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寝室と寝床内の環境でぐっすり快眠

ウエザーニュースによると、宮城県に住む方の寝室の平均室温は、寝る時が16℃で起きる時が11℃だそうです。

これは、おそらく寝る前に少し暖めて、暖房を切って朝を迎えると、室温が11℃まで下がっているということだと思います。

そして、冬場の良好な寝床内環境は、33℃・50%前後といわれており、、普通は、無意識にこの環境に近い状態をつくるために、フトンの種類・枚数・パジャマなどを調整しているそうです。

弊社の外断熱に住むオーナー様の多くは、寝室の室温を、寝る時も起きる時も15℃~20℃にしており、皆さんが羽毛布団1枚・薄着のパジャマで朝までぐっすり眠っておられます。

寝室の室温が低い場合、布団を何枚もかけたり、厚手のスウエット・電気毛布や湯たんぽなどで暖めるのが一般的で、布団が重かったり、服がごわごわしたりで、寝つきも悪く、寝返りの回数も多くなりがちです。また、逆に布団の中が暑くなり、無意識に布団をはいだりしてしまい、今度は寒さで目が覚めトイレが近くなる夜間頻尿となり、睡眠障害にもつながります。

ちなみに朝の室温を18℃前後にキープする電気料金は、1時間当たりエアコンで約4円・ハロゲンヒーターの弱運転で約7円で,月1000円から1500円で済みますので、風邪をひいて病院にいったり、体調をくずしたりすることを考えれば、逆に安上がりで贅沢でもなんでもありません。

綺麗な空気の中で、寒さを感じず朝までぐっすり。

健康の源は何といっても、良質な睡眠です。

熟睡することで免疫細胞や成長ホルモンも活発となり、病気にかかりにくい丈夫な身体になるのです。

家の中で、一番結露が発生するのも、風邪やインフルエンザに感染してしまうのも、寝室となり一冬に平均4.5回は風邪をひくそうです。

寝室と寝床内の温湿環境と空気環境を整えることで、医者いらずの健康な暮らしが実現するのです。




魔法瓶の家は夏暑い

  • 魔法瓶の家は夏暑い
冬期間に家づくりを検討すると、家の断熱性能に目を向けがちですが、冬の寒さ対策に加え、夏の暑さ対策も十分考慮した家づくりが必要となります。

高気密・高断熱が売りのハウスメーカーの営業マンは、「高気密・高断熱は、魔法瓶のように冬も暖かく、夏も涼しいですよ」というのが、一般的なセールストークですが、性能が高ければ高いほど、逆に夏の暑さに悩まされることになります。

理解しなければならないのが、魔法瓶であれ保冷パックであれ、冷たさを維持するのは、中に氷や保冷剤を入れているからで、そのままでは冷たいわけはなく、涼しさを発揮するには、エアコンが大前提ということを理解しなければなりません。



30℃を超える日に、エアコンもつけずに日中留守にした高断熱の家は、性能が高ければ高いほど、室温は上昇し、35℃を超え時には40℃近くまで上昇してしまう場合があるのです。

よく、窓を小さくしたり、少なくしたり、外側にブラインドをつけるなどして、夏の暑さ対策をするメーカーもございますが、日射対策にも限度があり、人が生活している以上、生活熱も発生することで、室内に熱がこもってしまい、夏だけに限らず中間期においても冷房の使用が必要となるのです。

特に、小屋裏内の温度上昇は著しく、夜気温が低下しても、躯体内に溜まった輻射熱によって、室内の体感温度も高くなりがちでエアコンなしでは、ぐっすり眠ることすら出来なくなってしまいます。

ソーラーサーキットの家は、断熱性と通気性という本来相反する性能を合わせ持ち、外断熱と二重通気+地熱の力によって、構造内に床下の涼しい空気を巡らすことで、遮熱と排熱・排湿を同時に実現し、室温や湿度の上昇を防ぐことで、夏も省エネな暮らしが送れるのです。



ここが、冬の寒さ対策を重点においた高気密・高断熱住宅との大きな違いであり、エアコンに頼ることなく爽やかな暮らしが実現する住まいとなり、エアコンを使用していないお客様も多数いらっしゃいます。

