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ペットにもやさしい外断熱の家

  • ペットにもやさしい外断熱の家
私達人間は暑さや寒さ・湿気のコントロールが出来ますが、ペットは自分でコントロールも出来ず、意思表示もできません。

室内でワンちゃんを飼っているお宅も多いと思いますが、37℃から38℃と体温が高く、汗腺もないワンちゃんは、ハアハアと呼吸でしか熱を発散することができません。

つまり、体温調節がとても苦手で日本の夏はとてもつらいものとなります。

通常、ペットを飼われているお客様は、夏場のエアコンは必須ですが、付け忘れて留守にしてしまい熱中症にかかってしまうワンちゃんがとても多く、悲しいことに死亡してしまうワンちゃんも増加しているそうです。

特に暑さに弱いのは、フルブルやシーズなどの短頭犬種・チャウチャウなどの毛の厚い犬種・シベリアンハスキーなどの寒冷地原産のワンちゃん達で特に注意が必要だそうです。

エアコンの設定温度に関しては、専門家の間でもかなりばらつきがありますが、ソーラーサーキットの家に住む、オーナーの方々のお話によれば、人が暑いと感じない温度と湿度であれば心配ないですよ。というお話をよく頂戴します。

汗をかけないワンちゃんにとって、扇風機はあまり効果がないので、クールビズより若干低い27℃~28℃で湿度が60%以内であれば熱中症の心配はないのではないでしょうか。

外断熱の家は、床も地熱の効果によって25℃位ですので、いつもヒンヤリしており、熱ごもりもないので、ペットにも優しいおうちとなります。

27℃~28℃であれば、エアコンをつけなくても問題ないと思いますが、30℃を超える夏日や日射の影響が心配な方は、27℃~28℃位の温度設定で、エアコンの連続運転をおススメいたします。

気になる電気料金ですが、外断熱の家の場合、たとえ1・2階のエアコンを24時間連続運転しても、月5,000円~6,000円ほどでの電気料金でOKです。

※ 家の温度差の少ない外断熱の家は、寒い冬もペットが快適に暮らせる住まいですのでよろしくお願いいたします。



宮城でも二アリーZEHの補助金が受けられます。

昨今、どこのハウスメーカーでもZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)を前面に出した営業を展開しており、今年度は、国交省や経産省に加え、環境省でもZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)関連の補助金が予算化され、国も本腰を入れて新築のZEH化を推進しています。

正直、昨年位までは、ZEHについては、太陽光をベースとした投資的要素も強く、業界全体が、住宅を売る為の一つの道具として、推進していた傾向が強く、私自身は家造りの本質からはずれた、そうした風潮に常々疑問を持っており、積極的なご案内は控えておりました。

しかし、電気料金の度重なる値上げに加え、再生エネルギー賦課金の上昇により、年々光熱費が上昇し、私達の生活を圧迫してきている現状の中、さらに上昇するのは必至で、光熱費は生涯コストでもあり、生活防衛を図る意味でも、導入の必要性を感じている次第です。

もともと光熱費の少ないソーラーサーキットの家は、他の建物以上に、設置メリットが大きいのも事実で、床面積㎡あたり、0.4KW~0.5KWで、ゼロエネルギーが可能となります。

弊社は、ZEHビルダーとして、登録しておりますので、様々あるZEHの補助金が活用可能ですが、お勧めしたいのが、今年新たに創設された環境省によるNearly ZEH(ニアリー・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス) の補助金(70万円)です。

二アリーZEHとは、

Nearly ZEH(ニアリー・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス) ZEHを見据えた先進住宅として、外皮の高断熱化及び高効率な省エネル ギー設備を備え、再生可能エネルギーにより年間の一次エネルギー消費量 をゼロに近づけた住宅のことをさしています。

分かりやすくいうと

ZEHの定めるゼロエネルギーの基準は、満たしてなくとも、エネルギーゼロに近づけた一定の基準の住宅は、ZEHと認めて補助金も出しますよ。ということです。

ZEHとの具体的な違いは、

ZEHは、再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から 100% 以上の一次エネルギー消費量削減するというものですが、

二アリーZEHは、再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から 75% 以上 100%未満の一次エネルギー消費量削減でもOKですよ。ということで、通常のZEHの75%の太陽光でOKで、必要以上の太陽光を搭載しなくても済むのです。

