先週あたりから、急に暑くなり早くも眠れない~。暑い~。という声をあちこちから聞こえてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
外断熱の家では、日射と湿度を上手にコントロールすると、日中30℃を超えなければエアコンがなくても、暑さを感じずに過ごせますが、さすがに猛暑日が続くと、生活熱の影響もあり、エアコンが恋しくなってきます。
私は、暑い日が続くような時は、27℃~28℃設定にして、24時間電源を切らずにつけておいた方がいいですよ~とお客様にアドバイスしております。
そして、つける場合は、1階だけではなく、2階もつけて下さいと言っており、家の間取りによっては、2階だけで十分なお宅もままあります。
基本的に家は1階より2階・2階より小屋裏が1℃から2℃位ずつ高いのですが、1階だけ冷やすと、部屋の暑い空気が2階へ上昇し、さらに室温が上昇してしまい、不快な温度差を感じるばかりか、いざ寝る時に窓を開けたり、エアコンをつけたり、寝苦しくなったりして面倒になるものです。
我が家でも、先週あたりからエアコンをつけているようですが、築9年目の住人でもある家内ですが、私の教えを忘れ、何故かエアコンのあるダイ二ングだけつけていたのです。
寝ようと思い、階段を上がっていくと途中から、暑さを感じ、すぐにわかったのですが、案の上、寝室の室温が29.5℃で湿度が53%になっていました。
この程度であれば、扇風機でなんとか凌げるのですが、早く、深く、ぐっすり眠るのがモットーですので、寝苦しいのはいやだなと思い、一旦2階の窓を全部解放して、室温を下げようとしたのですが、外が24℃前後にもかかわらず、全くの無風で、10分開けても温度は下がらずあきらめて窓を閉めました。
いつも、ブログで紹介している通りで、隙間換気が働くのは寒い時期の話で、温度差のないこの時期は、風がなければ窓をあけても換気できないことを改めて実感した次第です。
ということで、2階北側ホールにあるエアコンを27℃にして運転させ、4.5年ぶりに寝室にあるエアコンを10分ほどつけ27℃位になったところで消しました。
ほとんど使用していないエアコンなので、しばらくフィルター掃除もしていないので、つけるのも一瞬ためらったのですが、特段の臭いも感じず問題はありませんでした。
その日以来、我が家では、2階ホールの2.8Kのエアコンを27℃設定にし、1階ダイニングにある4Kのエアコンを28℃設定にして、ずっとつけっぱにしています。
そして、ダイニングと寝室では、扇風機も、時折併用しながら、室温27℃前後・湿度60%前後の状態をキープしています。
※ 就寝中はダイソンの扇風機機能のついた空気清浄機をずっとつけています。
ご存知のように、エアコンのつけっぱといっても、年中運転しているわけではなく、室温が上昇した時だけ運転するという形になります。
エアコンは、暖房であれ冷房であれ、立ち上げりの設定温度になるまでの消費電力が一番大きくなるので、つけたり消したりは、逆に不効率で消費電力もほとんど変わりません。
それよりも、暑いとか、湿気っぽいとか感じるのが、ストレスとなり、いちいちつけたり消したりする方が面倒に感じるので、連続運転しているのです。
また、エアコン運転後にエアコン内部のカビ防止に、送風運転を30分して下さい。と取説なんかで見たことがあると思いますが、よほどまめな方で難しく、つけっぱであればこうした作業も必要が無いというわけです。
エアコンの冷房は、冬の暖房時とは違い、外と室内の温度差はせいぜい6.7℃で、消費電力は、24時間連続運転しても、連続暖房の4分の1前後で済む計算になります。
今年の夏は、猛暑を通り越して酷暑になるという予想だそうです。夏バテで体調を崩すよりも、月5千円前後で、連続運転し、暑さからくるストレスを解消し、ぐっすり眠った方が、精神的にも身体的にも、金銭的にも、絶対プラスになりますので、どうぞ連続運転でこの夏を快適に過ごし、夏バテ無縁で、この暑さを乗り切って下さい。
※ この時期は、窓からの日射の侵入が、室温上昇の大きな要因になります。特に西日は強烈ですので、日射遮蔽ということを意識した暮らしを心がけて下さい。そして、窓の開放はお客様の自由で、気持ちのいい時は開けてもらってもいいのですが、よほどカラッとした空気でなければ、ほとんどは、外の空気の方が、空気中の水蒸気量という絶対湿度は多いので、風で涼しく感じたりもしますが、結果的に窓を閉めると、室内の湿度が上昇し、暑さを感じてしまうケースの方が多いのも事実です。換気システムによって、空気は換気されておりますので、気流を感じたい場合は、扇風機やサーキュレーターなどを、活用した方がより快適ですので、よろしくお願いいたします。そして、この時期の不用意な窓開けは、虫の侵入の原因にもなりますのでご注意ください。
何かご不明な点などございましたら、何なりとお問合せ下さい。
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久々に寝室のエアコン
