今まで無視されてきた「住み心地」
かなみさんお問い合わせありがとうございます。次の8つの条件を満たすような家を建てると、アトピーも改善すると思いますよ。
(空気環境とアトピーの関係については、近いうちに・・・。)
2 「住み心地」を重視するための8つの条件
ひと昔前、シックハウスの問題がマスコミ等でも取り上げられました。無垢材の柱や漆喰の壁、炭化コルクや羊毛などの断熱材といった自然素材で家を建てることが、「健康住宅」であるかのように言われた時期がありました。
しかし、健康をテーマに住宅を語るには、たくさんの要素があり、「建材に自然の材料を使うこと」は、数ある条件の1つにしかすぎないのです。自然の材料を使っただけで「健康住宅」だという理解をしていると、予期しない「不健康住宅」を手に入れることになるかもしれませんので、注意が必要です。
では、健康に暮せる家とはどんな家か?現在の住宅に対する不満要素を理解するための8つの条件を、考えてみます。
【体にやさしい「温度環境」のために】
①家全体に不快な温度差がないこと
家中で温度差のない空間づくりを実施することは極めて重要です。
②朝晩、室内に大きな寒暖差がないこと
くつろぎとやすらぎを満喫し、健やかに暮せる住宅にするには、一日の寒暖の差が小さい住宅にする対策が必要です。
③夏場にクーラーに頼りすぎずすむこと
夏、エアコンに頼りきった生活での健康上の問題点としては、次の2点が挙げられます。
A.自律神経の異常
B.子供の成長過程に汗腺発達障害
夏場に「暑くなったらから冷やす」家づくりでなく、「暑くならない」家づくりの対策が必要です。
【「空気」がきれいなこと】
④シックハウスの原因を除去し、十分に酸素がいき渡ること
室内の空気環境がきれいであれば、心身にかかる負担を軽減させることができます。アレルギーにも関係してくるポイントです。
⑤ホコリ・花粉・煤煙などを適切に除去すること
⑥四季を通じて適度な湿度を保つこと
多湿な日本では、一年中湿度との闘いがあります。夏、冬ともに「適度な湿度を保つ」家なら健康にもいいのです。
【「結露」と「音」の問題】
⑦窓周りの結露を防ぐ断熱・気密対策
冬場、毎朝のように窓枠部分で発生する結露とカビに心当たりはありませんか?
⑧静かにぐっすり眠れて疲れを十分に癒せること
以上、「住み心地」を重視するための8つの条件をご紹介しました。
これだけの条件をまとめて満たすことができる住宅であれば、
それこそ「真の健康住宅」だと思います。
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