健康で長生きするための終の住まいを

築年数の経過した住宅にお住いになっている中高年の方々は、住まいの耐震性や居住性も低下し、その多くは断熱性も不十分で、光熱費の負担も大きく、温度差によるヒートショックなど、少なからず健康や将来に不安を感じながら生活を送っているのではないでしょうか。

また、子どもが巣立ち夫婦2人で暮らす家の多くは、広さ的には十分なものの、子ども部屋は、物置になってたり、2階寝室のパターンが多く、年々、階段の上り下りが負担となり、、時には転倒によって骨折するなどの話もよく聞かれます。

かといって、一階部分の限られたスペースでは、狭くて寝室にするには、不向きケースも多く、現状のライフスタイルには、そぐわない家の間取りになっているのが大半です。

可能ならば、温度差のない快適な住まいの中で、ヒートショックなどの不安を感じず健康な暮らしを送りたい。と考えていらっしゃる方も多いと思います。

しかしながら、様々な事情により、なかなか住み替えや建て替えを決断できないのも現実ではないでしょうか。

ただ考えなければいけないのが、健康に影響が大きいとされる室内の温度差が、10℃以上もある家に、住み続けるということです。

年齢を重ねるごとに身体への負担は大きく、時には脳卒中や心筋梗塞などの突然の発症により、大事な命さえも失ってしまう危険性があるのです。

全てが、温度差が原因ではないものの、家の中で循環器系の疾患により、20万人以上の方が亡くなられているのです。

特に、冬場の死亡率は高く、寒さや温度差が大きく影響しているのは、紛れもない事実です。

そして、幸い命をとりとめても、その後の後遺症によって、ご自身はもちろんご家族にも大変な負担が強いられるということをリアルに考えなければなりません。

ご存知のように、我が国は急速に進む、少子高齢化によって、社会保険料や介護保険料の上昇に加え、年金の支給年齢の延長や縮小が続く一方で、医療費や介護費などの社会保障費は年々膨らみ続けています。



そして、年齢を重ねることで、足腰も弱り、免疫力も低下するのが現実で、医療費の負担も増加していくのです。



今後、消費税の増税にとどまらず、様々な制度改革により、医療や保険制度の変更をも余儀なくされるのは必至の状態で、ご自身はもちろん、ご家族の生活を守る為にも、出来るだけ病気にならずに健康寿命を延ばすことが重要ではないでしょうか。

「予防こそが最高の医療」とよく言われますが、温度差の無い家で、綺麗な空気に満たされ暮らすことは、予防医学の観点からも非常に有益なことなのです。

省エネで快適・そして健康で長生きできる終の住いをお元気なうちに、ご検討してみてはいかがでしょうか。

※ 今年最後の投稿となりましたが、今年一年私のブログをご覧いただいた多くの皆様に心より厚く御礼申し上げます。来年も、少しでも皆様の家づくりに参考になるような投稿を心がけてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

皆様、良いお年をお迎えください。


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