但し、この補助金を活用するには、地域的な制限があり、寒冷地(地域区分1又は2地域)、低日射地域(日射区分が A1 又は A2 の地域)又は多雪地域(垂直積雪量 100cm 以上)とされており、寒冷地であったり、日射量が少なかったり、雪が多いために、発電があまり見込めないというエリアに限定している特例なのです。

そして、宮城県では、仙台市の他、富谷町・大和町・色麻町・蔵王町・大河原町・村田町・柴田町・川崎町と加美町・大崎市・栗原市・登米市の一部が、日射量の少ない地域として、この二アリーZEHの補助金の活用が可能となっています。

もちろん、弊社では、通常のZEH補助金(70万)や今年創設されたZEHプラス(120万)の補助金も活用出来ますので、ZEH補助金にご興味のある方は何なりとご相談いただきたいのですが、ZEHの補助金には矛盾も抱えているということを、紹介しておきたいと思います。

太陽光を搭載する場合、注意しなければならないのが、固定価格での買い取りが終了する11年目以降の売電価格です。

当初、想定されていたのが、kwあたり11円でしたが、7円~8円という話を最近よく聞きます。

実際どうなるかはわかりませんが、必要以上の太陽光を設置してしまうと、後々厄介な問題を抱えてしまう可能性が少なからずあるということも考慮しなければなりません。

2019年問題はご存知でしょうか。これは太陽光の固定価格での買い取りが終了するユーザーが、出始める年度となります。

当然、売電単価も下がりますが、仮に10円を切るような形になれば、売電のメリットは極端に少なくなり、かといって留守がちな日中に、無理に電気を使うわけにもいかないわけです。

そこで、登場するのが蓄電池の導入やエコキュ―トの日中保温・または電気自動車ということになります。

エコキュ―トの日中保温や電気自動車については、後日またご説明させていただきますが、蓄電池の場合、まだコストが高く、採算が合わず、現在は、夜間電力を蓄電しての使い方がメインとなり、非常用として、年中蓄えている方はそう多くありません。

現在メーカーは、低価格での商品開発を進めており、どれだけ蓄電出来て、どこまでコストが抑えられるか期待したいところではありますが、発電した分を蓄電する容量の蓄電池を家庭に設置するのは、費用的にも設置場所を考えても、現実的な話ではないかと思います。

要するに、必要以上の大容量を設置すると、後々様々な問題に直面する可能性があるということも考慮しなければならないのです。

省エネ住宅と謳いながら、断熱性能がさほど高くないメーカーは、太陽光の設置面積も大きくなりがちで、極端な屋根形状の建物も多く、将来のことを考えると、複雑な想いを抱いてしまいます。

いずれにしましても、弊社では、補助金のあるなしに関わらず、小さな太陽光でもゼロエネルギーの実現を目指した高性能な家づくりに取り組んでおりますので、よろしくお願いいたします。




換気のメンテナンスを忘れずに

  • 換気のメンテナンスを忘れずに
先日、お客様のお宅へ、お邪魔したら「最近、臭いがこもるような気がするのよね~」というお話を頂戴したので、換気本体と外部の給気口を点検したら、本体のフィルターはOKだったのですが、画像のように、外の空気を取り入れる給気グリルに埃がつまっていました。

※ ところところ穴が開いてるのは、私が綿棒で開けたものです(笑)

そのままにもしておけず、特別サービスで、掃除したら吸い込み量が、見事に復活しました。



外のホコリでこんなになるんですね~とお客様もビックリ。

2003年以降の新築住宅には、計画換気が必ずついていますが、メンテナンスを怠ってしまい、換気が機能せず、換気不足の家も多く見受けられます。

その多くは、換気を消しているか、給気か排気側のフイルターなどの目詰まりが、大きな原因です。

特に、最近は、防虫や防塵フィルターやPM2.5を除去するHEPAフィルターなどを取り付けたりしますが、目が細かくなればなるほど目詰まりを起こしやすくなるという認識も必要です。

こうした現象は、換気ばかりでなく、エアコンや空気清浄機も含め、フィルターがついている機械は全て同じで、電気代がかかっていても、実際は、役に立ってないケースが少なくありません。