温暖化やヒートアイランドによって、住まいの夏対策が、益々重要になっており、夏にも省エネで快適に暮らすための家の性能が何より重要です。

冬の寒さ対策を重視した、暖かいだけの家は多々ありますが、自然の力を活用して、夏の爽やかさを両立している建物は、ソーラーサーキットの家がNO1という事をご理解いただきたいと思います。








ソーラーサーキットのZEHは、レベルが違う

  • ソーラーサーキットのZEHは、レベルが違う
国の政策な流れもあって、ハウスメーカーが積極的に推進しているのが、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)ですが、各社ZEHのレベルもまちまちで、ZEHという言葉だけを鵜呑みにして選択すると、光熱費の負担や経年変化による上昇などを招き、後々後悔することになりかねませんので、見極めが非常に大事になってきます。

ZEH基準のベースになるのが、UA値(外皮熱貫流率)となります。

2020年に義務化となる改正省エネ基準における宮城県のUA値は、0.75ですが、ZEH基準では、0.6W/㎡K以下の数値が求められています。まずは、各メーカーの数値の比較・検討が必要となります。



また、ZEHには、C値(隙間相当面積)の性能も重要ですが、2020年に義務化となる省エネ基準では、なぜかC値の基準は削除され、測定の義務もないのが現状ですので注意が必要です。

気密性能が不十分だと、計算どうりの性能が発揮できないばかりか、換気も正常に機能せず、室内の空気も汚れ、家の寿命と住む人の健康を損ねる原因となる内部結露の危険性が高まります。

一般的に寒冷地では2.0以下の気密性能が必要とされておりますが、将来の経年変化による気密劣化も考慮しなければならず、最低でも1.0以下の数値は必須となります。

そして、ZEHの基準となるUA値は、あくまで設計時の計算値であり、計算どうりの性能が発揮するには、確実な断熱施工が必要であり、何より大事なのが、新築時の性能が、劣化することなく、将来にわたり維持できる建物かどうかが大きなポイントとなのです。

それでは、ソーラーサーキットのZEH仕様の性能値と他社にはない特徴を簡単に説明させていただきますので、比較してみて下さい。

〇 ソーラーサーキットZEH仕様は2020年に義務化となる省エネ基準で、北海道基準(0.46)を上回るUA値0.34を実現しています。(宮城県の省エネ基準は0.75・ZEH基準は0.60)

〇 平均C値0.46という業界トップレベルの気密性能に加え、10年後に気密検査を実施して、C値1.0以下を保証します。(完成時の気密保証は0.7となります)

〇 外断熱の大きなメリットである輻射熱効果によって、室内の温度差が2℃~3℃以内に抑えられ、家の隅々まで暖かさが得られます。

〇 季節に合わせて衣替え出来るソーラーサーキットの家は、二重通気による自然の力で、室内の温度上昇を抑え、パッシブクーリング(建物を冷ましてくれる)効果により、暑い夏でもエアコンに頼らない快適な暮らしが実現します。

〇 熱交換と普通換気の切り替えが可能な四季対応のSC-SV換気システムによって、夜間や早朝の涼しい空気をそのまま室内に導入するので、爽やかな朝が迎えられます。

ソーラーサーキットのZEH仕様は、気密・断熱の高い性能値に加え、完全外断熱と二重通気の効果によって、寒い冬もさることながら、暑い夏においてもエアコンに頼らない爽やかな暮らしが送れますので、計算値以上の性能を発揮します。

そして、経年劣化のほとんどないLVL構造材による耐震構造にプラスして、構造材が常に空気に触れることで、湿気の影響を受けないために、完成時の性能が長期にわたり、発揮する「いつまでも強く・いつまでも快適な」住まいと言えるのです。

なぜ外断熱にこだわるのか?

