HOME > 記事一覧

外断熱が家族を守る 〇 外断熱は高いのか?

  • 外断熱が家族を守る 〇 外断熱は高いのか?
弊社に頂戴する質問で、一番多いのが、「なぜ外断熱は高いのですか?」というご質問です。

本来、高いとか安いとかというのは、同じ性能や品質を有した物の比較で表現するものだとは思いますが答えさせていただきたいと思います。

これまでスクラップ&ビルド(つくっては壊す)が当たり前の建築業界では、床下や壁の中・小屋裏といった部分の環境はあまり重要視されることのなかった存在でした。

しかし、この見えない部分の環境こそが、建物の耐久性とお客様の健康を守る最大のポイントとしてとらえ、目に見えない部分に手間と費用をかけ、現場で働く職人さんと共に情熱を傾けた家づくりにこだわっているのが弊社の家づくりなのです。

〇 完全外断熱化に要する資材と技術
〇 気密と通気を融合させるための資材と技術
〇 躯体内通気を実現する通気部材とシステム
〇 耐震性と耐久性に優れた構造躯体LVLの採用
〇 断熱玄関ドア&樹脂複層トリプルガラスの採用
〇 地熱を活用し蓄熱・蓄冷・通気効果を発揮する基礎構造
〇 四季対応型のSC・SV換気システムの導入
〇 物理的防蟻工法TMFSの採用
〇 制振ダンパー「ミライエ」の導入
〇 小屋裏空間の有効利用
〇 光熱費を軽減する暖房設備や建築計画と暮らし方のご提案
〇 徹底した品質管理と検査体制
〇 地域密着のアフターサービス体制

※ 詳細については第四章にて詳しく説明します。

多くのメーカーは、設備や外装・内装やインテリアなど目に見える部分に費用をかけて、高級感を演出しますが、弊社ではお建ていただいてからの満足と安心のために、こうした目に見えない部分にこだわった家づくりに取り組んでいるのです。

要するに外観や内装・設備などの見た目が同じであっても、私達の家づくりの中身は、坪70万も80万もする大手のハウスメーカーと比較しても歴然で、この目に見えない部分のクオリティの高さによって、住み心地のいい住まいが実現し、多くのお客様から高い評価を得てまいりました。

確かに、坪45.6万のローコスト住宅と比較すれば、割高に感じるかもしれませんが、中身はまるで違うのです。

安物買いの銭失いというのは、少し言い過ぎかもしれませんが、価格の安さに満足するのは、買ったときだけで後々満足度は薄れ、逆に大きな不満やストレスが生じるということも頭に入れて家づくりを検討して頂きたいと思います。

※ ローコスト住宅についてのカラクリは第三章で詳しく説明させていただきます。


もちろん弊社では、少しでもお求めやすい価格でお客様にご提供出来るよう、精一杯の企業努力をさせていただいております。

弊社において、一般的な建築費は120㎡(36~37坪)前後の2階建の建物であれば10畳ほどの小屋裏スペース(専用階段付)を設けても、外断熱WINで2,300万前後で収まりますし、衣替えの機能を合わせもつソーラーサーキット仕様でも2500万前後の建築費で充分対応が可能なのです。

ローコストメーカーのようで嫌な表現ではありますが、小屋裏利用の面積を床面積に入れた場合、坪単価で50万を切る建物も結構あるのです。

仮に他社メーカーの住宅と400万円位の差があったとしましょう。確かに400万といえば高級車が買える金額で大金ではありますが、多くの方が利用する35年ローンの月当たりの返済額でみると、毎月12,000円位の違いとなります。

家計を預かる奥様にとっては、毎月の12,000円は痛い出費に思われますが、光熱費だけでも月5,000円から6,000円は間違いなく軽減します。

※ 第三章で光熱費のデータをご紹介させていただきます。


しかも、健康で快適な暮らしが実現することで、医療費や家事労働の負担も大分抑えられてくるのです。

さらに.、建物の耐久性やその資産価値は大幅に向上することで、リフオーム費用の軽減はもちろん、将来お子さんやお孫さんが住んだり、賃貸や売却といった資産の有効活用も図れるのです。