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
いつまでも続くアベコベな家づくり
日本の昔の家屋は、湿気や暑さを避けるために、床を高くし、窓を大きく取り、木材を表しにした真壁にして、内壁も少なく、襖や障子で仕切り、深い軒や庇で雨や日射を遮り、徹底的に風通しを重視し、断熱材もない隙間だらけの家でした。
当然、冬は猛烈に寒かったのですが、通気性は良く、地震や台風・火事などの自然災害にさえ遭遇しなければ、家は長持ちし耐久性は優れていたのです。
近年、古民家再生が静かなブームですが、再生できるのは戦前建てられたこうした風通しのいい家で、その多くは吟味された木材を使い、構造がしっかりした家だけです。
しかし、オイルショック以降、続いているこの国の家づくりは、壁の中に断熱材を押し込み、アルミサッシを使い、中途半端な断熱化と気密化が進む中、家の通気性は損なわれ、冷暖房だけが普及してきたのです。
特に、冬の暖房は石油ファンヒーターを使うご家庭もまだ多く、冬に結露する家が、ごく普通にみられます。
さらに、エアコンも普及と温暖化の影響もあり、過度な冷房による夏の逆転結露が業界内でも問題視されるようになってきました。
また、昔から換気といえば、窓開けが一般的で、換気扇といえば浴室やキッチン・トイレなどの局所換気だけでの家も多く、ライフスタイルの変化もあり、日中不在がちな状況の中、絶対的な換気量が不足している家庭も多いのです。
シックハウス法の制定以降、24時間換気の設置が義務化にはなりましたが、使用するしないは個人の判断ということもあり、寒さや電気代を気にして消している方も少なくありません。
その結果、室内と室外・暖房室と非暖房室との温度差が生じ、湿気や結露が、室内のみならず壁体内にも発生し、カビや腐朽菌によって、木材が腐れたり、蟻害によって日本の住宅は築30年ももたない家になっているのですが、これは、間違った家のつくりと暮らし方のミスマッチによって、引き起こされているといっても過言ではありません。
現在の新築住宅も、残念ながらこの傾向は続いており、名ばかりの長寿命住宅が次々と建てられているのが現状です。
現在の長期優良住宅制度にある、劣化対策として用いられているのは、防腐材や防蟻剤の使用で、維持管理にしても、定期的な点検とメンテナンスがベースで、湿気や内部結露対策は、ユーザー側の責任として、ほとんど講じられていないのです。
一方で、さらなる省エネ化が叫ばれ、見た目の断熱性能の強化や省エネ設備や太陽光再エネ設備の導入ばかりが叫ばれているのです。
しかしながら、湿気や結露に対しての根本的な対策は不十分で、今後、家の耐久性がどうなるのか非常に危惧している次第です。
私達の暮らしは、冷暖房があたり前となり、生活スタイルも一変しました。
空気清浄機は大分普及してきましたが、肝心な換気については、まだ関心が薄く、局所暖房や家干しや冬季の加湿によって、益々、結露が発生しやすくなり、年中、高湿度の状態に置かれ、カビや臭いに悩まされているご家庭も多いのではないでしょうか。
昔の様に寒ければ寒いなりの、暑ければ暑いなりの生活をおくり、換気さえ励行すれば、湿気や結露・カビなどの対処は、わりと簡単ですが、現実的には到底無理な話です。
今、求められているのは、現代の暮らしに合わせた家のつくりであり、ユーザー自身も、これまでの暮らし方を見直し、それぞれの工夫や改善も必要なのです。
工夫や改善というと難しそうですが、家の中の空気を綺麗な状態に保つための換気を励行し、家の中の湿度と温度のバリアをなくすようにすればいいだけです。
そして、大事なのがこうした室内環境にするためのエネルギーを最小限に抑える断熱性能の高い家にしなければならないのです。
性能が低ければ、光熱費の負担は大きく、人間誰もが節約意識がはたらくために、戸を閉め切り使う時だけ、いる部屋だけ暖める局所的な冷暖房や間欠冷暖房になってしまい、不快な温度差ばかりか湿気や結露は解消しないのです。
基本的に、暖房も冷房も換気や除湿も部屋単位ではなく、家全体で考え、温度差や湿度差・清浄さのバリアをなくすことが、これらの問題を解決する唯一の手段だという認識を造り手も住まい手も持つ必要があるのです。
多くの人が勘違いしているのが、通気や通風・換気と家の隙間がもたらす漏気の違いです。
特に、通気と隙間がもたらす漏気(すきま風)に関しては、似て非なるものですが、多くの方々が混同しているのです。
今でも、通気という概念は、建築関係の方にも一般のユーザーにも、根強く残っており、気密はそこそこでいいとか中気密で十分といった話を真顔でいう方も多く、高気密という言葉に拒否反応を持たれている方は少なくありません。
弊社が、床下に換気口を設けたり、小屋裏に排気ファンを設けるのは、床下から小屋裏までの空気層をつくり、構造内の風通しをよくさせるためで、こうした働きを「通気」と言います。
※ もちろん、冬は、寒くなるので通気機能をオフにして、通気させるのは春から秋の間で、梅雨時期も、湿気の侵入を避けるために閉鎖が基本です。