保険や金融にも自己責任が求められていますが、住宅選びにも、正しい知識に基づいた自己判断が必要であり、間違った判断により生じたリスクは、結果的に自己責任となるのです。

内部結露による住宅の腐朽やシロアリ被害は、この最たるもので、僅か10年の瑕疵担保保険の対象からも、除外されているのです。

マイホームを取得する多くのお客様は、長期の住宅ローンを利用しますが、もし、ローンを完済する10年も20年も前に、家が住めない状態になり、その価値を失うことになったらまさに悲劇なのです。

新築で、そんな悲劇は?という方も多いのですが、こうした問題は表面化しないだけで、実に多くの方々が、被害に遭遇し、悩み苦しんでいるという悲しい現実を理解しなければならず、こうした悲劇に遭遇しないためにも、リスクとなりうる要素を一つ一つ取り除いた家づくりを進めなければならないのです。

家を高気密・高断熱化するというのは、単に省エネ性と快適性を高めるばかりではなく、住む人の健康を守り、建物の長寿命化を図る大きな目的があります。

室内空気と温熱環境に優れた住まいは、私達の健康寿命を伸ばすことで、病気で生じる心身並びに経済的な負担を軽減し、国民の真の幸福を実現し、年々急増する国の社会保障支出の抑制にもつながります。

そして、将来、在宅介護が必要な場合においても、介護を受ける側・介護をする側、双方が介護で生じる様々なストレスを軽減し、心の通った介護が行える様になります。

また、光熱費や修繕費などのランニングコストも含めたライフサイクルコスト全体を軽減させる事で、今後の年金縮小に備え、豊かな老後の人生設計も可能となるのです。

さらに、暮らしにおけるエネルギー消費はもとより、解体時に発生する莫大な量の産業廃棄物を減少させることで、焼却によるCO2の削減や行き場のない処分場の問題解消にもつながり、広い意味で地球環境に対しても大きく貢献出来る様になるのです。

つまり、高度成長時代のいわゆるつくっては壊すといったスクラップ&ビルドの考え方から、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」 というストック型の社会の形成にも寄与できるのです。

人口減少が急速に進行していく中で、現在、空き家が急増し大きな社会問題となっているように、土地という資産は一部の商業地や利便性の高い物件をのぞきその価値は低下していくものと思われます。

築25年程度で、資産価値がゼロとなり、耐震性や住み心地が大きく損なわれるような従来型の住宅では、子供や孫に引き継ぐ時には、貸すことも住むことも売ることも出来ず、莫大な解体費だけが科せられる、言わば資産ではなく負債となってしまう時代がそこまで迫っているのです。

弊社は、「いつまでも強く・いつまでも快適に」をコンセプトとして、住む人と建物の健康をいつまでも守り、50年後も価値ある家づくりを目指して、家づくりに取り組んで参りました。

つまり、50年後も家としての基本的な性能を保持することで、一生涯、安心して暮らせる家となり、将来、お子さんやお孫さんの家としても引き継げ、住み替えをする場合でも、賃貸や売却も可能な価値ある資産として活用できる家にしたいのです。

こうした想いを実現させるためには、新築時の住宅性能を長期間にわたり保持させることが、何より重要となります。

少々、前置きが長くなりましたが、私達人間も年齢を重ねるごとに、老化が進むように、建物も経年による劣化が当然すすんでいきます。

内装や外装、設備などは劣化の具合により、補修や交換は可能です。

しかし、目に見えない構造部分は簡単に補修や交換は出来ないのです。

家の基本的かつ最も大事な性能である、耐震性や気密・断熱性能はもとより、これらの性能に大きく左右される住み心地の良さを長期間にわたり、保持させるには、目に見えない構造部分の経年劣化を最小限に抑えなければなりません。

年間に5.6棟の現場であれば、たとえ内断熱でも丁寧な気密・断熱工事を実施し、お客様が適切な暮らし方をすれば高耐久な住まいは実現します。

しかしながら、年に70棟から80棟のご依頼を頂戴する弊社では、内断熱の建物では、全ての現場で品質や性能のバラツキの出ない施工と管理は非常に困難であり、地元の住宅会社の経営者として、私自身がお客様に対し責任ある家造りをお約束出来ないのです。

その点外断熱は、非常に理にかなった工法であり、会社のスタッフ・協力業者・現場で施工にあたる職人さんにいたるまで、意識の統一が図られ、誰もが心から納得できる工法です。