弊社は、東北で初となる、一般財団法人ベターリビング【長寿命住宅供給システム】の認定を受けており、JTI(一般社団法人 移住・住みかえ支援機構)の【貸せるストック】を利用し、将来、利用しなくなったマイホームでも、生涯にわたり一括借り上げが受けられ、万一転職などでローンが支払えなくなった場合でも借り上げ可能な制度も利用できます。【長寿命住宅供給うシステム】【貸せるストック】については第三章にてご説明させていただきます。

ですから、あくまで表面的な金額ではなく、ランニングコストや将来の補修費用・目に見えない快適さや無駄出費も含めた、トータルコストで考慮していただくことで、決して高い買い物ではないということをご理解いただけると思うのです。

毎月12,000円の差で、心から満足するマイホームになるか、将来後悔するマイホームになるかが、大きく左右するといっても過言ではないのです。

そんな話は、信じられないというお客様もいらっしゃると思いますが、そう思われるお客様は、弊社と他社で実際に建てられた建物をたくさん見学し、多くのお客様の話を直接聞いて比較してみていただきたいのです。そうすれば必ずご納得いただけるのと思います。

限られた予算の中で、外断熱を建てる方法もたくさんございます。

〇 1.2階の面積を最小限にして、収納などのスペースを小屋裏として活用する。
〇 シンプルなデザインにする。
〇 間仕切壁を少なくして、できるだけオープンな間取りを構成する。
〇 住宅設備や照明・カーテンなどにあまりお金をかけない

外断熱ならではのコストダウンも十分可能ですので、見た目の価格で住宅を選択することは避けた方が賢明だと思います。

本章の最後に、外断熱の家の様々なメリットやこれまでの暮らしが、一変するかのような快適な住み心地を紹介させていただきますが、外断熱の家で暮らすということは、当初のイニシャルコストをはるかに上回る数多くのリターンが得られ、長い目で見れば非常にお得な家であることは間違いありません。

弊社の外断熱の家は、「いつまでも強く・いつまでも快適に」住む人と建物の健康をいつまでも守り、50年後も価値ある家だと言えるのです。

外断熱が家族を守る 〇 外断熱もどきに注意

  • 外断熱が家族を守る 〇 外断熱もどきに注意
昨今の外断熱ブームもあって、にわかに外断熱を扱うメーカーが増えてきました。しかしながら名ばかりの外断熱も多いので、十分な注意が必要です。

本物か偽物かというのも、何ともおかしな話だとは思うのですが、実に多くの造り手が内断熱と外断熱が混合している疑似的な外断熱、いわゆる外断熱もどきになっているのです。

真の外断熱は、基礎・壁・屋根の構造躯体の外側に断熱施工するのに対し、外断熱もどきの建物は、基礎や、壁だけ外断熱だったり、基礎・壁だけ外断熱で、屋根ではなく天井部分に断熱したり、中には壁と屋根は外断熱なのに、基礎だけ内断熱という造り手もあり、本当にマチマチなのです。

このように、断熱部が混合すると何が問題なのかというと、本来、断熱の連続性を目的に生まれた外断熱にとって、肝心かなめの断熱の連続性の確保が難しく、取り合い部での断熱欠損や気密劣化によって性能が損なわれ、内部結露の危険性が生じるのです。

こうした外断熱もどきの建物は、正しい施工を実施した内断熱の建物以上に問題が発生する場合があるので、注意しなければならないのです。

また、屋根断熱と称して、さも外断熱と見せかけて、屋根の垂木の内側に断熱施工したり、躯体の中に断熱材があるのに、気密層の外側だから外断熱としてるメーカーもあるのです。

特に、基礎や壁の外断熱化に比べ、屋根の外断熱化には相当の費用と工期を要する為、ほとんどの造り手は採用していないのが現状です。

屋根を外断熱にすると、屋根を構成する垂木や野地板も二重となり、屋根の構造躯体を2棟分造るのと同じ材料と手間が必要になるので、大きなコストアップと工期延長につながるので敬遠されるのです。