そして、窓開けや機械換気によって、室内に空気の流れをつくるのが通風であり、新鮮な空気を取り入れ、湿気や汚れた空気を外へ排出することが換気なのです。
一方で、家の隙間によって、足元をスースーさせるのが、隙間風ですが、これは、暖められた空気が煙突現象によって、建物上部へ上昇し、隙間から漏れた分の空気を、建物の床下や壁から、引っ張り込んでしまう隙間換気という現象です。
つまり、隙間風は隙間からの漏気によってもたらされるのです。
そして、家の隙間は、冬ばかりでなく、暑い夏にも熱せられた壁の中や小屋裏からも、熱気や湿気の侵入の原因になるので厄介な存在でもあるのです。
家を高気密にするということは、隙間によって生じる、壁の中での空気や湿気の移動をなくすことにあります。
そして、適切な換気を機能させるためにも、外の空気を取り入れる給気と汚れた空気を排気する、空気の入り口と出口を明確にする必要があり、家中に隙間があると計画どうりに換気の機能を果たさないのです。
※ ストローにつまようじで穴を開けると、ジュースなどが上手く吸い込めなくなったり、掃除機のホースに隙間があると吸い込みが悪くなるのと同じ理屈です。
漏気による隙間換気は、隙間の大きさと室内外の温度差や風の大小によって、大きく変わります。
隙間が大きければ大きいほど、家を暖かくすればするほど、外が寒ければ寒いほど、その量は多くなり、風が強ければさらにその量は増加します。
そして、厄介なのが、外と室内や部屋間の温度差が大きくなる冬は、隙間換気がはたらくのですが、温度差の少ない時期は、いくら隙間があっても漏気による空気の動きは、風が強く吹かない限り、ほとんど働かなくなるのです。
※ 夏の暑い日に、窓を開けても風がなければ空気が動かないのと同じ理屈です。
隙間による漏気は、冬には隙間風がどんどん入り込み、せっかく暖房で温めた空気を外に逃してしまい、省エネ性や快適性に悪影響を及ぼし、春から秋には空気が動かずいくら隙間があっても、空気は換気されずに汚れて、湿度も高くなっていくのです。
高気密・高断熱とは名ばかりの住宅が、未だに多い中、冬は隙間風に悩まされ、換気を消したり、足元が冷える住宅も多く、梅雨や夏場は、逆に換気不足と思われる住宅が非常に多いのです。
要するに、風が吹き、寒い冬の外で、セーターを着ても暖かくないのと同じで、いくら断熱材を厚くしても、気密が悪ければ、計算値通りの性能を発揮することはなく、省エネで温度差のない暮らしを実現するのは難しいのです。
そして、このような家で、家全体を冷暖房しようとすると、多額の光熱費がかかるために、結局はいるところだけ・使う部屋だけ暖める局所的な冷暖房を強いられてしまい、家の中や壁の中では、結露が発生し、カビやダニも繁殖し、木材も腐り、建物の耐久性が損なわれ、空気の汚れと温度差によって、人の健康まで脅かしてしまうのです。
つまり、気密や断熱が疎かな家で、家を暖めたり冷やしたりする限りは、従来から続く、負の連鎖は、いつまでも解消されないばかりか、中途半端に、断熱性能を強化した現代の住宅では、湿気や結露による経年劣化のスピードは、これまで以上に速まる危険性すらあり、住宅ローンの払い終える前に、その価値を失ってしまう可能性も十分あり得るということをリアルに考えなければならないのです。
快適で健康な暮らしを送るためには、温度差のない・きれいな空気の中で暮らすことが何より重要ですが、こうした暮らしを少ないエネルギーで叶えるためには、気密と断熱が両輪であり、適切な冷暖房や換気も必要で、家を長持ちさせるには、構造の通気性も重要なポイントなのです。
こうした、気密性と通気性というある意味相反する性能を合わせ持っているのが、外断熱と二重通気の技術を組み合わせて誕生したソーラーサーキットの家で、換気によって、家の中の空気は常に新鮮に保ち、寒い冬には閉鎖し、春から秋には解放することによって、冬はもちろん、夏も省エネ性を高め、構造躯体にも、通気性をもたせることで、人と建物の健康をいつまでも守る日本の気候風土に適した理想の住いと言えるのです。
当然、冬は猛烈に寒かったのですが、通気性は良く、地震や台風・火事などの自然災害にさえ遭遇しなければ、家は長持ちし耐久性は優れていたのです。
近年、古民家再生が静かなブームですが、再生できるのは戦前建てられたこうした風通しのいい家で、その多くは吟味された木材を使い、構造がしっかりした家だけです。
しかし、オイルショック以降、続いているこの国の家づくりは、壁の中に断熱材を押し込み、アルミサッシを使い、中途半端な断熱化と気密化が進む中、家の通気性は損なわれ、冷暖房だけが普及してきたのです。
特に、冬の暖房は石油ファンヒーターを使うご家庭もまだ多く、冬に結露する家が、ごく普通にみられます。
さらに、エアコンも普及と温暖化の影響もあり、過度な冷房による夏の逆転結露が業界内でも問題視されるようになってきました。
また、昔から換気といえば、窓開けが一般的で、換気扇といえば浴室やキッチン・トイレなどの局所換気だけでの家も多く、ライフスタイルの変化もあり、日中不在がちな状況の中、絶対的な換気量が不足している家庭も多いのです。