つまり、結露の危険性や気密の重要性・断熱の仕組みを正しく理解することで、建築業界にありがちだった、現場による品質のバラつきがなくなり、全てのお客様にご満足いただける建物が提供する事が出来るのです。

外断熱は、施工の品質や精度も、工程ごとに実施する検査や気密測定によって一目瞭然となり、施工不良も起きにくく、万一あったとしても、見過ごしたりやり過ごしたりさずに、改善が可能な工法でもあるのです。

ところが、内断熱の気密・断熱工事に費やす時間は、非常に短く、コストや工期優先の業界にあって、どうしても見過ごされやすい部分でもあるのです。

※ 気密工事完了時には、壁の中の断熱は修正しようがありません。

そして残念なことに、たかが結露という旧態依然の考え方をする人々が、まだまだ多く、気密や断熱には無関心で、その重要性を認識している方が、造り手にも消費者にも少ないというのが悲しい現実なのです。

こうした点も踏まえ、弊社では内断熱ではなく、外断熱の家づくりに長年取り組んでいるのということを是非ご理解いただきたいと思います。


健康で長生きするための終の住まいを

築年数の経過した住宅にお住いになっている中高年の方々は、住まいの耐震性や居住性も低下し、その多くは断熱性も不十分で、光熱費の負担も大きく、温度差によるヒートショックなど、少なからず健康や将来に不安を感じながら生活を送っているのではないでしょうか。

また、子どもが巣立ち夫婦2人で暮らす家の多くは、広さ的には十分なものの、子ども部屋は、物置になってたり、2階寝室のパターンが多く、年々、階段の上り下りが負担となり、、時には転倒によって骨折するなどの話もよく聞かれます。

かといって、一階部分の限られたスペースでは、狭くて寝室にするには、不向きケースも多く、現状のライフスタイルには、そぐわない家の間取りになっているのが大半です。

可能ならば、温度差のない快適な住まいの中で、ヒートショックなどの不安を感じず健康な暮らしを送りたい。と考えていらっしゃる方も多いと思います。

しかしながら、様々な事情により、なかなか住み替えや建て替えを決断できないのも現実ではないでしょうか。

ただ考えなければいけないのが、健康に影響が大きいとされる室内の温度差が、10℃以上もある家に、住み続けるということです。

年齢を重ねるごとに身体への負担は大きく、時には脳卒中や心筋梗塞などの突然の発症により、大事な命さえも失ってしまう危険性があるのです。

全てが、温度差が原因ではないものの、家の中で循環器系の疾患により、20万人以上の方が亡くなられているのです。

特に、冬場の死亡率は高く、寒さや温度差が大きく影響しているのは、紛れもない事実です。

そして、幸い命をとりとめても、その後の後遺症によって、ご自身はもちろんご家族にも大変な負担が強いられるということをリアルに考えなければなりません。

ご存知のように、我が国は急速に進む、少子高齢化によって、社会保険料や介護保険料の上昇に加え、年金の支給年齢の延長や縮小が続く一方で、医療費や介護費などの社会保障費は年々膨らみ続けています。



そして、年齢を重ねることで、足腰も弱り、免疫力も低下するのが現実で、医療費の負担も増加していくのです。



今後、消費税の増税にとどまらず、様々な制度改革により、医療や保険制度の変更をも余儀なくされるのは必至の状態で、ご自身はもちろん、ご家族の生活を守る為にも、出来るだけ病気にならずに健康寿命を延ばすことが重要ではないでしょうか。

「予防こそが最高の医療」とよく言われますが、温度差の無い家で、綺麗な空気に満たされ暮らすことは、予防医学の観点からも非常に有益なことなのです。

省エネで快適・そして健康で長生きできる終の住いをお元気なうちに、ご検討してみてはいかがでしょうか。

※ 今年最後の投稿となりましたが、今年一年私のブログをご覧いただいた多くの皆様に心より厚く御礼申し上げます。来年も、少しでも皆様の家づくりに参考になるような投稿を心がけてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

皆様、良いお年をお迎えください。