ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
そうなんですよねえ〜
菅野さんお疲れ様です。息子さんとの関わり方、本当によくわかります。私は息子が二人なのですが、息子たちに従おう***二人とも子を持つ立派な大人なのだから***と、心の中ではいつも思って、自重しておりますが、つい一つ言い、二つ言い私の気持ちの中では分かってもらえず地団太を踏む羽目になってしまいます。 老いては子に従え と言いますが、歳を重ねるほど、我慢する事が多くなり、孤独にも堪える力を付けなければと、痛切に感じます。自分はまだ若いと思っていても、息子達から見れば、お婆さんなんだろうなあ〜いろんな所へ連れて行ってくれますが、ちょとした段差でも、「お母さん気をつけて」と言われると、なんだかムッとしてしまいます。息子はきずかって言ってくれているのですが、息子の目からはそうなんですね。 菅野さんは本当に優しいかたですね。 総て分かっていらっしゃる! 息子さんも幸せですね。こんなお手本になる父親と一緒で***話はとびますが、菅野さんのお宅にご夫婦がこられたと言う文を読ませていただきましたが、私も全く同じ思いでおりました。深夜便毎日聞いているんですよ。菅野さんのお話を聞くのが楽しみでたのしみで、本当に声も素敵でしたよ。また出て欲しいものだとずっと思っているのですが***一羽のニワトリが寄り添ってきたので羽を撫でてやった を読み目頭が熱くなりました 光景が手にとるようにわかり、のびのび育っているニワトリたちも幸せです。 菅野さんとお話をすると、皆本当に楽しくて時間の経つのも忘れてしまう事でしょうね。 優しい人は心が痛む事も多いですよね! 立派に育った息子さんにバトンタッチをし、菅野さんも少しは身体が楽になったのでは?まあやる事は沢山ありますがね。お体にはくれぐれもお気をつけてくださいね。 お邪魔いたしました。
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はなみずきさま
お疲れ様です!
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なんだ、一緒に仲良くやっているんじゃないのかという向きもありましょうが、体験的にいうと、息子と父親はなるべく一緒に仕事をしない方がいいとおもっている。必ずそこに意見の違いが生まれ、感情のシコリのようなものができてくるからね。俺と親父の場合はそうだったなぁ。
私の父は化学薬品、化学肥料の信奉者だった。やたら肉体を絞るだけの苦しい農作業の時代から、化学の力でようやく解放された世代なのだから当然だとも思う。農村でも腰の曲がった老人を見かけなくなったのもこの力に負うところが大きい。
化学を疑う俺の考えややり方をあまり信用していなかった。
“苦しかった時代になぜ戻るんだ?頭だけが先走ってはだめだ。身体がついていかないだろう。うまくいく訳がないではないか”
というのが親父の考えだったのだろうな。心配していたのだろう。ことあるごとに意見は対立したよ。私の気持ちが楽になったのは完全に任せてもらえるようになってからだ。
世代は代わって、俺と息子。息子が農業を始めてしばらくしたら、ところどころで意見の違いが出るようになった。ヤバイ・・同じことを繰り返す。ここは息子に任せよう。よしんばそれで失敗したとしても、それはそれで息子の経験になるものだ。そばにいれば口を出したくもなる。今はできるだけ一緒には仕事をしないようにしよう。
もちろん、相談を受けたらその限りではないし、手を貸してと言われればすぐに行くんだけどね。
息子から見たら、一番大変な作業をしない、単なるグータラ親父と映っているのかもしれないけれどな。でもよ、これが一番いいんだって。
写真は朝日連峰を背にしたわが村の全景です。