また、コストダウンの目的で使用されることの多い断熱材に、高性能(熱伝導率が低い)とされ、35ミリ程度の厚さでも性能が保たれるとするフェノールフォーム系の断熱材がありますが、小さなお子さんの力でも、簡単につぶれたり、割れたりで、製品そのものの強度や透湿性・ビスの防錆の面からも問題があり、住宅に使用されるようになって、歴史も浅いので気を付けて選択しなければなりません。

そして、弊社の外断熱・二重通気工法「ソーラーサーキットの家」と比較されるケースがあるのが、エア〇〇工法を採用した建物です。

考え方は似ている部分があり、イラストなどをみればさも同じように感じるお客様もいらっしゃるようですが、中身はまるで異なり、似ては非なりの言葉がぴったりの工法です。

そもそも高気密・高断熱を批判し、パッシブと称して中気密・中断熱を推奨していた工法ですので、単に外断熱にして通気層を設けているだけに過ぎず、気密や断熱の考え方が根本的に違います。最近では高気密バージョンとやらもあるそうですが、気密や断熱の性能値は実にあいまいですのでご注意いただきたいと思います。

外断熱に限らず、高気密・高断熱の住宅で、何より大事なのが命とも言える気密性能と確かな断熱施工です。

C値を測定しているかどうかは、必ず確認し未実施ならば候補からは外したほうが無難です。

最低でもC値は1.0以下のメーカーを選択する必要があります。

優秀な数値が計測される総2階の建物の実測値を示すようなメーカーも注意が必要です。

大事なのは現在計画している建物の数値がいくらになるかという事なのです。

そして、断熱材の施工にも十分注意が必要です。内断熱でももちろんですが、外断熱の場合でも隙間なく施工することが非常に重要です。

外断熱においても、窓などの開口部や入れ角や出隅(建物のおうとつ部)妻部分の加工など、断熱材を寸法どおりにカットしなければいけない部分は数多くあり、隙間なくカットし、施工するのは、数多くの経験に基づいた確かな技術を要します。

分かりやすく言えば、断熱材のパズルのようなもので、現場にて断熱材を寸法にあわせピースをつくり、壁に一枚一枚隙間なく施工しなければならないのです。

当然、きつければ上手くおさまりませんし、ゆるければ隙間があいてしまうということになり本来の性能が発揮されなくなるのです。

外断熱になれていない職人さんが施工すると、こうした危険性も出てくる場合がありますので、ご注意ください。

一番怖いのは、高気密・高断熱住宅の場合、断熱施工において隙間があったとしても気密テープで塞いでしまえば、隙間は当然見えなくなり、たとえ気密測定をしても、それなりの数値は出てしまうということです。

つまり、外断熱だろうと内断熱だろうと、気密工事の前の断熱施工のチェックはとても大事なことなので、決して職人まかせにすることなく、徹底した現場管理が必要なのです。

さらに外断熱の場合、重要となるのが構造材の選択です。木材の割れによる外壁の支持力ややせやくるいによる気密劣化、後々の耐震性の低下など、様々な影響を及ぼしますので十分注意しなければなりません。

無垢材であっても集成材であっても、強度や含水率の確認は必要で、気密や断熱性能・耐震性能や省エネ性も含めた、将来の経年変化にともなう様々な性能の劣化に対する考え方も確認することをオススメいたします。

建築中の現場の確認は必ず必要です。

外断熱を謳っている以上、気密や断熱が最大のアピールポイントですので、自信があれば気密・断熱工事中の現場の見学をすすめるのが本来の姿ですので、構造中の現場見学をすすめない業者や躊躇するような業者も要注意といえます。

※ 気密・断熱工事の様子がわかる旬の期間は、現場によって多少異なりますが10日から2週間位です。

そして、築年数の古いオーナー様の家を数多く見学し、お客様の声をたくさん聞くことが大事だと思います。

また、内断熱の建物同様、床下や小屋裏の状況の確認は必需です。ご主人様の役目かとおもいますが、一生に一度の家づくりですので、労を惜しまず実施してください。

これらをしっかり確認したうえで、納得できなれば将来、様々な問題が発生する危険性が高いということをくれぐれもご認識いただきたいと思います。













外断熱が家族を守る  〇建物が大きくなる?

