「ソーラーサーキットのお家」の利府モデルハウスでは、室内はもちろん、床下や小屋裏の温度と湿度も、画像の様に、24時間リアルタイムでご確認いただけます。
他社でも、こうしたモニターを設置しているところはあると思いますが、居室のみの表示が大半で、閉ざされている床下や小屋裏の温湿状況を表示しているメーカーは、ほとんどないはずです。
<1F寝室の温湿度と二酸化炭素濃度です。換気も機能しているのがわかります。>
下の画像は、日中33℃を超えた7月14日(土)の外の温湿状況の1日の推移です。
一日で、温度差が約10℃・湿度差も40%位あり、変動が大きいのがわかると思います。
リビングの状況がこちらです。2階のエアコン一台で、24時間ほぼ一定の状況を保っているのですが、こうした環境は、そこそこの断熱性能と間取りの工夫や空調機器で、どこの会社でもわりと簡単につくれる環境です。
そして、次の画像が、小屋裏と床下の環境の推移ですが、この環境だけは、他の会社では、逆立ちしてもつくり出せない環境であり、ソーラーサーキットの快適さの何よりの証明となります。
通常、床下や小屋裏の温湿度は外の日射熱や湿気の影響を受け、外気同様に大きく変動するのが、常識ですが、ソーラーサーキットの家では、こうした目に見えない部分の温湿度もほとんど変動することなく一定です。
いつも、本当にいい家を求めるのであれば、寒い冬や暑い夏に、床下や小屋裏を確認して下さいと言っておりますが、床下と小屋裏の環境を見れば、本当に高性能なのか健康に暮らせる家なのかが、ハッキリと分かるからなのです。
ソーラーサーキットの家は、完全な外断熱と二重通気という独自の技術により、この時期は、高い遮熱性と気密性を同時に発揮し、構造の外側で、日射を遮り、湿気や熱気の侵入を防ぎます。
そして、床下から、小屋裏まで続く通気層に、空気の流れをつくり、床下の涼しい空気を通気層に取り入れ、自然の力で排熱と排湿の機能を働かせ、建物を冷ます効果が発揮され、必然的に室内の温度上昇を抑えてくれるのです。
弊社では、長年にわたり、外断熱の家づくりを通して、温熱環境と空気環境にこだわり、温度差や湿度差のない・そしてきれいな空気の家づくりに取り組んで参りました。
床下であれ、小屋裏であれ、壁の中であれ、湿度や温度などの条件が揃えば必ず、結露もするし、カビも生えるのです。
長年、結露が続いて、家は長持ちするでしょうか?
カビに囲まれて健康な暮らしが送れるでしょうか?
いくら高級な羽毛布団であれ、押入れに何年も入れっぱなしにして、その暖かさは持続できないのは、ご理解いただけると思います。
よく木は生きていて、呼吸すると言われますが、ご自身が木になったつもりで、壁体内の環境を想像してみて下さい。
家の中の環境は、床暖房やエアコンというお化粧によって、お金をかければいくらでも、よく見せる環境をつくることは、そう難しいことではありません。
ところが、構造内部は、どうしても屋外と室内側の環境の影響を受け、熱や水蒸気の移動を繰りかえしてしまうのです。
熱も水蒸気も高い所から、低い所へ移動するために、冬と夏では、その動きも逆転し、季節を問わず、湿気がこもり、露点温度に達すれば、内部結露を引き起こしてしまうのは、自然の摂理なのです。
厄介なのは、こうした湿気や結露によって、人や建物の健康にただちに影響を及ぼすことはないということで、不具合が生じるのが何年後かは、家や住む人によって、まちまちだということです。
震災時にも、よく聞いたフレーズですが、間違いないのは、将来、必ず様々な問題が生じてしまう可能性が、非常に高いということです。
家の本当の性能は、出来るだけスッピンの状態で、体感することが大事で、じめじめして暑い日こそ比較する絶好のチャンスで、建売やマンションを検討している方にも、いつもオススメしています。
弊社では、暑い夏もエアコンに頼らない暮らしを提案しており、モデルハウスでも、出来るだけエアコンを使わず、27℃~28℃・湿度50%台の環境をご体感いただいております。
モデルハウスでは、日中も、照明がついており、地下室から小屋裏まで階段を上り下りすると、私達でも暑く感じる場合もあり、他社のギンギン冷えたモデルハウスを回ってきたお客様から、少し暑いのでは~と嫌味を言われることもたまにありますが、この時期、ほとんどのご家庭では、短パンでTシャツで暮らす日常を考えれば、28℃でも50%台の湿度であれば、間違いなく扇風機で十分な涼しさを得られるのです。
是非、ご来場いただく場合は、この辺のところを頭に入れてご見学いただければ幸いです。
もちろん、エアコンで冷えた環境をお望みのお客様も、熱ごもりの少ない外断熱の家は、僅かな冷房費で涼しい環境は簡単につくれますのでご安心下さい。
※ 余談ですが、床や壁・天井の表面温度も低く、湿度を50%前後のモデルハウスで、26℃の温度設定で、打ち合わせをしていると、薄着では寒くなってくるのも事実です。他の建物と比べると体感温度は、最低でも2℃から3℃は違うのが弊社の家で、28℃・50%であれば、内断熱の26℃・70%よりもはるかに涼しいということをご理解いただきたいと思います。
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2015.09.25 (中山の高梨欽司)火災保険の制度
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2015.08.25 (阿部貴日呼)毎週のように行っています
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2014.12.10 (高橋一夫)ありがとうございます。
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2014.12.08 (ちょーすけ)勉強になります
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2014.12.04 (T氏)ごちそうさまでした!
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