鶴岡住宅視察

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 先日、鶴岡に研修に行った際の建物をご紹介します。
木部へは艶のある塗装を施しており、風合いを感じます。



 こちらの建物は本長という漬物業者様の本店であります。
数年前に建て替えをして2階建てでありながら吹き抜けの大きな大屋根で
古くからの流れを保っていて100年企業であります。
通し柱は樹齢150年と大変歴史を感じ、常に拝んでいるそうです。
運送には大変苦労したとおっしゃっていました。



 こちらは住まいになっている方の住宅です。
金物をほとんど使わない技術を露出した建築です。
メンテナンスも構造が表しになっているためやりやすい部分と
修正しにくい部分があります。
しかし、これをつくるには大工技術の腕と気遣いと木づかいが
大切だなと実感しました。

 当社の大工もこのような建物をつくりたい若者が集まってきている
のでぜひご用命の方がいらっしゃればご相談ください。



 階段も吊り階段で下に下地がないのが見えています。
これは梁から吊って踏み板を釣り木で支えている面白いくみ方で
勉強になったなと思います。



 たくさんの方が県産材を利用した完成住宅を見ていますね。



 こちらの建物は建築中でありますが、建物とカーポートを
一体化して街並みを統一させたいという想いから生まれた
鶴岡市の補助金をもらって建築している建物です。
アプローチの筋違の入れ方なども参考になるなと
撮影してきました。




 こちらの建物はほとりあという施設の建築物です。
小学校が終わったら自然と学校の宿題などを自主的に集まる施設で
これは周りの環境が鳥やため池のような環境でのどかで
ふれいあいやすい所が子供たちの集まる心理として働いている
のではないかと思います。
散歩道もあり、老若男女の人々が触れ合う大変貴重な場所だなと
建物からも実感しましたね。




 イベントも開催されており、自然と人が集まる環境がすばらしい施設で
これが本当のコミュニティー施設の姿かなと思いましたし、
施設長の考え方がこのベースになっているなとこれは
経営者がこうしていきたいという想いと共通するなと感じました。



 ラムサール条約の制限を受けている場所ですので
環境配慮と水鳥の保護に力を入れているのがわかり、
人間以外の生き物との触れ合いというものがどれだけ
大切なのかというものが今回訪れて勉強になった点です。


感想
 自然と動物とのふれあいをする場所として環境をつくることが
施設長の使命感があり、建物も調和して触れて感じられる場の
存在価値も私たちが仕事をする上で重要な役割で社会的存在意義が
あるなとこの研修に訪れて学べたなと実感しました。

2013.11.21:kg-kikuchi:[菊池幸生|スマイル日記]

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