シックハウス法の制定以降、24時間換気の設置が義務化にはなりましたが、使用するしないは個人の判断ということもあり、寒さや電気代を気にして消している方も少なくありません。
その結果、室内と室外・暖房室と非暖房室との温度差が生じ、湿気や結露が、室内のみならず壁体内にも発生し、カビや腐朽菌によって、木材が腐れたり、蟻害によって日本の住宅は築30年ももたない家になっているのですが、これは、間違った家のつくりと暮らし方のミスマッチによって、引き起こされているといっても過言ではありません。
現在の新築住宅も、残念ながらこの傾向は続いており、名ばかりの長寿命住宅が次々と建てられているのが現状です。
現在の長期優良住宅制度にある、劣化対策として用いられているのは、防腐材や防蟻剤の使用で、維持管理にしても、定期的な点検とメンテナンスがベースで、湿気や内部結露対策は、ユーザー側の責任として、ほとんど講じられていないのです。
一方で、さらなる省エネ化が叫ばれ、見た目の断熱性能の強化や省エネ設備や太陽光再エネ設備の導入ばかりが叫ばれているのです。
しかしながら、湿気や結露に対しての根本的な対策は不十分で、今後、家の耐久性がどうなるのか非常に危惧している次第です。
私達の暮らしは、冷暖房があたり前となり、生活スタイルも一変しました。
空気清浄機は大分普及してきましたが、肝心な換気については、まだ関心が薄く、局所暖房や家干しや冬季の加湿によって、益々、結露が発生しやすくなり、年中、高湿度の状態に置かれ、カビや臭いに悩まされているご家庭も多いのではないでしょうか。
昔の様に寒ければ寒いなりの、暑ければ暑いなりの生活をおくり、換気さえ励行すれば、湿気や結露・カビなどの対処は、わりと簡単ですが、現実的には到底無理な話です。
今、求められているのは、現代の暮らしに合わせた家のつくりであり、ユーザー自身も、これまでの暮らし方を見直し、それぞれの工夫や改善も必要なのです。
工夫や改善というと難しそうですが、家の中の空気を綺麗な状態に保つための換気を励行し、家の中の湿度と温度のバリアをなくすようにすればいいだけです。
そして、大事なのがこうした室内環境にするためのエネルギーを最小限に抑える断熱性能の高い家にしなければならないのです。
性能が低ければ、光熱費の負担は大きく、人間誰もが節約意識がはたらくために、戸を閉め切り使う時だけ、いる部屋だけ暖める局所的な冷暖房や間欠冷暖房になってしまい、不快な温度差ばかりか湿気や結露は解消しないのです。
基本的に、暖房も冷房も換気や除湿も部屋単位ではなく、家全体で考え、温度差や湿度差・清浄さのバリアをなくすことが、これらの問題を解決する唯一の手段だという認識を造り手も住まい手も持つ必要があるのです。
多くの人が勘違いしているのが、通気や通風・換気と家の隙間がもたらす漏気の違いです。
特に、通気と隙間がもたらす漏気(すきま風)に関しては、似て非なるものですが、多くの方々が混同しているのです。
今でも、通気という概念は、建築関係の方にも一般のユーザーにも、根強く残っており、気密はそこそこでいいとか中気密で十分といった話を真顔でいう方も多く、高気密という言葉に拒否反応を持たれている方は少なくありません。
弊社が、床下に換気口を設けたり、小屋裏に排気ファンを設けるのは、床下から小屋裏までの空気層をつくり、構造内の風通しをよくさせるためで、こうした働きを「通気」と言います。
※ もちろん、冬は、寒くなるので通気機能をオフにして、通気させるのは春から秋の間で、梅雨時期も、湿気の侵入を避けるために閉鎖が基本です。
そして、窓開けや機械換気によって、室内に空気の流れをつくるのが通風であり、新鮮な空気を取り入れ、湿気や汚れた空気を外へ排出することが換気なのです。
一方で、家の隙間によって、足元をスースーさせるのが、隙間風ですが、これは、暖められた空気が煙突現象によって、建物上部へ上昇し、隙間から漏れた分の空気を、建物の床下や壁から、引っ張り込んでしまう隙間換気という現象です。
つまり、隙間風は隙間からの漏気によってもたらされるのです。
そして、家の隙間は、冬ばかりでなく、暑い夏にも熱せられた壁の中や小屋裏からも、熱気や湿気の侵入の原因になるので厄介な存在でもあるのです。
家を高気密にするということは、隙間によって生じる、壁の中での空気や湿気の移動をなくすことにあります。
そして、適切な換気を機能させるためにも、外の空気を取り入れる給気と汚れた空気を排気する、空気の入り口と出口を明確にする必要があり、家中に隙間があると計画どうりに換気の機能を果たさないのです。
※ ストローにつまようじで穴を開けると、ジュースなどが上手く吸い込めなくなったり、掃除機のホースに隙間があると吸い込みが悪くなるのと同じ理屈です。
漏気による隙間換気は、隙間の大きさと室内外の温度差や風の大小によって、大きく変わります。
隙間が大きければ大きいほど、家を暖かくすればするほど、外が寒ければ寒いほど、その量は多くなり、風が強ければさらにその量は増加します。
そして、厄介なのが、外と室内や部屋間の温度差が大きくなる冬は、隙間換気がはたらくのですが、温度差の少ない時期は、いくら隙間があっても漏気による空気の動きは、風が強く吹かない限り、ほとんど働かなくなるのです。
