ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
自然と共には、なかなかで〜す!
山さくらさま
稲刈りは全部終わりました!
ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。
そして、ありがとうございました。 10月31日に、糯米の刈取りが無事にできました。 もう、30Kgの紙袋に入って我が家に届いていますので、 今年の暮れには、我が家の糯米で餅搗きができます。 そういうことは、私の思いの中では当たり前のことなのですが・・・。 私は子どもの頃から、糯米や、お米や、野菜を買うっていう裕福な家には育たなかったので、なんでも家にある物を料理して食べていました。 でも、魚や、お肉をさばいてということは、私には出来ません。 生きる力が育てられてなかったのかもわからないです。 今、私の子どもたちの年代は、スーパーに行けば何でもあると思っています。 お米だって、糯米だって、無かったら、誰かに分けてもらえばいいやって、すぐに言います。 お金さえ出せば、なんでも、手に入ると思っています。 だからお金が大事なのかもわかりません。 「そうじゃないんやで、今年は糯米がとれなければ、母さんは、お正月の餅つきをしないで我慢します。 そして、1年かけて来年のお正月の糯米を育てるんやで!」って、きつい事を言いました。 でも、我が子たちは、それをきつい言葉やと、感じないんです。 「お餅つきをしないんだったら、出来上ったお餅を買って来るんやな」って言います。 そういう人間を育てたのも、私だからって思うことにしていますが、腹立ちまくっています。 今に、日本中から稲が消えて、お米があり余る時が来るかもしれないから・・・・、来てほしくないけど・・・・、TPP参加を撤回しないとね。 ・・・「あんたは、まだそんなことを言よんかい?」って、人には言われます。 〔写真〕 10月31日今年最後の稲刈りです。 両横(東と北側)の田んぼは、水をいっぱい溜めています。 まだまだ、刈り取りをしないからです。 南隣りの田んぼは、ひこばえにお米が実っているんですよ。 それ位、品種によっては刈取りの時期が違います。 なので植える時期も異なります。 我が家は、8月末にコシヒカリを収穫します。 10月初めから中頃までに、ヒノヒカリと糯米を収穫します。 というのが、例年なのですが、今年は台風とか雨にやられて、 10月31日になってしまったんです。 でも、なんとか収穫ができて良かったです。 等級は悪いと思いますがショウガナイですよね。 火山噴火の降灰に苦しめられている所もある。 冬の間、雪に埋め尽くされる所もある。 でも、どこも、その所で、その時の成り行きと悪戦苦闘したり、 共に楽しんだり、・・・・どこも、住めば都なんでしょうね。 うちも、悪天候位では、泣き言は言わないようにします! ※ 話は変わりますが、 今回で2回目の、瀬戸内国際芸術祭2013が、昨日で終わりました。 また、3年後にあると思いますので、3年後私が元気だったら、 遊びに来てください。 私に、わかる所はご案内します。 |
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「世界が食べられなくなる日」(フランスの製作)というドキュメント映画を観た。
トウモロコシ、大豆、ナタネ・・・この遺伝子組み換え食品を食べ続けるとどうなるのか!フランスで極秘に行われた研究を映し出していた。
モルモットに遺伝子が組み換えられたトウモロコシを食べさせ続けた結果、4か月後ぐらいから癌にかかる割合が急上昇し、2年後にはほとんどすべてが罹患して行った。
だが、遺伝子組み換え作物を開発した企業(モンサント社)は三か月までのデーターしか公表せず、もって「異常なし」としている。人間の場合のデーターはない。いま、その人体実験が我々の暮らしの中で進行中ということだ。
☀ 遺伝子組み換え作物・・トウモロコシの場合
遺伝子組み換え作物ってなに?
「除草剤耐性」と「害虫抵抗性」の二種類があるが(映画はラウンドアップの除草剤抵抗性)、害虫抵抗性のトウモロコシの場合はこうだ。
トウモロコシを食べようと畑に虫が寄ってくる。そこで殺虫剤の散布となるのだが、種子メーカーはその虫に天敵がいることを発見する。微生物の一種で、虫にとりつき毒をだす。その微生物から毒を出すという能力にかかわる遺伝子をとりだし、トウモロコシに埋め込む。するとトウモロコシは毒を出しながら成長して虫を寄せ付けない。毒がトウモロコシの身体すべてに万遍なくいきわたっているためだ。これは自然界には存在しない作物。
いまや日本に輸入されているトウモロコシ、大豆、ナタネなど、家畜の飼料にも含まれるそれらのほとんどがこの遺伝子組み換えになっている。納豆、豆腐、味噌、などの大豆食品・・。その他、醤油、食用油、トウモロコシから作られる果糖ブドウ糖液糖(甘味料)、発泡酒の原材料の大豆たんぱく、糖類など、表示義務のないものも多く、私たちがそうと知らずにとっているものもたくさんある。それらはまた家畜を通して、肉や卵にも侵入している。
いのちの問題として、人の食べる食品のすべて、家畜のすべてから「遺伝子組み換え」作物を除いていかなければならない。切実にそう思う。
☂ 我が家の玉子は
菅野農園のニワトリたちには遺伝子組み換えトウモロコシ、大豆などは一切与えていない。飼料会社に特別に要請し、そうでない穀物を手に入れている。2割ほど高いが、食する子どもたちのためにも妥協はできないな。