トランス脂肪酸は控えめに

  • トランス脂肪酸は控えめに
狂った油とか、食べるプラスチックと何かと物議をもたらしているトランス脂肪酸。

日本のマスコミでは、あまり取り上げられておりませんが、米国では今年6月から、カナダでは10月からトランス脂肪酸の食品への使用が原則禁止されるということをご存知でしたでしょうか。

トランス脂肪酸は、トランス型不飽和脂肪酸とも呼ばれ、人工的に水素を付加して硬化させた製品を製造する過程で発生します。身近なものでは、サラダ油・ マーガリン・ショートニング・ファットスプレッド・マヨネーズやそれらを使用した 食品(クッキーやケーキ・スナック菓子・カップめんなど)にも含まれます。

トランス脂肪酸は、LDLコレステロールを増加させ心血管疾患のリスクを高めるといわれ、世界保健機関(WHO)では、1日1%未満に控えるべきとの勧告が発表されていますが、米国の平均2.6%に比べ、日本では、和食が中心で、1日に摂取するトランス脂肪酸の平均は、全カロリー中0.3%から0.6%であるとして、あまり問題視されておりません。

トランス脂肪酸は、牛肉や牛乳にも微量ながら含まれており、高温に弱い油を熱したり、電子レンジでチンしても生成されると言われております。

私も、マーガリンやマヨネーズはあまり良くないということで、極力控えておりましたが、農林水産庁のHPを見ると、数多くの食品に含まれているのがわかります。

かつて、糖尿病・高血圧・心疾患や脳疾患は成人病と呼ばれ、加齢が大きな要因とされていましたが、いつしか生活習慣病となり、若年世代の発症も増加しており、ファーストフードやコンビニなども含め、食の欧米化の影響が大きいとされています。

特に、小さなお子さんや妊婦の方々・メタボ体質の方々の過度な摂取にはご注意いただきたいと思いますが、一方で、トランス脂肪酸から代替される飽和脂肪酸についても、摂り過ぎの危険が指摘されていて、いずれにしても油は控えめに、栄養バランスのよい食事が必要ではないかと思います。

※ ブラックコーヒーが、苦手で、ついついミルクを入れて飲んでしまいますが、コーヒーフレッシュにもかなり含有されており、ブラックで飲めるようにしたいと思います(笑)


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