※ 夏の暑い日に、窓を開けても風がなければ空気が動かないのと同じ理屈です。
隙間による漏気は、冬には隙間風がどんどん入り込み、せっかく暖房で温めた空気を外に逃してしまい、省エネ性や快適性に悪影響を及ぼし、春から秋には空気が動かずいくら隙間があっても、空気は換気されずに汚れて、湿度も高くなっていくのです。
高気密・高断熱とは名ばかりの住宅が、未だに多い中、冬は隙間風に悩まされ、換気を消したり、足元が冷える住宅も多く、梅雨や夏場は、逆に換気不足と思われる住宅が非常に多いのです。
要するに、風が吹き、寒い冬の外で、セーターを着ても暖かくないのと同じで、いくら断熱材を厚くしても、気密が悪ければ、計算値通りの性能を発揮することはなく、省エネで温度差のない暮らしを実現するのは難しいのです。
そして、このような家で、家全体を冷暖房しようとすると、多額の光熱費がかかるために、結局はいるところだけ・使う部屋だけ暖める局所的な冷暖房を強いられてしまい、家の中や壁の中では、結露が発生し、カビやダニも繁殖し、木材も腐り、建物の耐久性が損なわれ、空気の汚れと温度差によって、人の健康まで脅かしてしまうのです。
つまり、気密や断熱が疎かな家で、家を暖めたり冷やしたりする限りは、従来から続く、負の連鎖は、いつまでも解消されないばかりか、中途半端に、断熱性能を強化した現代の住宅では、湿気や結露による経年劣化のスピードは、これまで以上に速まる危険性すらあり、住宅ローンの払い終える前に、その価値を失ってしまう可能性も十分あり得るということをリアルに考えなければならないのです。
快適で健康な暮らしを送るためには、温度差のない・きれいな空気の中で暮らすことが何より重要ですが、こうした暮らしを少ないエネルギーで叶えるためには、気密と断熱が両輪であり、適切な冷暖房や換気も必要で、家を長持ちさせるには、構造の通気性も重要なポイントなのです。
こうした、気密性と通気性というある意味相反する性能を合わせ持っているのが、外断熱と二重通気の技術を組み合わせて誕生したソーラーサーキットの家で、換気によって、家の中の空気は常に新鮮に保ち、寒い冬には閉鎖し、春から秋には解放することによって、冬はもちろん、夏も省エネ性を高め、構造躯体にも、通気性をもたせることで、人と建物の健康をいつまでも守る日本の気候風土に適した理想の住いと言えるのです。
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30年持てば十分?
冗談半分だとは思いますが、そんな長生きしないから30年も持てばいいので外断熱でなくていいよ。とご依頼を頂戴するケースがございます。
どんな家であれ、光熱費を考えなければ、冬暖かくて夏涼しい家は可能で、温度差のない暮らしと適切な換気をすれば、家も腐らずに30年どころか50年でも60年でも住み続けることは可能です。
しかしながら、温熱環境と空気環境が疎かな家で、温度差のない暮らしをしようとすると、多額の光熱費がかかる上、気密の悪さから換気不良も招いてしまうのです。
結局は、節約意識から、従来の局所暖房となり、温度差による湿気や結露・カビ・ダニの問題は解消されずに、性能の劣化が徐々に進み、建物はもちろん、住む人の健康まで脅かしてしまうのです。
人生100年時代とも言われる中、家のローン返済が終わる30年後・35年後以降も、その家で、健康に暮らし続けられるかどうかをリアルに考えなければなりません。
身体が丈夫で健康なうちは、多少の寒さや暑さ・家の温度差や空気の汚れは、健康に、すぐさま直結する問題ではありませんが、人間誰しもが年老いていくのは自然ですので、体力や免疫力が低下する老後のことも考えなければならないのではないでしょうか。
現在、日本の住宅の耐用年数は、30年にも満たず、解体される住宅の築年数は、平均で27年前後となっています。
そしてなぜ30年ももたないのかと言えば、湿気や結露による住宅の腐朽やシロアリの食害による耐久性の低下が大きな原因です。
今の新築は、40年も50年も持つのではと思っている方も多いのですが、現代の住宅も、従来の延長線の家が大半で、中途半端な断熱化と気密化によって、住み心地が悪いばかりでなく、目に見えない構造そのものも、湿気や結露で蝕まれ、これまで以上に短命になる危険性を孕んでいるという認識が必要なのです。
もちろん、構造の劣化対策もそれなりに考えられてはいるのですが、湿気や結露対策は不十分であり、結局は、結露しても腐らないような薬剤に頼った劣化対策が主流で、その効果は、どれほど持続するのか、健康への影響はないのかと言えば、誰も分からないというのが、実状なのです。
人口減少が進む中、土地という資産価値の上昇は見込めず、年金の削減や支給年齢の繰り下げなどを鑑みれば、将来の住み替えや建て替えは、よほど恵まれた方でなければ困難です。
つまり、これまでのスクラップ&ビルドという壊しては建てるというこの国の家づくりのあり方はこれからは、通用しない時代であり、いい家を造って、キチンと手入れをして、家を長持ちさせ、老後はもちろん、子や孫の世代に引き継げる長寿命の家づくりが必要なのです。
