瑞巌寺の隣にある円通院。その山門です。
円通院は、伊達政宗の嫡孫光宗の霊廟で、
正保四年(1647年)瑞巌寺第100世洞水和尚により開山されました。
山門は開山と同時に建てられたと考えられ、萱葺で一間一戸の薬医門です。
礎石に立つ角材の本柱、支柱の間に控え貫と足元貫を通し、
腕木には3本とも中央に蓑束を立てて、大棟をうけています。
妻飾りに六葉を打った梅鉢懸魚を付けています。
反りの優美な軒出の深さ、
屋根と清楚な角材の構成が調和しているのが特徴です。
朝早く、まだ拝観出来ないのが残念でした。
松島にお越しの際には、ぜひ、素晴らしいお庭もご覧下さい。
八月におこなわれる「灯道祭り」に笛の音を聞きながら、
円通院のわびさびはを感じるのもなかんかです。
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