  • 外断熱が家族を守る  〇建物が大きくなる?
外断熱にすることで、内断熱に比べ建物がひと回り大きくなるのもおわかりいただけると思います。

弊社の外断熱の場合、構造用の耐力面材に加え、断熱材、外部の通気層を確保するための胴縁材の寸法を合わせると、断熱仕様にもより異なりますが、9㎝から12cmほど柱の外側から、外壁面がふけてきます。

一般的な住宅地では、外壁の後退距離が1㍍というケースがほとんどですので、敷地の状況によっては、希望する建物が敷地内に収まらないといったケースが出てくるので、ご自身でプランを検討なされる方などは、十分注意が必要です。

また、建物外部の面積が大きくなるばかりでなく、建物内部の容量(体積)についても、内断熱の建物と比較して20%から30%も大きな建物になるということもご理解いただきたいと思います。

そして、建物容量が大きくなることによって、影響を及ぼすのが冷暖房における熱容量ということになります。

外断熱の家の場合、構造の外側(基礎・壁・屋根)で連続した断熱・気密工事を施工する事で、熱橋(ヒートブリッジ)と隙間を防ぎ、暑さ・寒さを建物の外側で遮断する事が出来るというのはおわかりいただけたと思います。

つまり、断熱ラインを構造の外側にする事で、内断熱の建物と比べ、室内側(断熱ライン内側)の体積が20%から30%近く大きくなるために、必然的に熱容量の大きな建物となることになるのです。

熱容量が大きくなるということは、大きなやかんや鍋でお湯を沸かすのと同じように、熱くなるのも時間がかかる一方、一度暖まればなかなか冷めないという外断熱特有の大きなメリットが生まれるという事になります。

さらに、基礎のコンクリートや柱や梁などの木材までも、蓄熱体となって熱を蓄える事で、床・壁・天井といった壁面もあたたまり、その輻射熱の効果によって、室温をさほど上げなくとも体感温度は高く、十分な暖かさを感じる事が出来るようになるのです。

しかし、暮らし方や生活スタイルによっては、こうしたメリットを十分に生かしきれないのが、外断熱のデメリットでもあるのです。

外断熱の熱容量の大きさと輻射熱の暖かさというメリットを活かすには、これまでの暖房に対する考え方を大きく変えなければなりません。

つまり、空気を暖めるだけの暖房から、建物そのものを暖めるというもので、この事をご理解出来ずに外断熱の家に住むと、後々大きなご不満につながる可能性があるのでご注意下さい。

※ 暮らし方については、後ほど詳しくご説明させていただきます。



外断熱が家族を守る 〇外断熱の防音効果

  • 外断熱が家族を守る 〇外断熱の防音効果
外断熱の防音効果の高さについては、どなたでもご理解いただけるかと思います。

構造の外側で気密・断熱工事を実施する外断熱の家は、暑さや寒さを外側で遮断するばかりでなく、外部で発生する音もしっかり遮断します。

強い台風時は別にしても、多少の雨や風はほとんど感じず、音が気になり寝不足になるということはほぼ皆無で、騒音に敏感な方でも毎日の安眠が確保されるので、夜間勤務で日中お休みになられる方などには願ってもない住まいとなります。

また、道路沿いに面し、トラックやダンプ・時に暴走族の騒音に悩まされていた方や、夜間でもご近所にご迷惑をかけずに、ピアノやカラオケなどを楽しみたい方にとって、外断熱の家は最適と言えます。

しかし、防音効果が高く外の音を遮断するということは、家の中で発生する音についても外に漏れにくいわけで、これをデメリットとして感じるお客様も少なからずいらっしゃいます。

特に、高齢のご両親と同居する二世帯住宅などでは、親世帯と子世帯との生活スタイルなどがおのずと変わってくるので注意が必要です。

元気なお子さんがいらっしゃるご家庭では、音によってご両親にストレスを与えてしまうといったことが考えられますので、防音対策や間取りプランなど、事前に十分な検討が必要になってきます。