こうした話をすると、マイホームを検討している方に、水を差す様で恐縮ではありますが、単に見た目や価格だけで、マイホームを取得した方々は、後々、光熱費の負担にくわえ、寒さや暑さ・湿気や結露で、多くの不満や我慢・ストレスを感じながらの生活を強いられるケースが多く、健康を害したり、家庭不和を招いてしまうこともあるということを理解する必要があります。
予算や毎月の支払は、非常に重要な要素ですが、ここから家づくりを検討すると、大事な部分がどうしても見えなくなり、優先順位を見誤ってしまうのが家づくりの怖いところなのです。
予算を抑えた安価な建物は、いくらでも建てられますが、価格が安くて、光熱費や維持費もかからず、快適に健康な暮らしが送れ、地震に強く長持ちする家を造るのは難しく、造ろうとするとどうしても、温熱環境と空気環境が疎かな住宅になってしまうのです。
その結果、当初の予算は抑えられたとしても、光熱費や医療費・生活費の負担はもちろん、修繕費や解体費・建替えコストなど、トータルで考えれば、逆に何千万も高くついてしまうのが現実なのです。
ナイチンゲールは、「空気の汚れと身体の冷え」が病を引き起こす最大の要因だと、看護のバイブル「看護覚え書」の中で説いています。
温度差のないキレイな空気の中で暮らすことこそが、私達の健康を守る源でもあり、健康寿命を伸ばすことは、ご本人はもとより、大事な家族を守るためにも非常に重要なことです。
マイホームは、人生で一番高い買い物であり、一生一代の大事業でもあるということをご理解いただき、将来、後悔しない家づくりを進めていただきたいと思います。
どんな家であれ、光熱費を考えなければ、冬暖かくて夏涼しい家は可能で、温度差のない暮らしと適切な換気をすれば、家も腐らずに30年どころか50年でも60年でも住み続けることは可能です。
しかしながら、温熱環境と空気環境が疎かな家で、温度差のない暮らしをしようとすると、多額の光熱費がかかる上、気密の悪さから換気不良も招いてしまうのです。
結局は、節約意識から、従来の局所暖房となり、温度差による湿気や結露・カビ・ダニの問題は解消されずに、性能の劣化が徐々に進み、建物はもちろん、住む人の健康まで脅かしてしまうのです。
人生100年時代とも言われる中、家のローン返済が終わる30年後・35年後以降も、その家で、健康に暮らし続けられるかどうかをリアルに考えなければなりません。
身体が丈夫で健康なうちは、多少の寒さや暑さ・家の温度差や空気の汚れは、健康に、すぐさま直結する問題ではありませんが、人間誰しもが年老いていくのは自然ですので、体力や免疫力が低下する老後のことも考えなければならないのではないでしょうか。
現在、日本の住宅の耐用年数は、30年にも満たず、解体される住宅の築年数は、平均で27年前後となっています。
そしてなぜ30年ももたないのかと言えば、湿気や結露による住宅の腐朽やシロアリの食害による耐久性の低下が大きな原因です。
今の新築は、40年も50年も持つのではと思っている方も多いのですが、現代の住宅も、従来の延長線の家が大半で、中途半端な断熱化と気密化によって、住み心地が悪いばかりでなく、目に見えない構造そのものも、湿気や結露で蝕まれ、これまで以上に短命になる危険性を孕んでいるという認識が必要なのです。
もちろん、構造の劣化対策もそれなりに考えられてはいるのですが、湿気や結露対策は不十分であり、結局は、結露しても腐らないような薬剤に頼った劣化対策が主流で、その効果は、どれほど持続するのか、健康への影響はないのかと言えば、誰も分からないというのが、実状なのです。
人口減少が進む中、土地という資産価値の上昇は見込めず、年金の削減や支給年齢の繰り下げなどを鑑みれば、将来の住み替えや建て替えは、よほど恵まれた方でなければ困難です。
つまり、これまでのスクラップ&ビルドという壊しては建てるというこの国の家づくりのあり方はこれからは、通用しない時代であり、いい家を造って、キチンと手入れをして、家を長持ちさせ、老後はもちろん、子や孫の世代に引き継げる長寿命の家づくりが必要なのです。
こうした話をすると、マイホームを検討している方に、水を差す様で恐縮ではありますが、単に見た目や価格だけで、マイホームを取得した方々は、後々、光熱費の負担にくわえ、寒さや暑さ・湿気や結露で、多くの不満や我慢・ストレスを感じながらの生活を強いられるケースが多く、健康を害したり、家庭不和を招いてしまうこともあるということを理解する必要があります。
予算や毎月の支払は、非常に重要な要素ですが、ここから家づくりを検討すると、大事な部分がどうしても見えなくなり、優先順位を見誤ってしまうのが家づくりの怖いところなのです。
予算を抑えた安価な建物は、いくらでも建てられますが、価格が安くて、光熱費や維持費もかからず、快適に健康な暮らしが送れ、地震に強く長持ちする家を造るのは難しく、造ろうとするとどうしても、温熱環境と空気環境が疎かな住宅になってしまうのです。
