HEAT20(ヒート20)をご存知でしょうか。一般のユーザーには馴染みがうすいと思いますが、省エネ性や断熱性を重視した家づくりを推進している造り手で、もしわからないという方がいれば、とても恥ずかしく、勉強不足と言えるでしょう。
断熱基準が平成25年に改正され、現在まだ、猶予期間ではありますが、3年後の32年より義務化となり、基準以下の建物は原則建てられなくなります。
しかし、この基準は平成11年に示された、次世代省エネ基準がベースになっており、長期優良住宅の断熱等級では、4という最高等級ではありますが、あくまで最低限のレベルだということを理解しなければなりません。
そして、現在、多くのハウスメーカーが盛んにPRしているZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)も、この基準を20%向上させた基準であり、私達はすでに20年以上前から、このZEH基準を上回る住宅をつくってきました。
つまり、最低限のレベルの断熱性能の家を最高等級として、さほどレベルの高くないZEHを、多くのハウスメーカーが、販売しているということなのです。
HEAT20とは、上記の様な、国の基準や制度とは、一線を画して、本物の省エネ住宅の望ましい姿を、民間主導で提案し、業界全体の底上げと技術革新を図るために、2009年に設立された民間の団体で、「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の略称です。
HEAT20は、単にUA値の基準を定めるだけでなく、「気密・断熱・遮熱・通風・採光・換気・冷暖房」など、室内環境性能の向上に影響の大きい要素を様々な角度から検討し、室温や暖房負荷といったわかりやすい指標を用いて、「望ましい姿」と「目指すべき水準」を示しております。
そして、足元の業界関係者に、省エネ住宅に適した設計や施工の技術の向上を図るための
指針の策定に大きく寄与する研究活動を実施しております。
参考までに、宮城は、主に4地域となっており、改正省エネ基準のUA値は0.75・ゼロエネ基準でも0.6ですが、HEAT20の基準では、G1グレードで0.46・G2グレードで0.34となっています。
弊社の造るソーラーサーキットの家では、すでに業界に先駆けて、HEAT20基準をクリアしており、標準仕様で0.43・ハイスペック仕様で0.34のUA値で、数多くの住宅を造らせていただいております。
そして、ソーラーサーキットの家は、完全外断熱と二重通気によって、見た目の性能値は、同じでも、実際の性能値の差は歴然で、計算を上回る省エネ性能を実現し、かつその性能が長期にわたり、保持出来る建物となります。
HEAT20について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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2015.09.25 (中山の高梨欽司)火災保険の制度
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2015.08.25 (阿部貴日呼)毎週のように行っています
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2014.12.10 (高橋一夫)ありがとうございます。
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2014.12.08 (ちょーすけ)勉強になります
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2014.12.04 (T氏)ごちそうさまでした!
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