そして、吹き抜けなどを希望する場合は、上下階の物音や声も伝わりやすいので、音についてリアルに考え、事前に家族で話し合った上で、吹き抜けの設置をご検討いただきたいと思います。

また、冗談半分のお話かとは思いますが、室内での音が筒抜けになり、夫婦喧嘩や内緒話もおちおち出来ないなんておっしゃるお客様もいらっしゃいますので一応、頭の片隅に入れておいてください。

※ 以前、テレビをつけていて、隣の家にきた救急車に気付かなかったというお客様がおりました。少し、オーバーな気もしますがその位防音効果は高いというのは間違いございません。よく防犯対策として敷地のまわりに砕石や砂利などを敷設したいというお客様もおりますが、たとえ走ってあるったとしても、窓を閉めていれば全く聞こえないということも、頭に入れておいてください。

外断熱が家族を守る 〇 シロアリに弱い

  • 外断熱が家族を守る 〇 シロアリに弱い
内断熱メーカーの営業マンが外壁の指摘同様、外断熱つぶしのトークによく使うのが、シロアリ問題です。

基礎外断熱は、地熱の効果により室内の良好な温熱環境を形成すると共に、基礎そのものが、紫外線や酸性雨の影響を直接受けない為に、コンクリートや鉄筋の劣化を防ぐ事で耐久性が大幅に向上します。

さらに、寒い冬や湿気の多い夏場において発生する床下の結露を防止する事で、土台・床組などの腐食防止に大きく寄与する事から、全国で急速に普及しています。

しかしながら、基礎外断熱の大きな欠点として、懸念されるのが地中に潜むシロアリによる食害で、十分に注意が必要です。

※ 以前は、基礎外断熱を批判していた多くの内断熱メーカーも基礎外断熱を採用するようになりました。

蟻害の怖さや発生原因に対して、無関心な建築業者が、単に基礎外断熱がブームだからといって蟻害対策を怠った施工をすると、築後わずか数年で、シロアリが断熱材の中に蟻道(ぎどう)をつくり、建物内に侵入、土台や柱の構造躯体に被害を及ぼす被害事例が、数多く報告されているのも現実です。

※ ちなみに基礎外断熱のシロアリ被害で検索してみて下さい。多くの蟻害が発生し大きな問題になっているのがわかります。

そうした中、弊社が取り組むソーラーサーキットの家では、薬剤を使用しない物理的防蟻工法を採用し、住む人の健康と環境にも配慮したターミメッシュフォームシステム(TMFS)を採用しています。

TMFSは、基礎の外断熱材はもちろん、床下のべた基礎内の配管回りにいたるまで、シロアリの子供でも侵入できないほど網目の細かなステンレスメッシュを敷設する事で、薬剤に頼らずして物理的にシロアリの侵入を防ぐ画期的なシステムで平成12年に全国で導入して以来蟻害はゼロです。



画像は、2001年に、シロアリが多く生息している鹿児島の指宿で、京都大学と共同で設置した試験体のデータで、TMFSを敷設しない試験体は、完全にシロアリの食害を受けていますが、TMFSを敷設した試験体は、設置後25年以上経過していますが蟻害は一切発生していません。

基礎外断熱の蟻害対策は、温暖化が進む現代において非常に大事なポイントで、今や日本全国に生息しているヤマトシロアリのみならず、家屋に大きな被害を及ぼす加害性の強いイエシロアリの蟻害も北海道で発生しているのです。

こうした現状において、物理的にシロアリの侵入を防ぐことができるノンケミカルの防蟻システムTMFSは、薬剤に頼ることなく長期にわたり防蟻性能が維持されます。

人体に影響がない自然の生態系を守る意味においても最良の防蟻工法といえるのです。







※ 換気口があれば建築中でも床下の乾燥が図れますが、換気口のない基礎の外断熱の場合、床下のコンクリートから水分が蒸発し、建築途中から床下に大量のカビが発生する可能性がありますので、十分な対策が必要です。