その結果、当初の予算は抑えられたとしても、光熱費や医療費・生活費の負担はもちろん、修繕費や解体費・建替えコストなど、トータルで考えれば、逆に何千万も高くついてしまうのが現実なのです。
ナイチンゲールは、「空気の汚れと身体の冷え」が病を引き起こす最大の要因だと、看護のバイブル「看護覚え書」の中で説いています。
温度差のないキレイな空気の中で暮らすことこそが、私達の健康を守る源でもあり、健康寿命を伸ばすことは、ご本人はもとより、大事な家族を守るためにも非常に重要なことです。
マイホームは、人生で一番高い買い物であり、一生一代の大事業でもあるということをご理解いただき、将来、後悔しない家づくりを進めていただきたいと思います。
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大衡宿泊体感モデルハウスの床下環境
一昨日、梅雨時期の床下結露について紹介させていただきましたが、昨日、大衡のときわ台南のリアルサイズの宿泊体感モデルにて、打ち合わせがあったので、お客様の目の前で床下の点検口を開けて、床下内部をご確認いただきました。
先ずは、床下内部の温湿環境ですが、温度が21℃で湿度が76%で、外はかなり暑く32℃で55%位の湿度でした。
またここで、面倒な話になり、恐縮ですが、
外の空気1立米中には、計算上、約18.5gの水蒸気が含んでいることになります。
一方で、この建物の床下の21℃・75%の空気には、約14gの水蒸気が含んでいる計算になるのですが、水蒸気量が、外よりも少ないということは、基礎外断熱によって、気密性が確保され、外の空気が床下に侵入していない証とも言えます。
そして、ダイニングにある温湿計を見てみると、25.4℃で65%になっており、ざっと計算すると、室内の空気にも約14gの水蒸気を含んでいる計算となるのです。
何を言いたいのかというと、この建物は4月末に完成したばかりの建物で、本来、基礎コンクリートに含まれている水分が抜けきらないために、普通の家であれば、湿度はもっと高く、21℃位の温度であれば90%~100%になり、結露していてもおかしくはないのです。
しかし、基礎外断熱で気密が高い建物では、床下も室内空間であり、床下で気密をとるわけでもなく、断熱材も施工するわけでもないので、床下の水蒸気の粒子は、温度が高く、水蒸気量の少ない室内側に移動するのです。
水蒸気の移動は、湿度何%という相対湿度ではなく、空気中の水蒸気量を表す絶対湿度が高い箇所から低い箇所へと移動するので、床下から室内側へと移動し、床下の水蒸気量と室内の水蒸気量が一定になろうとする働きが生まれるわけです。
つまり、室内の湿度調整や換気によって、床下の湿気も徐々に解消し、通常、最低2年はかかると言われるコンクリートの水分も短期間で乾燥するのがソーラーサーキットの家なのです。
百聞は一見にしかずではありませんが、違いのわかる夏の季節に是非、ソーラーサーキットの夏の爽やかさをご体感下さい。
※ 弊社で、1階の床材に、無垢材を推奨しているのは、単に見た目の雰囲気や肌触りの良さだけではなく、こうした水蒸気の移動を促進するための透湿性も考慮しているのです。
先ずは、床下内部の温湿環境ですが、温度が21℃で湿度が76%で、外はかなり暑く32℃で55%位の湿度でした。
またここで、面倒な話になり、恐縮ですが、
外の空気1立米中には、計算上、約18.5gの水蒸気が含んでいることになります。
一方で、この建物の床下の21℃・75%の空気には、約14gの水蒸気が含んでいる計算になるのですが、水蒸気量が、外よりも少ないということは、基礎外断熱によって、気密性が確保され、外の空気が床下に侵入していない証とも言えます。
そして、ダイニングにある温湿計を見てみると、25.4℃で65%になっており、ざっと計算すると、室内の空気にも約14gの水蒸気を含んでいる計算となるのです。
何を言いたいのかというと、この建物は4月末に完成したばかりの建物で、本来、基礎コンクリートに含まれている水分が抜けきらないために、普通の家であれば、湿度はもっと高く、21℃位の温度であれば90%~100%になり、結露していてもおかしくはないのです。
しかし、基礎外断熱で気密が高い建物では、床下も室内空間であり、床下で気密をとるわけでもなく、断熱材も施工するわけでもないので、床下の水蒸気の粒子は、温度が高く、水蒸気量の少ない室内側に移動するのです。
水蒸気の移動は、湿度何%という相対湿度ではなく、空気中の水蒸気量を表す絶対湿度が高い箇所から低い箇所へと移動するので、床下から室内側へと移動し、床下の水蒸気量と室内の水蒸気量が一定になろうとする働きが生まれるわけです。
つまり、室内の湿度調整や換気によって、床下の湿気も徐々に解消し、通常、最低2年はかかると言われるコンクリートの水分も短期間で乾燥するのがソーラーサーキットの家なのです。
百聞は一見にしかずではありませんが、違いのわかる夏の季節に是非、ソーラーサーキットの夏の爽やかさをご体感下さい。