日々、呼吸する室内空気は非常に大事で、換気は、私達の健康を支える空気の見守り役ともいえます。

湿気が多くなり溜まった埃にカビに繁殖すると、汚れた空気を室内に取り込んでしまいますので、点検の上、メンテナンスを忘れずにお願いいたします。

パックスナチュロンのアンテナショップ

  • パックスナチュロンのアンテナショップ
この度、利府ハウジングギャラリーに、パックスナチュロンでおなじみの太陽油脂さんのアンテナショップをオープンしました。

空気環境と温熱環境にこだわり、住み心地のいい家づくりに取り組んでおりますが、日々使う洗剤や日用品も環境に負荷をかけずに、身体にいいものを使っていただきたいというのが私達の願いでもあります。

私達の暮らしは、化学の進歩によって、非常に便利になりましたが、その便利さは、化学物質によって成り立っているのが現状で、食品や飲料水・様々な生活用品によって、多くの化学物質を体内に取り入れ、大気や土壌・河川や海に排出しており、地球環境や人の健康に悪影響を及ぼしていると思われる物質も少なくありません。

環境省のデータブックによると、家庭から排出される有害化学物質の上位5物質の内、2位のバラジクロベンゼン(衣類の防虫剤やトイレ消臭剤)を除き、4物質が、洗濯や台所・体や頭髪・歯磨きなどの合成洗剤に含有されている合成界面活性剤でそうです。



これらの物質は、下水処理場でも分解しきれずに、海に流され汚染されているのですが、アトピーや喘息・化学物質過敏症などのアレルギー患者の増加にくわえ、漁獲量の減少や生態系の変化を鑑みると、これらの化学物質が与える影響も大きいとされています。

一方、石けんは5000年の歴史がある天然の界面活性剤で、肌にもやさしく、使用後に河川や海に流されても、水中の微生物や小魚によって、全て分解され、逆に栄養分となって海を豊かにさえします。

健康や環境の関心が高まる中、使って人にやさしく・使った後も環境にやさしい石けん利用の取り組みは、徐々に広まりつつありますが、現在の国内の洗剤市場は、合成洗剤メーカー各社の大量の宣伝広告と低価格で便利さを求める消費者ニーズもあって、石鹸の3万トンに対し、合成洗剤は109万トンの販売量と大きな差になっています。

しかしこれは、健康や環境に配慮したかのようなCMによって、私達が無意識の内に使用させられている側面が大きく、便利さや安さのつけは、環境の悪化や様々な病として、確実に私達に跳ね返ってきているということも認識しなければなりません。

経済が優先される社会において、難しい問題ではありますが、地球環境や家族の健康・子どもたちの未来を守るためにも、国民一人一人が真剣に考えなければならない課題でもあります。

つきましては、健康にこだわり、ゼロアレルギーをを目指す弊社としても、住まいのみならず、ご家庭で誰もが使用する洗剤といった身近なところから、見直していかねばという想いから、この度、利府のモデルハウスにて、石鹸関連のアンテナショップを開設する運びとなりました。

是非、皆様のご来場をスタッフ一同お待ちしております。









家の中の虫対策にも外断熱は最適

湿気に悩まされる時期に入りましたが、梅雨から夏場にかけて厄介なのが、家の中に侵入する様々な虫の存在ではないでしょうか。

虫が好きな方は、あまりいないと思いますが、特に、女性の皆さんは、苦手な方が多いと思います。

弊社の外断熱の家に住む女性の皆さんから、虫の悩みがなくなって良かった~。とよく言われます。

外断熱の家は、虫の侵入しにくい家の構造と繁殖しにくい環境になっており、虫対策にも効果を発揮する住まいとも言えます。

築8年になる我が家も、家の周りは、木々や雑草が生い茂り、湿気も多く、虫のパラダイス状態ですが、家の中で、虫を見かけることは滅多にありません。

枕元でぶ~んと寄ってくる蚊に遭遇したのも僅か2.3回で、前の家では必需だったアースマットも必要ないのです。

なぜ外断熱の家が、虫対策に効果を発揮するか簡単に紹介したいと思います。

〇 常に換気されており、空気が綺麗で、窓をほとんど開けずに済むので、虫が侵入しにくい。

〇 構造の外側で、高レベルな気密工事(平均C値0.46)を施しているので、虫が浸入する隙間がほとんどない。 

〇 床下や壁の中・小屋裏も外の環境の影響を受けにくく、通気性もあるので、湿気がこもらず虫が繁殖しにくい。

〇 家の中に、ホコリが侵入しにくく、キレイな家になり、空気の汚れや臭いも常に換気されているので、虫が寄り付きにくい。

〇 雑菌やカビ・ダニの繁殖を抑えるので、ダニを餌にする虫も繁殖しない。

〇 湿度が60%台に抑えられ、虫の好む環境にはならない。(侵入しても生き延びれない)

