作家名:石川霞
作品名:おだんご
材料等:硬質石膏
展示会名:Scope -フォルム展-
開催年月:平成23年11月
おだんご / 石川霞
中庭の季節だより―平成23年11月号
晩秋の中庭、オオサカズキ等の紅い葉が、絨毯を敷いたように見える。 奥の庭石は鋭角的な表情をもち、中庭の景を引き締めている。(平成23年11月20日撮影)
ひつじ アルパカ / 柴崎映美子
作家名:柴崎映美子
作品名:ひつじ アルパカ
材料等:
展示会名:トウキロク
開催年月:平成23年10月
中庭の季節だより《居心地の良い癒しの庭》―平成23年10月号
ギャラリー絵遊、蔵ダイマスの情報は平成23年8月よりインターネットでご覧いただけるようになりました。「中庭の季節だより」も、折折同様に発信してまいりますので宜しくお願いします。インターネット初登場ですので、まず、中庭のプロフィールを紹介します。
ギャ ラリー絵遊と蔵ダイマスを結ぶL字型の回廊と奥にある住宅に囲まれた30坪余の中庭です。古くから蔵ダイマスの東側には庭がありましたが、現在の庭 の原形は平成10年につくったものです。平成18年のギャラリー新築を機に、中庭の東側に大きな2つの石を置きました。これは庭の景を形づくる上で大切な ポイントとなるもので、鋭角的な表情をもち庭を引き締めております。また、大きな玉石をスライスして石貼りし目地に苔を入れて柔かい雰囲気をもたせまし た。その後も庭木の植え替え等をして現在に至ってます。庭づくりは庭木の成長や衰え、植え替え、小さな植物への愛着等関心と希望がある限り終りがないもの と思ってます。
庭づくりに当っては自然の趣を旨として、主に山野にある雑木を入れ、山野草も年々増やしてきました。居心地の良い癒しの庭にしたいと思ってます。
一 番の古木はキャラボク、これは蔵ダイマスよりもっと古くから生きてきたのではないかと思われます。詳しくは解りませんが樹齢150年には達しているか なと見てます。降雨や水やりにより幹肌の赤味がきわだって見えます。樹齢を重ねる毎に赤味が濃くなってきました。また、幹のかなりの部分が空洞になってお ります。40年以上も剪定してないため、一般によく見られる玉つくりのキャラではなく自然樹形になってます。
他に大きなものでは、アオダ モ、オオサカヅキ、メグスリノキがあり、野趣豊かなガマズミ、オトコヨウゾメ、サワフタギ、リョウブ、ウラジロヨウラク、ク ロモジ、ハナイカダ……(いずれも落葉広葉樹)が植えてあります。これから11月にかけて紅に、黄色に、また茶色に染まり、深まる秋を彩ってくれます。
こ こでオオサカヅキの葉の色変りを紹介します。樹高7m程のモミジで、4月下旬頃葉がでますが、最初から赤い葉で、8月お盆の頃から9月にかけて緑色を おび、11月下旬の落葉直前には見事な真紅となり、落葉により地面が赤いじゅうたんを敷いたようになります。時に、この赤いじゅうたんに初雪が降り絶妙な 色彩のコントラストを見ることができます。1ヶ月位落葉を集めないので赤いじゅうたんを楽しめます。
どうぞご覧ください。 今号はインターネット初登場で長くなってしまいました。山野草等は次の機会に紹介します。
駒谷修二 記