※ 弊社で、1階の床材に、無垢材を推奨しているのは、単に見た目の雰囲気や肌触りの良さだけではなく、こうした水蒸気の移動を促進するための透湿性も考慮しているのです。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
省エネよりも小エネで快適な暮らしを
皆さんのご家庭の光熱費は、年間どれくらいでしょう。
画像は、23年に総務省が公表した3人以上の家庭の光熱費の平均ですが、東北地方の平均は、電気・ガス・灯油を併用しているご家庭では、年間で平均247,000円となっています。
その後のデータは、なかなか見つけられないのですが、震災以降、電気・ガス・灯油全てが25%程上昇しており、同じ使用量であれば、おそらく現在の平均は、年間30万程度になっていると言われています。
しかも、多くのご家庭では、年間25万~30万円の光熱費を費やしながらも、寒さや暑さ・湿気・結露の問題や不快な温度差などのストレスや大きな不満をかかえながら生活しているのが現状ではないでしょうか。
しかし、今後も、エネルギー価格や再エネ賦課金のさらなる上昇は必至で、炭素税や原発廃炉費用の国民負担等も考慮すると、近い将来、大きな負担を強いられるということもリアルに考えなければなりません。
住宅業界では、現在ZEH(ゼロエネルギーハウス)を軸にした営業展開を推進していますが、設備はともかく、ベースとなる家の気密や断熱性能が不十分な家も多く、いくら省エネ設備や創エネ設備を導入しても、結局は、エネルギーを浪費してしまい、節約意識がはたらき、我慢やストレスを強いられる生活を余儀なくされるという認識も必要です。
そして、我慢すればするほど、従来の局所暖房の生活になってしまい、家の温度差による、湿気や結露・カビやダニなどの問題は解消されずに、住む人と建物の健康を脅かしてしまうから厄介なのです。
小さいエネルギーで、室内の空気質(清浄さ・温度・湿度)を整えた、空気のバリアフリーの家にすることこそが、真の省エネ住宅であり、賢い節約つまり賢約とも言えるのではないでしょうか。
弊社の外断熱の家にお住いのご家庭の平均光熱費は、約18,000円前後であり、中には15,000円以下で、寒さ暑さを感じず快適に暮らしているお客様も多くいらっしゃいます。
太陽光を搭載する場合でも、㎡あたり0.4KW~0.5KWで十分にゼロエネになり、しかも、家中の温度差も少なく、きれいな空気に満たされた快適な暮らしと人と建物の健康をいつまでも守り、50年後も価値ある住まいが実現するのです。
今後、住まいの光熱費は、生きている限り続く、生涯コストという考え方が、必要な時代となってきましたので、家の性能を重視した家づくりを進めていただきたいと思います。
画像は、23年に総務省が公表した3人以上の家庭の光熱費の平均ですが、東北地方の平均は、電気・ガス・灯油を併用しているご家庭では、年間で平均247,000円となっています。
その後のデータは、なかなか見つけられないのですが、震災以降、電気・ガス・灯油全てが25%程上昇しており、同じ使用量であれば、おそらく現在の平均は、年間30万程度になっていると言われています。
しかも、多くのご家庭では、年間25万~30万円の光熱費を費やしながらも、寒さや暑さ・湿気・結露の問題や不快な温度差などのストレスや大きな不満をかかえながら生活しているのが現状ではないでしょうか。
しかし、今後も、エネルギー価格や再エネ賦課金のさらなる上昇は必至で、炭素税や原発廃炉費用の国民負担等も考慮すると、近い将来、大きな負担を強いられるということもリアルに考えなければなりません。
住宅業界では、現在ZEH(ゼロエネルギーハウス)を軸にした営業展開を推進していますが、設備はともかく、ベースとなる家の気密や断熱性能が不十分な家も多く、いくら省エネ設備や創エネ設備を導入しても、結局は、エネルギーを浪費してしまい、節約意識がはたらき、我慢やストレスを強いられる生活を余儀なくされるという認識も必要です。
そして、我慢すればするほど、従来の局所暖房の生活になってしまい、家の温度差による、湿気や結露・カビやダニなどの問題は解消されずに、住む人と建物の健康を脅かしてしまうから厄介なのです。
小さいエネルギーで、室内の空気質(清浄さ・温度・湿度)を整えた、空気のバリアフリーの家にすることこそが、真の省エネ住宅であり、賢い節約つまり賢約とも言えるのではないでしょうか。
弊社の外断熱の家にお住いのご家庭の平均光熱費は、約18,000円前後であり、中には15,000円以下で、寒さ暑さを感じず快適に暮らしているお客様も多くいらっしゃいます。
太陽光を搭載する場合でも、㎡あたり0.4KW~0.5KWで十分にゼロエネになり、しかも、家中の温度差も少なく、きれいな空気に満たされた快適な暮らしと人と建物の健康をいつまでも守り、50年後も価値ある住まいが実現するのです。
今後、住まいの光熱費は、生きている限り続く、生涯コストという考え方が、必要な時代となってきましたので、家の性能を重視した家づくりを進めていただきたいと思います。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]