〇 爽やかな室内環境で、汗もかきにくく、換気によって室内の二酸化炭素濃度の上昇を抑えるので、蚊を呼び寄せない。

さらに、最近では、紫外線の発しないLED照明が主流になっており、さらに虫が寄ってきにくくなり、効果はさらに倍増しています。

しかし、外断熱の家であっても、虫が全くゼロになる魔法の家ではありません。

大事なのは、虫を入れない・増やさないということですが、暮らし方も重要ですので、そのポイントを紹介しておきたいと思います。

〇 窓明けを頻繁になされる方は、網戸の設置は、必ず右側にしてください。左側にあると僅かな隙間から、虫は侵入します。そして、穴があいたり破れたりしている場合は補修してください。網戸の網をくぐって侵入する1ミリ以下の虫もいるので注意が必要です。

縦すべりや横すべりの窓の網戸は、室内側に網戸があり、開け閉め時に、虫が侵入する場合があるのでご注意ください。

〇 蛍光灯や白熱灯を点けた部屋では、出来るだけ窓をあけない。(LED照明の場合はあまり気にすることはありません。)

〇 玄関の開閉やベランダで物干しする場合は、速やかな開閉を心がけて下さい。洗濯物やご自身の衣服について侵入する場合がままありますので、しっかり払ってから室内へ取り込んで下さい。

〇 お客さんの来訪時に、ドアを開けたまま対応する方も案外、多いのですが、開けたままにしていると虫がいつの間にか侵入しているケースがあるのでご注意ください。

〇 キッチンや洗面・浴室の排水溝からも、侵入する場合がありますので、ぬめりや汚れは禁物です。

〇 湿ったり、濡れたり、汚れた衣類や靴などは、そのまま収納せず、キレイにして乾燥させてから収納するよう心掛けて下さい。

〇 甘い物や果物などは、臭いにつられて小さな蟻が入ってくる場合があります。外断熱の家でも潜水艦ではございません。どんな小さな隙間でも、蟻は侵入しますので、ご注意ください。

〇 野菜や果物が腐れると虫が湧きやすくなるので、傷みやすい食材の放置は、もちろん、生ゴミはため込まず速やかに処理してください。

〇 お米の保管場所には注意が必要で、出来れば冷蔵庫に保管してください。

〇 室内の換気や除湿に心がけ、クローゼットや押入れに湿気が溜まらない様に風通しを良くしてください。

※ 室内の温度が上昇し、湿度が80%を超えると、床や壁・天井・ソファや家具にしみこんでいる様々な有機物が揮発しやすくなり、臭いにつられて虫が寄りやすくなります。

また、この話をすると、皆さんビックリしますが、よくエアコンが何台もついていて、ほとんど使わないエアコンなどもありますが、エアコンの排水ドレンから、ムカデやゴキブリ・カメムシやカマドウマなどが、ホースをよじ登り、浸入する場合も少なくありません。

いずれにしても、家の中の虫対策は、虫を入れないのが一番ですが、寄り付かせない、入ってきても繁殖しない家の環境と暮らし方も重要です。

そのためには、換気と湿度のコントロールにくわえ、家の清掃も重要となります。

特に、多くの虫は、湿気と汚れが大好きです。

是非、この辺を頭にいれていただき、防虫剤や殺虫剤を使わずとも、快適で空気を汚さない健康な暮らしを送っていただければ幸いです。

※ 内断熱(充填断熱)の話は、あまりしたくないのですが、虫を見るのもいやだという方に、こそっとお伝えしたいと思います。

完全な外断熱の家の場合は、床下も壁の中も小屋裏も室内側になりますが、内断熱の場合は、全て室外側になります。

特に、内断熱の屋根裏と床下には要注意で、基本的に外からの浸入は、無防備ですので、簡単に虫が侵入してしまうのです。

私も前の家では、床下の換気のために、基礎パッキンを設置しましたが、基礎パッキンから、虫が侵入したようで、家内によく騒がれました。

そして、小屋裏にも虫が侵入しやすく、繁殖し卵を産み付け、照明器具の付け根などから、室内に侵入する場合もあるのです。

特に、3種換気の場合、給気や排気のグリルからも侵入するケースがありますのでご注意いただければと思います。