薪ストーブへのあこがれ

  • 薪ストーブへのあこがれ
(2016年2月の撮影)



10月に入りすすきを目にすることも多くなり、お萩が食べたくなります。

私は根っからの地元民で、建築を学んだわけでもなかったのですが、

平成元年にログハウスの工場開設をきっかけに、好きなログハウスならお客様にその良さを、お伝えできるだろう。

その気持ちで入社しました。「心を和ませてくれる、木と薪ストーブの温もりをお伝えしたい。」と思っていました。

その良さとその使い方をお客様に伝えるには、自分で使ってその手間暇を、お伝えすることが一番だと、

薪ストーブを備えたログハウス風の自宅をつくりました。もう20年以上前のことになります。
(余談ですが、「もう少し断熱・気密性を考えればよかったな。」と、反省しています。
今となっては、どうしようもありませんが。)



秋になるとひと冬分の薪を用意し、12月になるとストーブに火を入れます。

ストーブの火、赤く輝く火、熱としての火、光としての火、みる者の心を和らげてくれる火、

火へのあこがれはつきません。



一度使い始めたらやめられず今まで使い続け、

火へのあこがれがつきないがゆえに、手間暇かけて毎日使い続けてきました。

火の温もりがこころを揺り動かし、二代目の薪ストーブを・・・。



私たちが薪ストーブの火にあこがれるのは、遠い遠いむかし火を誕生させたときの喜びの記憶を、

無意識に取り戻したいと思っているからなのか知れません。


長い間お疲れさまでした。冬の寒さから家族を守ってくれてありがとう。



2016.10.08:m-kuma:[熊谷 昌則/レポート集]

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