ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
ワタシのヒガミ・・・?
わたしは身長150センチちょっとなので、
ヒガミにしか聞こえないかな・・・ 最近、とっても背が高ーくて、 なおかつ細ーい人、多い気がします (テレビのお笑い芸人にもいますよね)。 失礼ながら、そういう方を目にすると、 植物の「徒長」という言葉が思い浮かんでしまいます。 日のあたらないところで育ち、 ひょろりと伸びてしまってうなだれている、野菜の苗。 そういうものをイメージしてしまうのです。 だって、あんなに背が高いのに、骨はワタシと同じ太さみたいなんて、、、。 でも、菅野さんはお写真で拝見するかぎり、 がっしり屋台骨が組まれていらっしゃるようなので、 単に「恵まれた体格」ということではないでしょうか? |
母上様の言葉
百姓は働いてやせるもんだ。・・・・・
仰せのとおりと思います。 ただ、現代人は時間に追われており、これを解決するために、車に乗ったり、機械を使ったりして、体を動かす機会を奪われております。 昔のお百姓さんに比べたら、体を動かすより、座って雑用をしている時間が長いことは明白です。 これこれ、PCを使っているときなんか、お腹はまったくだらりとしているわけで・・・・。 それでお勧めは、PCの前では姿勢をばっちり正して、お腹を引っ込め、腹筋と背筋、そして、お尻まで力を入れてかつ腹式呼吸。 車に乗っているときも同じです。 これで相当、お腹の脂肪には効く筈。 次回お会いするときには、「百姓になる前は紳士服のモデルでした。」の台詞をお聞きしたい。と、思います。 |
たしかに百姓は運動不足
健康卵のエサは粗飼料
読みました
うん、越境しよう!
今ここで
こんばんは
菅野さん、お忙しいんですね。
おしょうしな。
田んぼの稲。穂がまだ出ません。いつもならば今月の6日ごろに出るのですがお盆過ぎになってしまいそうです。低温が続いたからね。遅れているんだ。このままだと稲刈りは10月に入ってからとなり、秋の長雨とぶつかりそう。難儀するなぁ。それにいもち病が心配だ。
たくさんのコメント、おしょうしな(ありがとうの方言です)。 11月に長井市の市長選挙があり、それへの話し合いとレインボープラン、虹の駅、農作業・・・何かと忙しい日々を過ごしていました。市長選挙のことはおいおい書きましょう。おかげですこし腹が出てしまいました。農作業を息子に託し、くっちゃべっている時間が長かったことと、ま、遊びすぎですね。 コメントに感謝。お盆にはアップいたします。 |
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一方、我が家のニワトリ達には太った奴はいない。みんなスラッとしたいい格好をしている。それは育て方に由来している。
大切なのは運動と食事だ。放し飼いなので、運動量は充分だ。問題は食事で、意外な印象を受けるかもしれないが、ニワトリたちに与えるエサは粗飼料だ。粗(末な)飼料(エサ)といえば聞こえが悪いけれど、満腹にはなるが必要以上の栄養をとらないように考えられているエサだ。例えばエサの中に約10%のノコクズを入れている。お腹がいっぱいにはなるが栄養はない。
他方、ゲージ(カゴ)に入れられている企業養鶏ではニワトリ達に濃厚飼料が与えられている。最も効率よく卵を産むように考えられたエサだ。文字通り、濃厚な高栄養、高カロリー。その結果、どんどん身体が大きくなり、性成熟が進み、生れてから150日ぐらいで5割産卵となる。産卵率は80%を越えるが、たった一年で身体はぼろぼろになってしまい、淘汰される。
粗飼料を与える我が家のニワトリは、運動しながらゆっくりと身体を作っていく。性成熟は遅く、5割産卵は180日以降になる。人間で言えば20歳を過ぎて、身体をしっかりと作ってから玉子を産むようにということだ。それから2年。平均産卵率は60%に届かないが、クスリに頼らずに、いつまでも元気でおいしい玉子を産み続けてくれる。
これは野菜や稲などの作物にもいえて、栄養たっぷりに育てられたものは、身体はでかいが病気に弱い。生きていくためにはクスリの助けが必要だ。見かけはともかく、中味は一人前の健康な作物とはいえない。
ぼくは191cm、105kg。大きすぎだ。ということは・・・一人前の健康な人間ではないということか。そういえば、性成熟も早かったような気もするし・・・。
やっぱりご飯を減らそう。そう思い、食事を途中で止めたら、88歳の母が声をかけてきた。
「なんだお前。ダイエットで痩せようとする百姓なんかいるもんか。たくさん喰え。そして思いっきり働け。百姓は働いてやせるもんだ。」
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・だとさ。