみてつくづく感じるようになりました。

また、炊事・洗濯・掃除といった女性にとって、負担の大きい「家事」を辛い事から楽しいと思えるほど劇的に変えてくれると思います。そして、家事が楽になる事によって肉体的にも精神的にも楽になり、暮らしにゆとりが生まれ、自然と笑い声に満ちたハッピーな家庭にしてくれるのではないでしょうか。

気になる維持費も、快適な上に光熱費や医療費・クリーニング代や食費などの生活費も大分軽減したように思います。

震災後の電気料金の値上げだけが、ショックでしたが、外食や温泉好きの我が家の面々も、家で過ごす時間が多くなり、なぜか?外でしかお酒を飲まなかった夫でさえ、この家に住むようになってから初めて、晩酌を楽しむようになったのは驚きでした。

我が家には、多くのお客様に、お越しいただいております。

夫を差し置いて、実際住んで感じている事やお客様の疑問にも、包み隠さずお答えしていますが、夫に住み替えを大反対した事へのお詫びとこの家を建ててもらった感謝のつもりで案内させて頂いております。

大事な家族の健康を守り、日々の生活で生じる様々なストレスから解放してくれるソーラーサーキットの家の素晴らしさを一人でも多くのお客様にご理解いただきたいと心から願っています。

どうぞお気軽に我が家にお越しください。心よりお待ちしています。

高橋 和恵


2017.09.30:m-kuma:[熊谷 昌則/レポート集]

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